▲レクサス IS(初代)。原稿執筆時点(2014年7月7日現在)の平均車両価格は約195万円、平均走行距離は5万3000km ▲レクサス IS(初代)。原稿執筆時点(2014年7月7日現在)の平均車両価格は約195万円、平均走行距離は5万3000km

どんなに点検しても電装部品は急に不具合を起こすことがある!?

ご存じのとおり、レクサスは国産車の中でトップクラスの品質と信頼性を誇るトヨタの高級ブランド。今回紹介するのは、そんなレクサスの人気モデルであるIS(初代)の「修理の実例」。HIDの不具合をカーセンサーアフター保証で直したケースだ。

対象となった車両は2006年式の「250 バージョンS」。車両本体価格が238万円、走行距離は約4万1000kmだった。

購入からしばらくは問題なかった。しかし、購入から半年がたったある日、左右のヘッドライトが急に点かなくなった。異変に気付いたオーナーはカーセンサーアフター保証事務局に連絡し、ディーラーに持ち込んだ。

原因はバラストの動作不良だった。バラストとは電圧の変換と電流の制御を行うパーツで、ここが故障するとHIDが点灯しなくなる。当然このまま放置することはできないので、修理を依頼。本来であれば修理費に約16万円かかるが、アフター保証を使ったため無料だった。

今回のケースでは、オーナーが物件を購入したのが2013年春なので経過年数は7年未満、排気量は2000cc以上、走行距離は5万km以下だったので、アフター保証の加入費(2年間分)は約4万円だった。払った金額だけを見ればアフター保証に加入したことは“間違いではなかった”と言える。

電装部品は、どんなに点検しても突発的な不具合を起こすことがある。だからこそ、長期保証の有無が重要となるのだ。