新・快適パッケージの採用により居住空間はさらに広くなり
機能性や装備性、さらに燃費性能の向上も図られた

スズキ ワゴンR/ワゴンRスティングレー|ニューモデル速報
↑全体的なフォルムこそ先代から踏襲されているが、つり目形状となったヘッドライトが採用され、フロントマスクはより精悍なイメージが目指された

コンセプト
軽自動車の本流にふさわしい快適性と
多くの人に支持されるデザインが追求された

軽自動車No.1の実力と人気を誇るスズキ ワゴンRにフルモデルチェンジが施され、新型へと進化。新プラットフォームや新・快適パッケージが採用され、全高こそ30mm拡充されたが、それ以外は先代と同サイズながらも居住空間はより広く、静粛性も高められている。機能面ではフロントサスペンションが新開発されたほか、リアサスペンションにも改良が施され、ロングホイールベース化とともに操縦安定性と乗り心地の向上が目指された。また、走りを安定させるESPが一部グレードに新採用されている。さらにタイヤ空気圧警報システムや軽自動車初の舵各センサー対応コーナリングランプが装着されるなど、クラスを超えた安全装備が用意されている点が特徴となっている。そのほかイモビライザーが全車標準装備された。

バリエーション
NAとターボの2種類の直3エンジンに
3種類のミッションが組み合わされる

先代と同様、新型にもワゴンRとワゴンRスティングレーの2種類のキャラクターが用意された。グレードは、ワゴンRが「FA」「FX」「FXリミテッド」「FTリミテッド」の4種類で、FTリミテッドにのみターボエンジンが搭載される。一方スティングレーは「X」「T」「TS」の3種類で、XがNAエンジン、TとTSはターボエンジン搭載だ。いずれのモデルにも2WDと4WDが用意されている。組み合わされるミッションは、ワゴンRのFAとFXが5MTと4AT。FXリミテッドは4ATとCVTで、FTリミテッドはCVTのみ。スティングレーはXが4ATとCVTで、TおよびTSはCVTのみとなる。ボディカラーは「日本人の心に響く色」をテーマとした新色が追加され、ワゴンRが全9色、スティングレーが全8色。価格は、ワゴンRはFAの90万8250円(2WD/5MT)からFTリミテッドの146万6850円(4WD/CVT)まで。スティングレーがX(2WD/4AT)の125万4750円からTS(4WD/CVT)の167万1600円までとなっている。

内外装
スタイリッシュな外装デザインに
広く使い勝手に優れたインテリア

新ワゴンRのコンセプトは、新・快適パッケージ。プラットフォームも一新され、ボディサイズこそ先代とほぼ同様だが、室内長1975×室内幅1295×室内高1275mmと特に前後方向に拡大されている点が特徴。デザイン面ではワゴンRとスティングレーで雰囲気が異なり、ワゴンRには明るい雰囲気の内装色が用意され、シートもボリューム感のあるベンチシートが採用された。一方、スティングレーはシルバー加飾が施されたブラック内装となり、センターパネルも立体感のあるブラック。さらにシートは高級感のある専用シート表皮が使用された縫製シートとなっている。その他、両モデルともにインパネシフトが新たに採用された点も見逃せない。
POINT
1 クール&スポーティに仕立てられた
人気のスティングレーも設定
スズキ ワゴンRスティングレー リアスタイル|ニューモデル速報
2 新たにインパネシフトを採用し
フロントウォークスルーを実現
スズキ ワゴンR インパネ|ニューモデル速報
3 後席はワンタッチで折り畳み可能
荷物に合わせてアレンジできる
スズキ ワゴンR シートアレンジ|ニューモデル速報
4 ワイドになった荷室開口部で
荷物も積載もラクラク
スズキ ワゴンR ラゲージ|ニューモデル速報

SPECIFICATIONS

グレード ワゴンR FXリミテッド ワゴンRスティングレー TS
駆動方式 2WD(FF)
トランスミッション CVT
全長×全幅×全高(mm) 3395×1475×1660 3395×1475×1675
ホイールベース(mm) 2400
車両重量(kg) 850 880
乗車定員(人) 4
エンジン種類 直3DOHC 直3DOHC+ターボ
総排気量(cc) 658
最高出力[kW(ps)rpm] 40(54)/6500 47(64)/6000
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 63(6.4)/3500 95(9.7)/3000
10・15モード燃費(km/L) 23.0 21.5
ガソリン種類/容量(L) レギュラー/30
車両本体価格(万円) 118.125 155.4
■発表日:平成20年9月25日 ■取り扱い:スズキ店、アリーナ店