今回紹介するのはホンダ エリシオンの「修理の実例」。自動車の“心臓部”であるエンジンに不具合が起きたケースだ。

対象となった車両は2006年式の「2.4 X エアロパッケージ」だ。走行距離が約7万8000km、支払総額が約120万円で、走行距離的にも価格的にも“平均的”な物件だった。

この車、購入からしばらくは好調だった。しかしある日、恐ろしい異変が起きた。走行中に車体が激しく震え、異音が鳴り出したのだ。すぐにオーナーは故障だと気づき、カーセンサーアフター保証事務局に連絡。指定のディーラーに持ち込んだ。

調べた結果、振動はエンジンマウント(エンジンを支えるゴムのパーツ)の劣化、異音はパワーステアリングポンプの動作不良が原因だと分かった。

この修理の場合、エンジンマウントに約6万7000円、パワーステアリングポンプに約2万5000円もかかる。さらに、交換する必要がある他の部品の代金なども含めると、修理費は総額で約13万円となるはずだった。

しかしオーナーはアフター保証を使って修理したので、費用は0円。 アフター保証2年間分の加入費は約5万円だったので、結果だけ見るとその選択は正解だったと言える。

車は多種多様なパーツの集合体だ。新車であっても、どんなに丁寧に整備されてきた車であっても、不具合を起こす可能性はゼロではない。だからこそ、車を購入する際は長期保証に加入を検討しておいたほうが良いのだ。

ホンダ エリシオンは2004年に登場。初期モデルの場合、今年で10年落ちとなるので、もし購入するならアフター保証への加入も検討してほしい

ホンダ エリシオンは2004年に登場。初期モデルの場合、今年で10年落ちとなるので、もし購入するならアフター保証への加入も検討してほしい