SFのような世界を現実にした究極のカーナビ AVIC-VH99UD / ZH99HUD[後編]

2012年、またもやカーナビの世界でセンセーションを巻き起こしたカロッツェリアのサイバーナビ。ARスカウターモードに加え、AR HUDユニットという新しいデバイスを追加しました。最先端テクノロジーでカーナビの“明日”がどのようになるのか、プロジェクトを率いるパイオニア株式会社 カー市販事業部 枝久保隆之氏に教えてもらいました。

SFのような世界を現実にした究極のカーナビ AVIC-VH99UD / ZH99HUD 前編

高精度な自車位置のサイバーナビだからなせる技

AR HUDユニット取り付け
■AR HUDユニットを実現する上で困難なことは何だったのでしょうか?

困難というより、AR HUDユニットはサイバーナビだからこそ実現できたものです。信頼のおける高精度な自車位置がなければ、目の前の風景とそこに重ねたAR HUDユニットの情報表示がズレてしまいますから。見た目でズレてしまったら誤魔化せるものではありません。カーナビはどれも同じように思われるかもしれませんが、実際には位置精度が違うのです。

■確かに、実際に使ってみると、風景にAR HUDユニットの表示がビタッと合っていました。しかも、従来のARスカウターモードより案内の内容が充実していますね?

まず、『速度標識検知表示』を追加しました。速度標識を検知すると、ドライバーが見過ごすことがないよう、標識を拡大して表示しながら効果音でも知らせます。

■うっかり、スピードを出し過ぎることがないわけですね。

はい。次に、レーン移動検知の機能も向上させています。高速道路上でレーンをまたぐと、レーンの表示色を黄色から紫に変えます。また一定時間過ぎると、効果音で教えてくれます。これも安全運転のサポートになると考えています。

バージョンアップで従来モデルも最新モデルと同等に

ナビ画面
■多機能になっているのに、従来よりもさらにストレスなく使えるようになった印象があります。

実はパフォーマンスを強化しました。起動時間は従来モデルが約30秒だったところを約10秒にまで縮めています。ルート探索時間にしても、例えば東京都庁から静岡県庁まで約17秒かかっていたのを約13秒に短縮しました。

■これだけ進化していると、ARスカウターモードに惚れて従来モデルを買った人が涙しそうで、少し心配になってしまいます。

パフォーマンスの向上は主にハード的なことで強化しているので、新モデルだけのアドバンテージですが、2011年に発売したサイバーナビであれば(AVIC-ZH07除く)、バージョンアップとオプションのAR HUDユニット購入で、この最新モデルと同じ機能※を実現できますよ。

■そうなんですね! そういうフォローがシッカリされているので、サイバーナビはいつ買っても損した気分になりません。

サイバーナビのユーザーはリピーターが非常に多いのです。実際に使ってみて満足度が高いからです。ぜひ世界最高峰のカーナビでカーライフを充実させてください。

※注:AR HUDユニットの表示はサイバーナビモデルにより異なります。


パイオニア カー市販事業部 マルチメディア事業企画部 企画1課 枝久保 隆之氏
パイオニア
カー市販事業部
マルチメディア事業企画部 企画1課
枝久保 隆之氏