車の運転でもっとも大切なこと。それは事故を起こさないことだ。事故を起こしてしまったら、自分の、そして、誰かの一生さえ変えてしまうこともある。とはいえ、自動車学校を卒業したのははるか昔。「最近では我流でなんとなく運転している」という人も多いだろう。そこで今回は、安全運転に役立つサイトを紹介。初心に戻って、自分の運転を見直してみよう。

1.安全運転のポイント「クルマ編」
正しい運転姿勢やシートベルトの締め方から始まり、車両感覚のつかみ方などの基本を掲載。交通量の多い交差点での右折や高速道路での合流など応用編も見られる。イラストや動画でも解説しているのでわかりやすい。ちなみに、正しいシート位置はブレーキペダルを右足でいっぱいに踏み込んだとき、膝がのびきらず少し余裕がある位置。みんな、守れてる?

2.日常点検整備のしかた(自家用乗用車の場合)
乱暴な運転をしていなくても、整備不良が事故へと発展することもある。このサイトは、エンジンルームやタイヤ、ブレーキ、灯火類など全18項目からなる、ドライバーができる日常点検整備の仕方が、写真やイラスト入りで紹介されている。特に「エンジンをかけたときや走行中に、普段と違うにおいや音、振動などを感じたら早めに点検」と呼びかけている。

3.全国交通事故多発交差点マップ
「君子危うきに近寄らず」ではないが、事故が多発する場所にはそれなりの理由があるもの。このサイトでは各都道府県で事故が多発している交差点を紹介。事故が発生した時間帯や状況、要因なども解説してある。ちなみに、2011(平成23)年に東京都でもっとも事故が多かった交差点は、東京都杉並区高井戸「中の橋交差点」の17件。自分がよく使う交差点が入ってないか、確認しておきたい。

4.危険予知・事故回避トレーニング
危険予知をゲーム風にリメイクしたサイト。運転画面が現れるので、制限時間内に注意すべき場所を探してクリックする。夜の住宅街や高速道路の出口、昼間のオフィス街など現実に近いシチュエーションが用意されている。解説も詳しいので事故防止の参考になる。ちなみに、「昼間のオフィス街では背の高いミニバンに隠れた横断者に注意!」とのこと。

まとめ
事故を100%防止することはできないが、日々気をつけたり努力することにより、危険を減らすことはできる。車の状態をしっかりと把握し、正しい運転姿勢と操作を心がけ、危険な場所や状況を知っておく。これだけでも運転が漫然にならずに気の張った丁寧なドライビングができるだろう。

※サイト情報は2013年3月6日時点

安全運転のポイント「クルマ編」(ホンダ公式サイト内。二輪車の運転アドバイスも掲載している)

安全運転のポイント「クルマ編」(ホンダ公式サイト内。二輪車の運転アドバイスも掲載している)

日常点検整備のしかた(自家用乗用車の場合) (トヨタ公式サイト内。アフターサービスの項目で見ることができる)

日常点検整備のしかた(自家用乗用車の場合)(トヨタ公式サイト内。アフターサービスの項目で見ることができる)

全国交通事故多発交差点マップ(一般社団法人日本損害保険協会。データは、全国地方新聞社連合会と連携してまとめている)

全国交通事故多発交差点マップ(一般社団法人日本損害保険協会。データは、全国地方新聞社連合会と連携してまとめている)

危険予知・事故回避トレーニング(JAF公式サイト内。「JAF Mate」で連載されている「危険予知」の連載が元になっている)

危険予知・事故回避トレーニング(JAF公式サイト内。「JAF Mate」で連載されている「危険予知」の連載が元になっている)