三菱 デリカD:5 【フルモデルチェンジ】
カテゴリー: 三菱の試乗レポート
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2007/03/06
新しいパッケージをまとい全く違う車に生まれ変わった
◆テスト車両:プレミアム
■車両価格:341万2500円
■主要諸元
●駆動方式:4WD
●トランスミッション:CVT
●全長4730×全幅1795×全高1870㎜
●ホイールベース:2850㎜
●車両重量:1800㎏
●乗車定員:8人
●エンジン種類:直4DOHC
●総排気量:2359cc
●最高出力:125kW(170ps)/6000rpm
●最大トルク:226N・m(23.0㎏-m)/4100rpm
●使用燃料:無鉛レギュラー
●燃料タンク容量:65L
●10・15モード燃費:10.4㎞/L
●タイヤサイズ:225/65R18
◆コンセプト
「たくさん乗れて悪路に強い」本来のコンセプトは継承
デリカとして実に13年ぶりのフルモデルチェンジとなるデリカD:5。デリカは3列シートのミニバンでありながら、高い悪路走破性をもつのが特徴で、今回のモデルでもそれはしっかりと受け継がれている。
基本プラットフォームやコンポーネンツが従来のパジェロ用のものからアウトランダー用のものに変わったことで、十分な最低地上高を確保。全高を抑えながらも、室内には十分な空間を確保した。新しいパッケージングによって全く違う車に生まれ変わったと言っても良いだろう。
4WDシステムが電子制御タイプに変更され、パワートレインも直列4気筒2.4Lの自然吸気DOHCと電子制御CVTに変わった。走りも全く新しい次元のものになった。
◆室内&荷室空間
格段に広くなった室内空間 サードシートは跳ね上げ式
デリカD:5は悪路走破のために最低地上高を確保しているため、床面が高くなるのはやむを得ない。このため運転席に乗り降りするときによじ登る感じになるし、後席へもステップを踏んで乗り降りする。コレはデメリットといえばデメリットだが、それよりも高い悪路走破性が欲しいというユーザーが選ぶ車だ。
室内は十分に広い。室内空間は十分に確保されているし、ワイドボディになったことで室内幅も余裕たっぷりだ。3列目のシートにも大人が座れる空間がある。
シートアレンジはほかのミニバンと同様に多彩なものが用意され、3列目シートは左右への跳ね上げ式が採用された。操作性ではやや不利になるが、荷物の積載性に優れる方式だ。
◆ドライブフィール
重量に対応した十分な実力。滑らかで力強い走りを実現
ミニバンのボディに加え4WD車であるため、D:5の車両重量は1800㎏程度とかなり重い。ゆえに走り出す前にはどうかなと思ったが、苦もなくスムーズに走り出した。パワー&トルクの数字[125kW(170ps)/226N・m(23.0㎏-m)]は2.4Lエンジンの平均値といった感じだが、動力性能的に見て、何の不満も感じない。逆に低速域でトルク感を感じさせる走りには好感がもてる。
INVECS-Ⅲの電子制御CVTも上々のフィール。エンジン効率の良いところを使って滑らかな走りを実現している。CVT車は特有の機械音を発生させがちだが、騒音レベルも抑えられている。
オンロードだけでの試乗で悪路を試していないのだが、電子制御4WDにしたことで、従来以上の走破性が確保されたとのこと。必要に応じて選択できるのも良い。
◆こんな人にオススメ
オートキャンプやスキーなどのアウトドアレジャーから、週末には河原でバーベキューまで、よりアクティブなカーライフを楽しむタイプのユーザーにお勧め。並みの乗用4WDに比べ、一歩先まで行けるという安心感があるのが良い。このタイプの車を待っていたユーザーは多いだろうし、販売会社にとっても待望の一台だろう。
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(Tester/松下 宏 Photo/尾形和美)
◆テスト車両:プレミアム
■車両価格:341万2500円
■主要諸元
●駆動方式:4WD
●トランスミッション:CVT
●全長4730×全幅1795×全高1870㎜
●ホイールベース:2850㎜
●車両重量:1800㎏
●乗車定員:8人
●エンジン種類:直4DOHC
●総排気量:2359cc
●最高出力:125kW(170ps)/6000rpm
●最大トルク:226N・m(23.0㎏-m)/4100rpm
●使用燃料:無鉛レギュラー
●燃料タンク容量:65L
●10・15モード燃費:10.4㎞/L
●タイヤサイズ:225/65R18
◆コンセプト
「たくさん乗れて悪路に強い」本来のコンセプトは継承
デリカとして実に13年ぶりのフルモデルチェンジとなるデリカD:5。デリカは3列シートのミニバンでありながら、高い悪路走破性をもつのが特徴で、今回のモデルでもそれはしっかりと受け継がれている。
基本プラットフォームやコンポーネンツが従来のパジェロ用のものからアウトランダー用のものに変わったことで、十分な最低地上高を確保。全高を抑えながらも、室内には十分な空間を確保した。新しいパッケージングによって全く違う車に生まれ変わったと言っても良いだろう。
4WDシステムが電子制御タイプに変更され、パワートレインも直列4気筒2.4Lの自然吸気DOHCと電子制御CVTに変わった。走りも全く新しい次元のものになった。
◆室内&荷室空間
格段に広くなった室内空間 サードシートは跳ね上げ式
デリカD:5は悪路走破のために最低地上高を確保しているため、床面が高くなるのはやむを得ない。このため運転席に乗り降りするときによじ登る感じになるし、後席へもステップを踏んで乗り降りする。コレはデメリットといえばデメリットだが、それよりも高い悪路走破性が欲しいというユーザーが選ぶ車だ。
室内は十分に広い。室内空間は十分に確保されているし、ワイドボディになったことで室内幅も余裕たっぷりだ。3列目のシートにも大人が座れる空間がある。
シートアレンジはほかのミニバンと同様に多彩なものが用意され、3列目シートは左右への跳ね上げ式が採用された。操作性ではやや不利になるが、荷物の積載性に優れる方式だ。
◆ドライブフィール
重量に対応した十分な実力。滑らかで力強い走りを実現
ミニバンのボディに加え4WD車であるため、D:5の車両重量は1800㎏程度とかなり重い。ゆえに走り出す前にはどうかなと思ったが、苦もなくスムーズに走り出した。パワー&トルクの数字[125kW(170ps)/226N・m(23.0㎏-m)]は2.4Lエンジンの平均値といった感じだが、動力性能的に見て、何の不満も感じない。逆に低速域でトルク感を感じさせる走りには好感がもてる。
INVECS-Ⅲの電子制御CVTも上々のフィール。エンジン効率の良いところを使って滑らかな走りを実現している。CVT車は特有の機械音を発生させがちだが、騒音レベルも抑えられている。
オンロードだけでの試乗で悪路を試していないのだが、電子制御4WDにしたことで、従来以上の走破性が確保されたとのこと。必要に応じて選択できるのも良い。
◆こんな人にオススメ
オートキャンプやスキーなどのアウトドアレジャーから、週末には河原でバーベキューまで、よりアクティブなカーライフを楽しむタイプのユーザーにお勧め。並みの乗用4WDに比べ、一歩先まで行けるという安心感があるのが良い。このタイプの車を待っていたユーザーは多いだろうし、販売会社にとっても待望の一台だろう。
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