スズキ MRワゴン【フルモデルチェンジ】
カテゴリー: スズキの新型車
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2011/01/21
「車離れ」の若者の心をつかむ
新しい価値と魅力を兼ね備えた新しいタイプの軽ワゴン
↑ボディカラーは写真のパールホワイトを含む全6色
コンセプト
「始動力」「期待力」「新バランス感」
新しい感覚を形にした軽ワゴン
2001年の初代発売以来、斬新で個性的なデザイン、こだわりの空間を追求してきた軽自動車ンのMRワゴンが、4年ぶりにフルモデルチェンジを果たした。新型のコンセプトは「低燃費、広々空間、個性あふれるデザインで、新しい価値と魅力を兼ね備えた新感覚軽ワゴン」。キーワードは「始動力」「期待力」「新バランス感」。ハイトワゴンの基本性能をもちながらも、若者のライフスタイルを踏まえ、感性に訴求するデザインが追求された。これまでにない感覚を形にすることで、若者に車のあるライフスタイルを楽しんでもらえるようなモデルが目指された。
内外装
ロングルーフフォルムで広々感を演出
くつろげる自分の空間を大切にした内装
エクステリアは、個性的なスタイリングと広々としたキャビンを実現したロングルーフフォルムが特徴的。フロントからサイドへスムーズにつながる、ラウンドしたフロントフェイスや、個性的な半円モチーフのヘッドランプ、そしてリアコンビランプのデザインなど、愛着感あふれるデザインが施されている。インテリアは、デザイン家電を思わせるピアノブラック調のタッチパネルオーディオと自発光メーターなど、シンプルながら存在感のあるセンターパネルが採用された。フラットな黒のパネルに白のスイッチ表示が浮かび上がることで、先進性はもちろん、安全性と直感的な操作を追求。また、iPodやUSBデバイスを直接接続できるUSBソケットを標準装備。車載オーディオでの音楽再生や操作を可能とした。
内装は白を基調としたインパネガーニッシュが与えられたことで、空間の広がりを表現。また、丸くえぐられたシート形状は、柔らかさや包み込まれるような優しさを表現したものだという。
パッケージングも刷新された。新プラットフォームを採用することで、2425mmのロングホイールベースを実現。ゆとりの室内空間が実現された。上級グレードでは、リアシートが160mm前後にスライドでき、リクライニング機構も備えている。CDケースを6枚収納できるリッド付きインパネボックスや、箱型ティッシュも置けるインパネトレーが助手席に装備されるなど、ユーティリティ性能も充実された。
バリエーション
燃費性能、静粛性、軽量化が施された
スズキの新世代ユニットを搭載
エンジンには、新たに開発されたスズキの新世代ユニット「R06A」が搭載された。徹底した低燃費技術が投入され、10・15モード燃費はNAのFFモデルで25.5km/L、ターボのFFモデルでも22.5km/Lを実現。NAエンジンは、軽では初めて排気側にも可変バルブタイミング機構のVVTが採用された。さらにこのユニットには、さまざまな低騒音技術が織り込まれ、全回転域でのエンジン騒音の低音化が図られている。徹底した軽量化が施され、660ccクラスのエンジンでは最軽量のユニットになっているという。組み合わされるミッションは、副変速機構付きCVTで、新たにCVT作動オイルをエンジン冷却水で温めるビルトインオイルクーラーが採用された。これは、オイルを早く温めることでオイルの粘性による回転抵抗を低減させ、低燃費化に貢献するシステムだ。
価格はNAエンジン+FFのエントリーモデルであるGの113万1900円から、ターボエンジン+4WDの最上級グレードであるTの151万950円まで。
SPECIFICATIONS
グレード | G | X | T |
駆動方式 | FF | 4WD | |
トランスミッション | CVT | ||
全長×全幅×全高(mm) | 3395×1475×1625 | ||
ホイールベース(mm) | 2425 | ||
車両重量(kg) | 790 | 860 | 880 |
乗車定員(人) | 4 | ||
エンジン種類 | 直3DOHC | 直3DOHC+ターボ | |
総排気量(cc) | 658 | ||
最高出力[kW(ps)rpm] | 40(54)/6500 | 47(64)/6000 | |
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 63(6.4)/4000 | 95(9.7)/3000 | |
10・15モード燃費(km/L) | 25.5 | 23.0 | 21.5 |
ガソリン種類/容量(L) | レギュラー/30 | ||
車両本体価格(万円) | 113.19 | 133.35 | 151.095 |
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