好きな車のミニカーを集めたり、プラモデルを作ったりすることが趣味の人もいるだろう。そんな方にオススメしたいのが「Scion Paper Shapers」だ。iPad専用の無料アプリで、アメリカで販売されているトヨタの若者向けブランドであるScion(サイオン)のペーパークラフトを簡単に作れることができる。

アプリ起動時の【図1】を見るとわかるように、このアプリで作れるペーパークラフトはiQ、tC(クーペ。日本には未導入)、FR-S(日本の86)、xB(日本のカローラルミオン)、xD(日本のイスト)の5台。デザインを手がけたのは世界的に有名な日本人アーティストのShin Tanakaだ。今回はこの中からFR-Sを作ってみることにした。

FR-Sを画面下にある点線で囲まれた車のところへドラッグすると【図2】へ。ここでボディカラーやホイール、車に貼るステッカーを選ぶ。ステッカーはドラッグして好きな場所に配置できる。また画面下にある矢印を使って車の向きを変え、前後左右や屋根にも貼ることが可能だ。出来上がったら、画面左下の左から2番目のカメラのアイコンをタップすると【図3】のように立体図で確認できる。ここでは車を自由に回転できるので、いろんな角度から仕上がりを眺められる。

「これでOK!」と思ったら画面左下の一番右にあるハサミのアイコンをタップ。すると【図4】へ。無線環境でプリンターと繋がっているなら「AIRPRINT」を選べば【図4】の画面右にあるものを印刷してくれる。今回は、一度「EMAIL PDF」をタップし、自分のパソコンにPDFを送ってから印刷した。あとは実際の紙を切り貼りして完成。車が好きな人はもちろん、モノづくりが好きな人も一度試してみてはいかがだろう。

Text/籠島康弘

「Scion Paper Shapers」。iOS版のみで無料。条件/iPad、 iOS5.0以降が必要。詳細はitunesで確認を

「Scion Paper Shapers」。iOS版のみで無料。条件/iPad、 iOS5.0以降が必要。詳細はitunesで確認を

図1】アプリ起動時の画面。現在Scionブランドでラインナップされている5車種すべてのペーパークラフトを作ることができる

【図1】アプリ起動時の画面。現在Scionブランドでラインナップされている5車種すべてのペーパークラフトを作ることができる

【図2】ボディカラーはそれぞれ7~8色、ホイールは3タイプ用意されている

【図2】ボディカラーはそれぞれ7~8色、ホイールは3タイプ用意されている

【図3】仕上がりを確かめることができるガレージ風の画面。車の向きを自由に変えられる

【図3】仕上がりを確かめることができるガレージ風の画面。車の向きを自由に変えられる

【図4】ペーパークラフトの設計図。【図3】でボンネット上は「86」としたはずが、なぜか「68」となっているのはバグ?

【図4】ペーパークラフトの設計図。【図3】でボンネット上は「86」としたはずが、なぜか「68」となっているのはバグ?