TOYOTA、ハリアーにターボエンジンを搭載 -マイナーチェンジで、「ハリアーネス」をさらに進化-
2017/06/08
・2.0L直噴ターボエンジン搭載による爽快な走りを実現
・衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」をはじめとする先進装備を充実
TOYOTAは、ハリアーをマイナーチェンジし、全国のトヨペット店を通じて6月8日に発売した。
1997年に、ハリアーの初代モデルを発売。「WILD BUT FORMAL」のキャッチコピーのもと、「高級クロスオーバーSUV」という新ジャンルを開拓した。2003年に発売した2代目は、プリクラッシュセーフティの世界初導入やハイブリッド車の導入など、初代以来築いてきた「高級・先進・洗練」を軸とする「ハリアーネス*」を確固たるものとするべく開発した。
2013年に発売した3代目は、国内専用車として開発。高級クロスオーバーSUVのパイオニアに対する高い期待に応えるべく、ハリアー独自のスタイリングに加え、パノラミックビューモニター(左右確認サポート付)やレーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)をはじめとする先進装備の積極的な採用など、高級感と先進性がさらに進化した。
初代モデルの発売からまもなく20年を迎え、今回マイナーチェンジでテーマを「ハリアーネスのさらなる進化」とした。動力では、滑らかで爽快な加速感を実現する2.0L直噴ターボエンジンを新採用し、スポーティさを追求。また、より進化した都会的なエクステリアに加え、アルミヘアライン加飾を施したシフトパネルやプレミアムナッパ本革を採用したシート表皮など、「本物感」から「本物」を追求したインテリアを実現した。さらに、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」をはじめとする安全装備の充実を図るなど、細部にわたる改良を施している。
* 「高級・先進・洗練」を軸とするハリアーブランドの総称
1.販売店 全国のトヨペット店
2.月販目標台数 2,500台
3.店頭発表会 6月24日(土)、25日(日)
(北海道、沖縄のみ価格が異なる。単位 : 円)
ELEGANCE:2,949,480~3,774,600
PREMIUM:3,249,720~4,424,760
PROGRESS:3,780,000~4,953,960
Super CVT-i:Super Continuously Variable Transmission-intelligent(自動無段変速機)
6 Super ECT:スーパーインテリジェント6速オートマチック
THSⅡ:TOYOTA Hybrid System Ⅱ
* 価格にはリサイクル料金は含まれない
1.スポーティさを追求した、2.0L直噴ターボエンジン(8AR-FTS)搭載車
<走行性能>
▽2.0L直噴ターボエンジンを搭載。ツインスクロールターボチャージャーと可変角を拡大したDual VVT-i(吸気側VVT-iW)*1を組み合わせるとともに、最適な燃焼効率を実現する直噴技術D-4ST*2を採用することで、低回転域から強大なトルクを発生させ、滑らかで爽快な加速フィーリングを実現している。さらに、トランスミッションには6 Super ECTを搭載するとともに、マニュアル感覚のシフト操作が楽しめるシーケンシャルシフトマチックを採用。素早い変速とスムーズな加速を実現
[ターボエンジン主要諸元]
■8AR-FTS
総排気量(cc):1,998
最高出力(kW[PS]/r.p.m.):170[231]/5,200~5,600
最大トルク(N・m[kgf・m]/r.p.m.):350[35.7]/1,650~4,000
JC08モード走行燃費(km/L):13.0*3
▽フロント・リヤにパフォーマンスダンパーを搭載。車両のロール剛性を上げることで、高速走行時における優れた直進安定性や操縦安定性を確保
▽走行制御モードスイッチにスポーツモードを追加し、より力強い加速感とスポーティ感あふれるハンドリングを両立
▽専用の18インチアルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装)を標準装備
<エクステリア・インテリアの主な特長>
2.安全装備をはじめとした先進装備の充実による、ハリアーネスの強化
<安全・運転支援>
▽衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車に標準装備
▽シフトレバー操作と連動して自動的に作動と解除を行える電動パーキングブレーキを設定
▽「HOLD」スイッチを押し、システムONの状態にしておくことで、渋滞や信号待ちなどでブレーキを踏んで停車した時にブレーキを保持できるブレーキホールドを設定
▽インテリジェントクリアランスソナーの機能を強化
①低速走行時などアクセルが踏まれない場合も作動
②超音波センサーを8個に増やし、右左折時やハンドルが切れている状態でも衝突緩和が可能
③ワイパー高速作動時も作動
▽右左折の際、16灯のLEDランプが内側から外側へ流れるように光るシーケンシャルターンランプを採用。先進性を強調するとともに、周囲からの被視認性を高め、安全性の確保に寄与
▽ヘッドランプ点灯時、ウィンカー操作やステアリング操作と連動して点灯するLEDコーナリングランプを設定。交差点への右左折進入などに、歩行者や障害物の視認性を確保
<快適装備>
▽T-Connect SDナビゲーションシステムのディスプレイを9.2インチに拡大し、視認性に配慮
▽スイッチ操作で自動的に開閉できるパワーバックドアに予約ロック機能を追加し、バックドアが閉まりきるのを待たずにロックが可能。また、マルチインフォーメーションディスプレイでパワーバックドアの開度を5段階で調整可能なほか、お客様の好みの高さを記憶させることも可能とし、利便性を向上
▽ドアミラーにエンブレムマーク付ドアミラー足元照明を設定。ハリアーの象徴である鷹のエンブレムマークを映し出すことで、夜間の乗降時に遊び心を演出
▽フロントシートにシートベンチレーション機能を設定したほか、パワースイッチのON、OFFやシートベルトの脱着により、運転席のシートが自動的に前後にスライドしスムーズな乗降をサポートする運転席オートスライドアウェイ機能を設定し、利便性を向上
3.さらに高級感・先進感を増したハイブリッド車・ガソリン車
<エクステリア・インテリアの主な特長>
▽フロントビューは、アッパーグリルを薄くしロアグリルをよりワイドにすることで、アンダープライオリティ*5をよりダイナミックに演出
▽リヤビューは、リヤコンビネーションランプを赤色の面発光とし、アイコニックなデザインを実現
4.その他
▽外板色には、新色ダークレッドマイカメタリック、ダークブルーマイカメタリックを含む全6色を設定
▽上級パッケージ“Metal and Leather Package”を新設定
*1 Dual VVT-i:Dual Variable Valve Timing-intelligent
Dual VVT-iW:Dual Variable Valve Timing-intelligent Wide
*2 D-4ST:Direct-injection 4stroke gasoline engine Superior version with Turbo
*3 国土交通省審査値。4WD車は、12.8km/L
*4 ウルトラスエードは東レ(株)の登録商標
*5 空力、冷却、歩行者保護性能を考慮したアンダーグリルとし、それを強調させたTOYOTA独自のフロントデザイン
ハリアー 車両情報はこちら:http://toyota.jp/harrier/
【転載元】
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