アバルト 500/595シリーズ (藤野太一)【ニューモデル試乗】
カテゴリー: アバルトの試乗レポート
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2013/04/12
ベースが269万、595のツーリズモが319万、コンペティツィオーネが339万、595Cが349万、695のマセラティが世界限定499台で499万円。悩ましいがしゃれたオヤジとしては、インテリアにも凝ったツーリズモ系か、いっそ695へ
さすがの演出 さすがのアバルト
名チューナーぶりを存分に発揮
アバルトの攻勢が始まる。
2013年モデルは、名チューナーぶりが存分に発揮されている。手始めにエントリーの「500」の装備を簡略化し価格を30万円引き下げた。そして、「595ツーリズモ」とそのカブリオレ仕様「595Cツーリズモ」「595コンペティツィオーネ」という、595シリーズを3モデル導入する。
グレードに沿う乗り味をうまく表現
まずべーシックな500に乗る。135ps仕様の1.4Lターボエンジンに5MTの組み合わせ。即座に従来モデルよりも洗練された印象を受けた。雑な運転に対する寛容さは低いが、意のままに動かせるという点では、最も運転上級者向きかもしれない。595シリーズはエッセエッセキット装着車と同様の160ps版になる。快適性&上質感を重視したツーリズモとスポーツ性重視のコンペティツィオーネの2仕様で、ATモード付き5速シーケンシャル、タイヤサイズが205/40R17、ダンパーはKONI製となり、595シリーズのほうが姿勢変化が小さく運転はやさしい。ツーリズモとコンペでは、足回りは同仕様というが、シートの違いでそれぞれのグレード名に沿う乗り味をうまく表現している。
ついでに、すでに完売した695シリーズ第1弾「アバルト695トリブート フェラーリ」にも試乗できた。180ps仕様のエンジンも、ハンドリングやブレーキ性能も、これはもうまったくの別物。
ただ、約600万円は少々お高いかと思っていたが、3月に発売された第2弾「エディツィオーネ マセラティ」は、出力や足回りなど機能は「フェラーリ」譲りで、499万円。これがいちばん欲しいかも。
SPECIFICATIONS
グレード | 595C Turismo | ||
駆動方式 | FF | ||
トランスミッション | 5SCT | ||
全長×全幅×全高(mm) | 3655×1625×1505 | ||
ホイールベース(mm) | 2300 | ||
車両重量(kg) | 1160 | ||
乗車定員(人) | 4 | ||
エンジン種類 | 直4DOHCターボ | ||
総排気量(cc) | 1368 | ||
最高出力[ps/rpm] | 160/5500 | ||
最大トルク[N・m/rpm] | 206/2000 | ||
車両本体価格(万円) | 349 |
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