▲こちらが「アイキャッチプリクラッシュアラーム」。価格は6万3800円(税込)。車の移動速度を検出し、警告アラームと連動するGPS付きモデル(6万9800円/税込)も用意されています ※価格は2014年6月25日時点 ▲こちらが「アイキャッチプリクラッシュアラーム」。価格は6万3800円(税込)。車の移動速度を検出し、警告アラームと連動するGPS付きモデル(6万9800円/税込)も用意されています ※価格は2014年6月25日時点

居眠りやよそ見は重大な事故につながる

車を運転中にウトウトしてしまいヒヤッとしたこと、誰しも一度はあるのでは? そんなときに一番いいのは、少しでもいいから仮眠すること。とはいえ、状況的にそうはいかないことが多いのもまた事実。そういったとき、コーヒーを飲んだりガムをかんだりと、なんとかして眠気を紛らわそうとする方もいるでしょう。しかし、実際それにも限度があります。

だからこそ冒頭のヒヤリ経験があるわけで、一歩間違えれば大事故にもつながりかねません。そこで今回は、そういった眠気に対して効果を発揮するグッズを見つけてきました。

取り付けは思いのほか簡単!

ご紹介するのは、サンコーの「アイキャッチ プリクラッシュアラーム」。カメラがまぶたの動きを認識し、目を閉じていると判断するとアラーム音で警告する居眠り防止グッズです。

その仕組みは、赤外線による顔認識と瞳孔検出技術によって、まぶたと下まぶたとの距離を検出し、居眠りを検知するというもの。そう聞くと「なんだか難しそうだな」と感じる方もいるかもしれませんが、そんなことはまるでありません。

設置や取り付けは簡単で、本体をダッシュボードに固定して、後はシガーソケットに差すだけでOK。実際にやってみると「え、これでいいの?」と拍子抜けするほど、すぐできました。初めての取り付けで迷うことはないでしょうし、カメラの向きや角度などの微調整もラクにできます。

▲カメラが常に顔や瞳をセンシングし、「目を閉じている」「よそ見をしている」などを判断。アラームで警告して居眠り運転を防止してくれます ▲カメラが常に顔や瞳をセンシングし、「目を閉じている」「よそ見をしている」などを判断。アラームで警告して居眠り運転を防止してくれます

カメラの精度はいじわるにも動じない

さて、いざ実験です。とはいえ、さすがに走行中に本当に目を閉じるのは危険すぎるので、安全なところで試してみました。

運転席に座り、目を閉じると、結構な大音量で警告音が鳴り始めました。当然、音が鳴ること前提だったのですが、その音量に正直少しドキッとしました。なるほど、これならウトウトっと来ても確実に目が覚めると思います。

この手の商品を試していると、ちょっと意地悪してみたくなるのが人情というもの。対機械に対して「人間さまの偉大さを見せつけてやろう」「しょせん機械のことだから、薄目にしたらアラーム鳴っちゃうんじゃないの?」なんて思うわけです。

驚かされたお返しというわけではありませんが、検知しづらいようジワーっと薄目を開けて試してみると、アラームは沈黙。「おかしいな」と思い、実際に目を閉じてみると警告音が! ……人間完敗の瞬間でした。

まぁ、冗談はさておき、カメラの精度もかなり高そう。 瞳センサーの感度は4段階に設定可能で、実際に使ってみて、最も適した感度を選べるのも特長です。

まもなく夏休みやお盆などで渋滞に遭遇する機会も多くなります。そうなると運転する時間が増えウトウトしてしまう可能性も高まります。そんなときの転ばぬ先の杖として、導入を考えてみてはいかがでしょうか?

text/木戸 健