正しい姿勢で運転できてる? マツダの開発担当さんにドライビングポジションのセット方法を教わってきた
カテゴリー: カーライフ
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2015/01/15
人馬一体を目指すなら、馬だけでなく人の姿勢も大事
編集部員A(以下、A):オートサロンは年々、規模が大きくなっていて楽しいですね。ダイハツブース、コペンだらけですごかったですし
ぴえいる(以下、ぴ):思い切りが良くていいブースだったね。あ、マツダブースにシュミレーターがあるよ!(ここで一発、Aに私のすごさを見せつけてやろう……)
A:うわっ、またスピンしたwwあ、今度はバリアにクリーンヒーット! あ~あ、もう車が動かないじゃないですかwww
ぴ:ったく、ギャラリーがうるさいから本来の華麗なドライビングが……
A:だいたい、ぴえいるさんはドライブポジションが悪すぎますよ
そういうAくんが教えてくれたのは、同じくマツダブース内で行われたドライビングポジションの特別講習だった。マツダが目指す「人馬一体」は、人と車が通じ合うこと。当然、ドライバーの要求に応えられる車は必要だが、それだけでは実現できない。「車に話しかけるドライバーの姿勢も重要です。そっぽを向いている人とうまく会話なんてできませんよね? それと同じことです」と講師で、車両開発を担当する楠木さんは教えてくれた。
というわけで、この講習で学んだ「正しいドライビングポジションの取り方」を解説していこう。
(1)ハンドルをいちばん奥へ押し込む&ハンドルをいちばん下へ下げる
(2)シートをいちばん奥へスライド&座面をいちばん下へ下げる
(3)背もたれを腹部が窮屈になるくらいまで起こす
(4)背もたれを腹部に違和感がなくなるまで倒す
(5)アクセルペダル、ブレーキペダルを踏みやすい位置にかかとをセットする
(6)足(足首、ふくらはぎ、すね、もも)に違和感のない自然な位置までシートを前にスライドする
(7)ボンネットの1/4が見えるくらいの位置まで座面を上げる
(8)両手をステアリング上部に乗せ、手首の付け根にステアリングがくるように引き出す
(9)ステアリングの間からメーターが見えるようステアリングの上下を調整する
以上が誰でもできる正しいドライビングポジションの取り方だ。身体にムダな力が入っていないからか、自然に車とフィットしてる感じで、とても楽に運転できそう。
なるほど、これなら……と、再度ドライブシミュレーションに挑戦。最初は順調だったが、調子に乗ってコーナーで「もう少し!」と踏み込んだため、あえなくスピン&まさかの横転……。結局、上手く走れなかったが、帰り道に教えてもらったドライビングポジションで車を運転してみたら、なんだか今までと違う景色が見えた気がした。これから運転がもっと楽しくなるかも!