今回紹介するのはBMW 3シリーズの「修理の実例」。夏場の必需品といえるエアコンの故障を、カーセンサーアフター保証を使って直したケースだ。

対象となった車両は2008年式の旧型。グレードは「320i」で、車両本体価格は約157万円。走行距離が約2万7000kmと、程度の良い物件だった。

購入からしばらくは好調だった。しかし、ある日、エアコンから異音が鳴り始めた。驚いたオーナーはすぐにカーセンサーアフター保証事務局に連絡し、ディーラーに持ち込んた。

異音の原因はエアコン・コンプレッサーASSYの不具合。当然、修理を依頼したが、それに加えエアコン・レシーバーやエアコン・エキスパンションバルブなど関連パーツも交換・修理する必要があった。これらの修理は本来なら約20万円かかるが、アフター保証を使って直したため無料で済んだ。

今回のケースでは、オーナーが物件を購入したのが2013年末なので経過年数は5年未満、排気量は2000cc以下、走行距離は3万km以下だったので、アフター保証の加入費(2年間分)は約14万円だった。支払った金額だけを見れば、アフター保証への加入は“成功”だと言えるだろう。

エアコンのトラブルは部品代もさることながら工賃も高くなる傾向にある。また輸入車の場合、パーツ代自体が国産車よりも高価なことが多く、さらに高くつく可能性もある。だからこそ、長期保証の付いている物件を選んだほうが良いだろう。

2005年デビューの旧型BMW 3シリーズ。2014年6月17日現在、中古車の平均車両価格は約165万円で、走行距離は約4万3000kmだ

2005年デビューの旧型BMW 3シリーズ。2014年6月17日現在、中古車の平均車両価格は約165万円で、走行距離は約4万3000kmだ