愛車を車雑誌の写真のように格好良く撮ってみたくはないだろうか。とはいえ、そのためだけに一眼レフカメラを揃えるのは大変。そんな人にオススメしたいのが、マツダからリリースされたアプリ「CARPTURE FOR DRIVERS」。手軽に愛車を格好良く撮影できる。iOS版とAndroid版ともに無料。これさえあれば高価なカメラを買う必要はないかもしれない。

今回はiPhoneを使って試してみた。アプリを立ち上げて「ON」をタップすると【図1】の画面に。ストロボの発光設定やホワイトバランスのロック/オート指定、ISO感度とシャッタースピードの表示機能、水準器などがあり、このアプリの多機能ぶりがよくわかる。もちろんデフォルト設定のままでも十分格好いい写真が仕上がる。

まず愛車を撮影。それから「EFFECT(エフェクト)」を選ぶ。車のカタログ写真のような艶のある写真や、車以外の背景をモノクロにしたり、背景をぼかすなど実に多彩な機能が揃っている。今回はその中から「DRIVE」をセレクトした。これは止まっている車を、あたかも走っているような写真に仕上げてくれる機能。操作はとても簡単で、次々と現れるガイドに従い、車以外の背景を流す指示を入れたり(【図2】)、ホイールを回転させる指示をしたりなど、指先であれこれいじるだけ。で、完成した写真が【図3】。おまけにミニカーを撮影してみたが【図4】。こんなふうに、何でも“走らせる”ことができるので楽しい。

現行型のアテンザを撮影する場合は、マツダのデザイナーによるアングルガイドが使えるので、車のいちばん格好良く見える向きで撮影したり、ナンバープレートに「ATENZA」プレートでカバーしたりなど、各種エフェクトでさらに楽しいはず。スマートフォン内にある写真をベースに各種エフェクトを楽しむこともできるので、愛車の写真があるなら一度挑戦してみてはいかがだろう。

Text/籠島康弘

マツダの「CARPTURE FOR DRIVERS」。iOS版、Android版ともに無料。条件/iOS5.0以上。Android2.3以上。詳細はitunesおよびGoogleplayで確認を

マツダの「CARPTURE FOR DRIVERS」。iOS版、Android版ともに無料。条件/iOS5.0以上。Android2.3以上。詳細はitunesおよびGoogleplayで確認を

【図1】まずは愛車を撮影。ズームは画面上の横バーをスライドさせる。画面下の緑の線は水準器

【図1】まずは愛車を撮影。ズームは画面上の横バーをスライドさせる。画面下の緑の線は水準器

【図2】緑色部分の背景を流すように指定。ある程度は自動だが、微調整は「WRITE」「ERASE」を使って指先で行う

【図2】緑色部分の背景を流すように指定。ある程度は自動だが、微調整は「WRITE」「ERASE」を使って指先で行う

【図3】完成した写真。【図1】と比べると車が走っている感じがよく表現されている

【図3】完成した写真。【図1】と比べると車が走っている感じがよく表現されている

【図4】ミニカーで“流し撮り”してみた例。車以外でも出来そうだ

【図4】ミニカーで“流し撮り”してみた例。車以外でもできそうだ