SUVにもデジタルな走行フィーリングを!(ピレリ スコーピオン・ゼロ)
カテゴリー: ガジェット・パーツ
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2012/11/07
SUVにもデジタルな走行フィーリングを!(ピレリ スコーピオン・ゼロ)
高級SUVに純正採用されつつ、カスタム派にも人気
ピレリのスコーピオン・ゼロといえば、SUVがまだ“四駆”と呼ばれていた時代から、オンロード志向のユーザーたちから絶大な支持を受けてきたタイヤ。当時の国産SUVタイヤはほとんどがオフロードから市街地まで対応するオールテレーンか悪路用のマッドテレーンで、ストリートユースを狙ったものはほぼ存在しませんでした。オフロードよりもサーキットやワインディングで映えるトレッドデザインや、偏平率が低く厚みの薄いルックスも、カスタムSUVユーザーにとって憧れだったのです。今やSUV用タイヤでもオンロード性能を重視したものが主流になりましたが、スコーピオン・ゼロの存在感は変わっておりません! 今回は非対称のトレッドパターンを採用するスコーピオン・ゼロ アシンメトリコの乗り味を、アウディQ5でテストしてきました。
装着されていたタイヤのサイズは、265/35ZR22 102W。純正サイズ(235/60 R18 or 235/55 R19 or 255/45 R20)から大胆にインチアップされています。まずはその超低偏平なルックスが圧倒的。一直線に連なる連続中央リブを挟んでZ字型の非対称ブロックを左右に配置したアグレッシブなトレッドデザインも、スポーツマインドをそそります!
超低偏平なのに快適な乗り心地に驚嘆!
高速域では直進性の高さが秀逸。ハイグリップ・タイヤ…特にワイド化すると顕著になりがちなワンダリング(轍にハンドルが取られること)が全く気になりません。コーナリング時には超絶なグリップ性能を披露。ちょっとやそっとコーナーを攻めたくらいでは、キュキュという微かなスキール音すら聞かせてくれることはないでしょう。シャープで正確な走行、扱いやすいハンドリング特性が絶品です。低偏平なタイヤだけに、快適性には期待していないかったのですが、乗り心地も意外なほど良好。SUV用タイヤとしての剛性をしっかり確保しながら、高い衝撃吸収性も持ち合わせているのがわかります。だからこそ多くの欧州自動車メーカーが高級SUVの純正タイヤとして採用し、ストリート派のカスタム用タイヤとしても愛されてきたのですね!
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ピレリ PZERO 255/35R20 97Y XL P ZERO(AO) アウディ承認
会員価格 48,380円 (税込)
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