最近、にわかに注目を集めている「自動運転」。各自動車メーカーはもちろんのこと、IT企業の雄Googleまでが参入し熱を帯びてきています。一部メーカーからは、「2020年までの実用化を目指す」といった声も。そこで今回は、「自動運転」の現状や課題などを、より深く知ることができる記事を集めてみました。

自動運転の現状と課題とは

視点・論点「自動車の自動運転」(解説アーカイブス|NHK解説委員会)
自動車ジャーナリストの清水和夫氏が、自動運転の技術や現状と未来、実現によるメリットなどを解説。「自動運転が普及すると渋滞緩和と交通事故抑止、さらに環境への負荷も減らすことが可能」と述べています。ただし、現在は技術進化の過渡期で、技術への過信は避けなくてはならないといった忠告もされています。

自動運転の原理「ベイズ定理」ってなに?

今、話題の自動運転車は、なぜ自動で運転できるのか? その基本メカニズムを「ベイズ理論」にまで遡って解説(ITトレンド・セレクト|現代ビジネス)
自動運転車の原理が解説された記事。センサーによる計測の部分よりも、検知した各種情報を処理するソフトウェアの仕組みを詳しく説明しています。記事によると、その基本になるのは「ペイズ定理」。なんと、18世紀に生まれた確率論で「siri」や「ルンバ」にも使われているのだとか。気になる人はご一読を。

ITSの第一人者が見る自動運転

ハンドル握らない自動運転技術研究に挑む(育て達人|名城大学)
ITS(高度交通システム)の第一人者、津川定之教授のインタビュー。自動運転が脚光を浴びるようになった背景や課題について語っています。「全く手放しで乗用車を運転するとなるとハードルは高い」とした上で、「まずはトラックの隊列走行と高齢者向け小型低速自動運転車が有望」と述べています。

動画で見る自動運転のハンドルさばき

動画で体験 日産の自動運転技術デモンストレーション(NISSAN EV blog|日産)
自動運転で走るリーフの運転席を動画で見られます。自動運転がわかりやすいように、ステアリングと車両の下が青や赤に光るのですが、青く光っているときは、車が周囲の状況を安全と認識、赤く光っているときは、交差点に進入してくる車両などを認識しているのだとか。

まとめ

自動運転には、技術的な問題はもちろん、法制面での問題が課題として残っています。ドライバーの安全責任はどうなるのかといった議論です。その一方で、高齢者やハンデを持った人には希望がもてる技術。「無人走行」とまでは行かなくても、より安全で便利な車に進化することを望むばかりです。

※サイト情報は2013年1月16日時点