▲ダイハツ ムーヴラテ。2014年6月24日現在の平均車両価格は約45万円、平均走行距離は約7万Kmだ ▲ダイハツ ムーヴラテ。2014年6月24日現在の平均車両価格は約45万円、平均走行距離は約7万Kmだ

軽自動車でも長期保証への加入は検討してほしい

今回紹介するのはダイハツ ムーヴラテの「修理の実例」。車を動かすうえで最も重要なエンジン部、その中の過給機に起こった故障を、カーセンサーアフター保証を使って直したケースだ。

対象となった車両は2005年式で、グレードは「660 クール ターボ」。金額は総額で75万円、走行距離は約6万2000kmだった。

購入からしばらくは問題なく快走を続けていたが、ある日、恐ろしいトラブルが起きた。なんとボンネットから白煙が上がったのだ! 驚いたオーナーはすぐにカーセンサーアフター保証事務局に連絡し、ディーラーに持ち込んだ。

原因はターボチャージャーASSYの故障だった。当然、このままでは走行などできない。その場でアフター保証を使って修理を依頼した。

修理・交換しなければならないパーツは細かなシール類を除けばコレだけだった。しかしパーツがパーツだけに修理費は高価で、本来なら約13万円もかかるという。もちろんアフター保証で直したので無料だったが、もし保証を付けていなければ、財布的にも肝が冷える出来事になっていただろう。

今回のケースでは、経過年数が10年未満、走行距離が10万km以下の軽自動車だったので、アフター保証の加入費(1年間分)は約4万3000円だった。「保証加入費で修理費を支払った」と考えれば、結果として金銭的には「得をした」のかもしれない。

エンジン部は多種多様なパーツで構成されており、トラブルも距離や整備状況によって本当に様々だ。それゆえ、故障を予測するのは難しい。そういった点を踏まえると、中古車を購入する際は長期保証を付けた方が良いと言える。