マツダ デミオ アレッタ 【プレイバック試乗記】
カテゴリー: マツダの試乗レポート
2009/06/01
※この記事はカーセンサー関東版40号(2000年10月26日発売)に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
専用チューンの足回りと内外装の演出で、スポーティな走りが楽しめる
↑専用チューンの足回りなどが採用され、スポーティな走りが楽しめる(左)ルーフレールのないデミオは、ちょっと違うクルマになったような印象を与える(右)
マツダの量販車デミオが小改良を受け、アレッタと呼ばれるスポーティなグレードが追加された。外観はルーフレールを外してエアロパーツを装着したもので、標準のデミオとはかなり違ったイメージに仕上げられている。アンテナがAピラーからルーフに移されたのも変更点の一つだ。また、センターピラーに高度発泡樹脂を充填するなど安全性も向上させている。インテリア回りを見ると、黒を基調とした内装に、ホワイトの文字盤のメーターやナルディのステアリングホイールを採用して、スポーティな雰囲気の演出に努めている。
搭載エンジンはこれまでと同じB5E型の1.5LのSOHCなので、走りのフィールには大きな違いはないが、デミオのボディには十分余裕のあるもので、軽快感のある吹け上がりによってスポーティな走りが楽しめるクルマに仕上がっている。 アレッタでは専用のチューニングを施したサスペンションが用意された点も注目だ。
やや気になったのは、エンジンを回したときの騒音レベルが高めなこと
↑白い文字盤のメーターとナルディのステアリングがアレッタの専用装備だ(左)1.3Lは低排出ガス仕様となるなど改良されたが、1.5Lは以前のままとなる(右)
試乗してやや気になったのは、エンジンを回したときの騒音レベルが高めなことだ。このあたりは先のマイナーチェンジで改善されてはいるが、さらに良くしていってもらいたいポイントである。これまでのデミオは1.3Lモデルを中心にした売行きになっていたが、アレッタの設定によって今後は1.5Lモデルの販売比率が伸びるものと見込まれそうだ。
なお、今回1.3Lモデルで優-低排出ガス(E-LEV)を達成している。触媒の容量を大きくすることで、走りのフィールには影響を与え、低公害車に仕上げたのは評価できる。
SPECIFICATIONS
主要諸元のグレード | アレッタ |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | 4AT |
全長×全幅×全高(mm) | 3800×1670×1500 |
ホイールベース(mm) | 2390 |
車両重量(kg) | 1020 |
乗車定員(人) | 5 |
エンジン種類 | 直4SOHC |
総排気量(cc) | 1498 |
最高出力[ps/rpm] | 100ps/6000rpm |
最大トルク[kg-m/rpm] | 13.0kg-m/4500rpm |
10・15モード燃費(km/L) | 13.8 |
ガソリン種類/容量(L) | 無鉛レギュラー/43 |
車両本体価格 | 154.9万円 |
松下 宏の責任採点
コンセプト | 3点 | 取り回し | 5点 | 加速性能 | 4点 | ブレーキ性能 | 3点 |
フィニッシュ | 4点 | 操作系の使い勝手 | 4点 | 乗り心地 | 3点 | 環境対策 | 4点 |
前席居住性 | 4点 | ラゲージルーム | 3点 | 操縦安定性 | 4点 | 燃費 | 4点 |
後席居住性 | 4点 | パワー感 | 4点 | 高速安定性 | 4点 | ステータス | 3点 |
内装の質感 | 4点 | トルク感 | 3点 | しっかり感 | 3点 | コストパフォーマンス | 3点 |
得点合計 | 73/100 |
マツダ デミオ アレッタ 【プレイバック試乗記】/試乗レポート
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