BMW 318Ci 【プレイバック試乗記】
カテゴリー: BMWの試乗レポート
タグ: セダン
2008/06/30
※この記事はカーセンサー関東版14号2000年4月13日発売号に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
■リアルな加速感とトルク感でスポーティな走りを実感できる
↑小気味よい音がドライバーに「車を走らせる」という印象を与える(左)328Ciではクローム装飾が多数採用されていたが、318Ciは基本的にブラックだ(右)
1999年に先行導入された328Ciに続き318Ciが発売開始となった。1.9Lの直列4気筒SOHCエンジンを搭載し、右ハンドルには4ATが、左ハンドルには5MTが組み合わされている。1.9Lエンジンはエンジン回転数に応じてインテーク・パイプの長さを切り換える共鳴過給吸気システムを搭載。これにより低中回転域でのトルク向上や高回転域での高い出力が得られるという。実際に試乗してみても低中回転域の生きのいいトルク感を実感。そして高回転域まで伸びやかな加速感が続き、ペダルの踏み込みに対してリアルな加速感やトルク感が得られるのだ。またエグゾーストノートもチューニングされているようで、328Ciよりも音が高く、小気味よい音がドライバーに「車を走らせる」という印象を与えてくれる。
■室内でもスポーツシートやレザー・スポーツ・ステアリングを標準採用
↑メーターパネルのデザインがセダンとは異なり、エレガント&スポーティな印象が強い(左)“318Ci”といっても搭載エンジンは1.9L。5MTでは十分な力強さを実感(右)
今回試乗したのは5MTモデル。シフトストロークは本格的なスポーツカーほどタイトではないが、確実でリズミカルな操作は十分に可能で運転を楽しむことができる。足回りにはスポーツサスペンションを採用し、タイヤサイズも205/55R16を標準装備。街中での乗り心地は少々硬めな印象を受けるが不快感はない。高速道路やワインディングでは常に安定した接地感があり、ステアリングフィールに対してダイレクトな操作感がエンジンのトルク感同様にイメージ通りに車を走らせることができるのだ。
318Ciは室内でもスポーツシートやレザー・スポーツ・ステアリングが標準採用されている。特にMTモデルを選べば、雰囲気や乗り心地だけでなく、よりスポーティーな走りを堪能できるはずだ。
主要諸元のグレード | 318Ci(5MT) |
駆動方式 | FR |
トランスミッション | 5MT |
全長×全幅×全高(mm) | 4490×1755×1370 |
ホイールベース(mm) | 2725 |
車両重量(kg) | 1330 |
乗車定員(人) | 5 |
エンジン種類 | 直4SOHC |
総排気量(cc) | 1895 |
最高出力[ps/rpm] | 118ps/5500rpm |
最大トルク[kg-m/rpm] | 18.3kg-m/3900rpm |
10・15モード燃費(km/L) | - |
ガソリン種類/容量(L) | 無鉛プレミアム/63 |
車両本体価格 | 383.0万円 |
コンセプト | 5点 |
フィニッシュ | 5点 |
前席居住性 | 5点 |
後席居住性 | 4点 |
内装の質感 | 4点 |
取り回し | 5点 |
操作系の使い勝手 | 4点 |
ラゲージルーム | 5点 |
パワー感 | 4点 |
トルク感 | 4点 |
加速性能 | 4点 |
乗り心地 | 4点 |
操縦安定性 | 5点 |
高速安定性 | 5点 |
しっかり感 | 5点 |
ブレーキ性能 | 5点 |
環境対策 | 5点 |
燃費 | 4点 |
ステータス | 5点 |
コストパフォーマンス | 4点 |
得点合計 | 91/100 |
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