煩悩寺和尚のドライビングマナーに喝っ!

喝っ!


日々修行。修行を苦行と思うか、楽行→行楽と思うかは己次第。遊びたいから仕事をし、仕事があるから遊びに行ける。無理を承知で仕事をして、何とかなるだろうでドライブに行く。行きは良い良い帰りは・・・、てな事にならないために、いくつかの眠気防止の悟りを授けよう!
 まず、目茶目茶に眠ければ寝る。簡単なことだがなかなか家族や友人と一緒では難しい。しかし、ほんの10~20分の仮眠だけでも不思議と復活できる。家族や友人に運転を変わってもらえないなら、ちょっとパーキングで遊んでもらっていて仮眠を取るのが一番。最近のパーキングには、遊歩道やちょっとした遊び場のあるところもあるので、下調べをしておくといい。安全を第一に考えて休ませてもらう。それを許してくれない家族や友人とは、早めに別れること。
 次にちょっと眠気を感じるときや運転に飽きてきたときに役立つのが、ゲーム感覚で前後左右の走行車を観察し、これらをイメージ世界で追撃や回避をして走る。己以外の眠そうな走りをしている車を探して走るのも良い。意外にいるもので、ハンドルにぶら下がるように運転していたり、車線内で蛇行していたり、横を通り過ぎるときにちょっと観ると、モアイのように一点を見つめているのは、間違いなく眠いはず。人の振り見て我が振り直せ。

また、燃費を気にして道の登り降りや、車速をコントロールしてアクセルワークに思考を巡らすと脳が活性化して、単純なアクセルワークやハンドリングにリズムが生まれ、脳が起きてくる。ただし、調子に乗るとオーバースピードになるので注意が必要。パトカーの追尾は洒落にならないゲームセットとなること間違いなし!
 他にはガムを噛む、堅いせんべいをバリバリと噛み砕く、大声で歌うのも有効なり。疲労による眠気なら、すっぱいもの(クエン酸系)も有効。コーヒーは利尿作用があるので要注意。しかし、これを利用してどれだけトイレを我慢できるか挑戦すると、緊張感で眠気がすっ飛ぶが、先の見えない渋滞にハマったときは地獄が待っていることを覚悟しなくてはならない。居眠り運転は通常、単調な運転になりがちな高速道路でよく起こる。よって運転に変化をもたせ休憩を程よく取りながら、楽しい行楽を楽しんでもらいたい。

合掌っ!


Text/煩悩寺和尚 Illust/叶雅生