トヨタ アベンシスワゴン【ニューモデル試乗】
カテゴリー: トヨタの試乗レポート
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2011/07/26
アベンシスは、トヨタの欧州拠点の一つ、TMUKのバーナストン工場(英国)で生産、欧州で販売されるトヨタブランド車。欧州では3代目だが、日本では2代目となる“輸入車”である。今回日本に導入されるのは2タイプのうちのワゴンのみで、旧型に設定のあったセダンは輸入されない。また日本向けの生産は4カ月
限定となる。
搭載するエンジンは2Lの直4。旧型にはあった2.4Lエンジン(エスティマと同型)は設定されないが、2Lエンジンにバルブマチック機構を搭載することでパワー不足を補っている。組み合わされるCVTは7速のマニュアルモード付きとなる。
旧型は特に欧州テイストのハンドリング性能の高さが評価されていたが、その点は新型も同様だ。サスペンションのセッティングやCVTの制御などは欧州仕様をそのままもってきている。全体的にはゆったりとした乗り心地だが、ステアリング操作に対し、正確に車が追従する部分やコーナリング時のしっかりとしたタイヤの接地感、そして高い静粛性は欧州車的で、国内で販売されているトヨタ車とは味つけが違うことがわかる。
搭載するエンジンは2Lの直4。旧型にはあった2.4Lエンジン(エスティマと同型)は設定されないが、2Lエンジンにバルブマチック機構を搭載することでパワー不足を補っている。組み合わされるCVTは7速のマニュアルモード付きとなる。
旧型は特に欧州テイストのハンドリング性能の高さが評価されていたが、その点は新型も同様だ。サスペンションのセッティングやCVTの制御などは欧州仕様をそのままもってきている。全体的にはゆったりとした乗り心地だが、ステアリング操作に対し、正確に車が追従する部分やコーナリング時のしっかりとしたタイヤの接地感、そして高い静粛性は欧州車的で、国内で販売されているトヨタ車とは味つけが違うことがわかる。
室内は意外とさっぱりしているがエアコンの左右独立温度調整機構や視認性の高いオプティトロンメーターなど、お金がかかっている部分も多い。ボディが旧型よりサイズアップされたことで後席とラゲージルームにはかなりゆとりができた。
1グレードのみ、ボディカラーも3色と割り切った形での導入だが、欧州車の味わいとより広い室内とラゲージ、そしてトヨタブランドの品質面などが欲しいと思う人には選択肢としてありだと思う。一方でパワー不足と感じるなら旧型の2.4L車を探すのもいいだろう。
1グレードのみ、ボディカラーも3色と割り切った形での導入だが、欧州車の味わいとより広い室内とラゲージ、そしてトヨタブランドの品質面などが欲しいと思う人には選択肢としてありだと思う。一方でパワー不足と感じるなら旧型の2.4L車を探すのもいいだろう。
SPECIFICATIONS
グレード | Xi |
駆動方式 | FF |
全長×全幅×全高(mm) | 4765×1810 ×1480 |
ホイールベース(mm) | 2700 |
車両重量(kg) | 1470 |
乗車定員 | 5人 |
総排気量(cc) | 1986 |
最高出力 | 112kW(152ps)/6200rpm |
最大トルク | 196N・m(20.0kg-m)/4000rpm |
車両本体価格 | 250万円 |
RATING
総合評価15/ 25 |
---|
EQUIPMENT(装備)2/ 5 |
6スピーカーのほか、手元で音量調節や選局ができるステアリングスイッチを標準装備するが、ナビやオーディオは非装着。必要ならディーラーオプションや社外品を取り付けることになる | SAFETY(安全性)4/ 5 |
横滑り防止装置をさらに進化させたS-VSCのほか、ディスチャージヘッドランプを標準装備。エアバッグはサイド&カーテンシールドに加え、運転席のニー(膝)を保護するタイプも装備する | ECO(環境性能)3/ 5 |
可変バルブタイミング機構などの採用により、平成17年排出ガス基準は75%低減で星4つを獲得し最高レベルだが、平成22年度燃費基準は+10%と最近のエコ志向の中では決して高い数値ではない | MILEAGE(燃費)2/ 5 |
カタログ記載の10・15モード燃費は14.6km/L、より実走に近いJC08モードでは13.6km/L。一方、一般道中心のテスト走行での平均燃費は9.8km/Lだった。ガソリン種別は無鉛ハイオク仕様になる | VALUE(バリュー)4/ 5 |
安全装備は充実しているが、パワーシートなどの快適装備は乏しい。オーディオやナビが標準装備されていないため、中古車では装着の有無だけでなく、どの機種が付いているかによって判断が分かれる |
トヨタ アベンシスワゴン【ニューモデル試乗】/試乗レポート