ホンダ シビック タイプR ユーロ【特別仕様車】
カテゴリー: ホンダの試乗レポート
2009/12/02
PERFORMANCEエンジン種類やミッション、最新装備などを解説
待望のタイプR欧州仕様は限定販売
日本への導入が遅れていた英国製シビックタイプRが日本向けに「ユーロ」のサブネームを加え発売を開始。日本仕様には設定のない3ドアボディには、専用チューンが施された2Li-VTECエンジンを搭載。これに6MTが組み合わされる。ボディカラーは3色設定、台数は2010台の限定販売となる。DRIVING実際に運転してのドライビングフィールを解説
走りだして3秒!快感領域に突入
コンセプトはエキサイティングかつ洗練された「大人のプレミアムスポーツ」。で、スタートして3秒、加速やエンジンの回転上昇フィール、さらにスコーンと抜けるようなエグゾーストノート、これを快感と言わずして何と言うのか。乗り心地も良好で、明らかに4ドアとは差別化が図られている。SPACE室内空間の広さや演出を解説
車との一体感が味わえる
ドライバーを包み込む、まさにコックピット感覚のインパネ回り。パネルのシボの仕上がりにも安っぽさはなく、まさに大人向け。専用の「Honda R specシート」はしっかりとしたホールドだけでなく快適性も備えている。後席は大人2名が座れる広さを確保。ラゲージの広さは申し分なく、高い実用性を備えている。OWNERSHIPスタイルや品質など所有する喜びなどを検証
ホンダスピリットを日々感じたい人に
コンマ何秒を短縮するのが4ドアタイプRならば、ユーロはサーキットだけではなく、すべての道において、走ることの喜びを享受できる希有なモデルである。乗る前にはそのスタイリングに、エンジンをかけた後にはその走りに、日々ホンダスピリットを感じていたい人にこれほどマッチする車はない。SPECIFICATIONS
グレード | タイプR ユーロ |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 6MT |
全長×全幅×全高(mm) | 4270 x 1785 x 1445 |
ホイールベース(mm) | 2635 |
車両重量(kg) | 1320 |
乗車定員 | 4人 |
エンジン種類 | 直4DOHC |
総排気量(cc) | 1998 |
最高出力 | 148kW(201ps)7800rpm |
最大トルク | 193N・m(19.7kg-m)/5600rpm |
車両本体価格 | 298万円 |
RATING走行性能だけでは車は語れない。そこで快適装備の充実度や安全性の高さ、環境性能、燃費、バリューの5つのポイントで評価する
総合評価16/ 25 |
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EQUIPMENT(装備)3/ 5 |
USB/外部入力対応のCD付きオーディオ&6スピーカーやキーレスエントリーなどを標準装備。本国仕様には設定のあるカーナビだが、日本向けはなしなのが惜しい。PNDで対応することになる | SAFETY(安全性)4/ 5 |
横滑り制御付きのVSAのほか、オートレベリング機構付きのHIDやスポーツ走行に適したチューンが施されたEBDを標準装備。このクラスでは珍しいタイヤ空気圧警報システムも装着する | ECO(環境性能)2/ 5 |
ホンダエンジンの多くは高い環境性能をもっているが、残念ながらタイプRユーロは平成17年排出ガス規制適合と星3つ。平成22年度燃費基準は達成していない。今後の性能向上に期待したい | MILEAGE(燃費)2/ 5 |
10・15モード燃費は11.6L。あまりの気持ちの良さについついエンジンを回してしまうことで燃費は落ちそう。ただ5&6速ギアがハイギアのセッティングなので高速巡航時の燃費は期待できそうだ | VALUE(バリュー)5/ 5 |
当初は300万円を軽く超えるのではと噂されていたが、フタを開けてみると驚きの価格。パフォーマンスや装備、そして何よりも日本仕様にはない大胆なデザインにプレミアムもつきそうだ |
ホンダ シビック タイプR ユーロ【特別仕様車】/試乗レポート
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