年末年始に向けて、スマホで使えるナビアプリを検討している方も多いはず。しかも、できれば無料で。今回ご紹介するのは「Google Maps」を便利なカーナビとして利用するためのアプリです。それが「mapipo7」。7とあるのは、iOS7に最適化されたことを表しています。iOS版のみで無料。もちろんGoogle Mapsも無料です。

今回はiPhoneを使って試してみました。先述のようにGoogle Mapsを利用するので、こちらもあらかじめダウンロードしておいてください。アプリを立ち上げると現在地を示すナビ画面が現れます。画面左の下から2つ目にある「地点」をタップすると【図1】になります。「地点」と「目的地」が青字になっていることを確認して、この画面で目的地の設定をします。

目的地の設定方法は3つあり、1つは【図1】の「ホットペッパーグルメ」からの検索(画面上のAと記したアイコン)、2つ目はキーワード検索(画面上のBと記したアイコン)、3つ目が住所/電話番号/駅名のいずれかで検索する方法(画面上のCと記したアイコン)です(画面上のA~Cの文字は便宜上編集部が記しています)。

目的地を決めると右側に「一般」(一般道路優先)と「有料」(有料道路優先)のアイコンが現れますので、どちらかを選んでタップすればルートが表示されます。

あとはナビに従ってドライブするだけ。ユニークなのはそのUI(ユーザーインターフェース)です。現在地表示や地図のスケール変更、ノースアップ/ヘディングアップ(地図方向)などの基本機能は画面左右に配置されたボタンで操作できます。

また右上から2番目の車のカタチをしたアイコンをタップすると、移動手段を車/徒歩/電車の中から選ぶことができたり、地図表示を地図/地図+写真(【図2】)/写真のみを選ぶことができます。

さらに右の、人のカタチのアイコンをタップすれば、【図3】のように2分割された画面でストリートビューも表示してくれます。そのほかiPhone内の音楽再生や音声案内、さらには駐車場での駐車位置を自動で記録する機能など、無料とは思えないくらい多機能です。

ちなみにフリーワード検索で「マック」でも「マクド」でも「マクドナルド」を検索してくれるなど、細かいところまで気が利いています。アイコンがたくさんあって操作方法を覚えるのが少し手間ですが、それでもこれだけ機能があって、気が利いている無料のナビアプリなんて、そうはありません。一度試してみてはいかがでしょうか。

Text/高山正寛(カーナビ伝道師)

「mapipo7」。iOS版のみで無料。条件/iOS7.0以上。詳細はiTunesで確認を

「mapipo7」。iOS版のみで無料。条件/iOS7.0以上。詳細はiTunesで確認を

【図1】目的地の設定画面。ホットペッパーグルメのデータ、住所、電話番号、駅名などから設定できる。画面上のA~Cの文字は便宜上編集部が振ったもの

【図1】目的地の設定画面。ホットペッパーグルメのデータ、住所、電話番号、駅名などから設定できる。画面上のA~Cの文字は便宜上編集部が振ったもの

【図2】「地図+写真」の画面に、さらに「渋滞」のアイコンをタップした状況。濃赤が最も混雑している箇所を示す

【図2】「地図+写真」の画面に、さらに「渋滞」のアイコンをタップした状況。濃赤が最も混雑している箇所を示す

【図3】地図とストリートビュ-の2分割画面。区切り線を指でスライドさせれば、それぞれのサイズを任意で設定できる

【図3】地図とストリートビュ-の2分割画面。区切り線を指でスライドさせれば、それぞれのサイズを任意で設定できる

図4】「ホットペッパーグルメ」の飲食店情報も地図上で検索可能。クーポンの用意がある店舗は赤枠で囲まれて表示される

【図4】「ホットペッパーグルメ」の飲食店情報も地図上で検索可能。クーポンの用意がある店舗は赤枠で囲まれて表示される