※この記事はカーセンサー関東版24号2000年6月29日発売号に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです

ノーマルとは異なる迫力あるスタイルを実現したモデル

  • 三菱 ユーロディンゴ 走り|ニューモデル試乗
  • 三菱 ユーロディンゴ リアスタイル|ニューモデル試乗
↑16インチタイヤによって走りは足回りの動きがダイレクトに感じられるものになった(左)オプションで15mm車高が落ちるローダウンサスペンションキットも用意されている(右)
ノーマルのディンゴとは少し違った、迫力あるスタイルを実現したモデル、それがこのユーロディンゴだ。ディンゴはどちらかというとファミリィ向けな感じの強かったクルマだが、見事に違うイメージを引き出すことに成功している。

変更点はエクステリアにおけるエアロパーツがメイン。フロントバンパー部分のエクステンションをはじめとして、サイドエアダム、リアバンパーエクステンションを加えたほか、フロントマスクには横桟タイプのグリルを装着している。このほかにも、マフラー部分にはステンレス製のマフラーカッターを装着。この仕様は1.3X、1.5Bスタイル、1.5ディンゴ、1.5Mスタイルの各グレードに設定されている。なお価格はベース車両にプラス22万円、パッケージオプション48万5000円となる。

インチアップにより足回りの動きをダイレクトに感じる

  • 三菱 ユーロディンゴ インパネ|ニューモデル試乗
  • 三菱 ーロディンゴ エンジン|ニューモデル試乗
↑インパネの変更はなし。この部分は自分でドレスアップするのも楽しいかも(左)エンジンは直列4気筒ノーマルのまま。扱いやすい実用タイプのエンジンだ(右)
試乗した車には、そのパッケージオプションも装着されていた。パッケージの内容は、レイズ製ベルサス・ツーリズモ・ドルチェ16インチアルミホイールに195/50R16サイズタイヤを組み合わせ、加えてルーフスポイラー、ブラックランプベゼルが装着される。

さすがに装着されている16インチサイズのタイヤ&アルミホイールではマッチングがベストとはいかず、速度が高い領域ではややボディが揺すられるような感覚が増してしまっている。しかし、この16インチタイヤによって走りは足回りの動きがダイレクトに感じられるものになった。それも、これまでの乗り心地が失われた訳ではなく、あくまでダイレクト感がプラスされた印象だ。

SPECIFICATIONS

主要諸元のグレード 1.5M スタイル
駆動方式 2WD(FF)
トランスミッション 4AT
全長×全幅×全高(mm) 3920×1695×1635
ホイールベース(mm) 2440
車両重量(kg) 1200
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC
総排気量(cc) 1468
最高出力[ps/rpm] 105ps/6000rpm
最大トルク[kg-m/rpm] 14.3kg-m/3500rpm
10・15モード燃費(km/L) 16.2
ガソリン種類/容量(L) 無鉛レギュラー/50
車両本体価格 210.3万円

河口まなぶの責任採点

コンセプト 4点 取り回し 3点 加速性能 3点 ブレーキ性能 3点
フィニッシュ 4点 操作系の使い勝手 4点 乗り心地 3点 環境対策 3点
前席居住性 4点 ラゲージルーム 3点 操縦安定性 2点 燃費 3点
後席居住性 4点 パワー感 3点 高速安定性 2点 ステータス 4点
内装の質感 3点 トルク感 3点 しっかり感 3点 コストパフォーマンス 4点
得点合計 65/100
(Tester/河口 まなぶ Photo/渡邉 英昭)