ワイパー交換で視界スッキリ!【しっかりメンテ編】
カテゴリー: カーライフ
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2013/07/22
曲面になったウインドウガラス上を移動し、水滴をかき落とすのがワイパーの役割。トーナメント・タイプはブレードに掛かる圧力を均一にするための構造
作業しやすいようにワイパーアームを起こす。U字フック式の場合には、まずワイパー本体側のクリップを押し下げ、アームから本体を引き抜いて外す
本体を引き抜いたところ。国産車の多くがU字フックタイプを採用している。カー用品メーカーから出ているワイパーブレードもU字フック用がほとんど
ガラス面を傷付けてしまうことがあるので、U字フックの先端はタオルなどで保護しておくこと。アームは起こしたままにせず、いったん戻すのを忘れずに
社外品の中には、このようなロック機構を持つものも。空力特性を高める効果もある。交換が終わったら拭き残しや干渉がないかチェック
ゴム部品だけに紫外線や使用で劣化。マメにチェックしたい!
雨の日はワイパーが欠かせませんが、経年劣化によって交換が必要になる代表的パーツのひとつでもあります。ブレードの端が裂けていたり、全体にゴムがヘタッていれば即交換。たとえ見た目にダメージがなくても、装着から2年程度でゴムが硬化してしまうので要交換です。
国産車のワイパーで多く採用されているのは、弓状の骨を組み合わせたトーナメント・タイプ。ブレード(ゴム)にかかる圧力を均一にし、ウインドウガラス面を移動することによって変化する曲率に対して、しなやかにワイパーを追随させるための構造です。
また最近、欧州車などでは、よりシンプルな構造のフラットワイパーを採用する車種が増えてきました。こちらは空気抵抗を抑えることで高速走行時でも浮き上がりにくく、雪などにも強いという特長を持っています。
交換はたった5分程度の作業で完了!
ワイパーは、ガソリンスタンドや整備工場でメンテナンスを行う“ついでに”交換してもらうことが多いパーツですが、ここはひとつ、交換にチャレンジしてみましょう! カー用品の中には払拭性能が高く、ワンランク上のクリアな視界が得られるものや、ワイピングと同時にガラスを撥水加工できる高機能なタイプまでいろいろあるのです。
ワイパーを交換する際にポイントとなるのは、ワイパー本体とアームを連結している部分の形状とブレードの長さ。現在、国産車のフロントガラス用ワイパーは、アームの先端がU字になっており、そこにブレードを引っかける「U字フック」式を採用している場合が多いので、今回はその交換方法を取り上げます。
まず、作業しやすいようにワイパーアームを起こします。アームがいちばん下にあると起こせない車種もありますので、その場合は起こせる位置になるまでワイパーを作動させてください。次にワイパー中央にあるクリップを外し、アームから本体を引き抜きます。
新品を装着する際も、外したときと逆の手順でクリップ部分をU字フックに引っかけて取り付ければOK。カンタンでしょ? クリアな視界は安全運転の第一歩。雨にも負けず頑張ってくれるワイパーのコンディションをチェックしてあげましょう!
ワイパーブレードの交換には、「ソフト99 ガラコワイパー パワー撥水 エアロ」や「ソフト99 ガラコワイパー グラファイト超視界ブレード」、「PIAA エアロヴォーグ 超強力シリコートワイパー」などがオススメです。