日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は10日、「ティアナ」の主要グレード「XL」「XV」に「エマージェンシーブレーキ」(自動ブレーキ)および「踏み間違い衝突防止アシスト」を標準装備し、19日より全国一斉に発売すると発表しました。

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初代の『モダン・リビング』、2代目の『おもてなし』のコンセプトに加え、走行性能にもこだわった3代目「ティアナ」は、余裕のある走りと快適性などがお客さまから好評を得ています。

今回の一部仕様向上では、衝突回避支援システムとして「エマージェンシーブレーキ」(自動ブレーキ)および「踏み間違い衝突防止アシスト」を主要グレードの「XL」、「XV」に標準装備しました。あわせて、デザインではフロントグリルの一部をピアノブラック調に変更し、より立体的で奥行きのある上品な仕上がりとしました。

「エマージェンシーブレーキ」(自動ブレーキ)は、フロントカメラで前方の車両や歩行者を検知し、衝突の危険性があるとシステムが判断した場合にはメーター内の警告灯とブザーでドライバーに衝突回避操作を促します。さらに、万一ドライバーが安全に減速できなかった場合には緊急ブレーキを作動させて、衝突を回避または衝突時の被害や傷害を軽減します。

また、「踏み間違い衝突防止アシスト」は、フロントソナーとバックソナーにより障害物と自車との距離を検知し、約15km/h未満の低速時で前進・後退するときに作動します。壁などの障害物があるにもかかわらずアクセルペダルを強く踏んでしまったときに、メーター内の警告灯とブザーにより運転者に警報するとともに、急加速しないように車両を制御、またブレーキを自動で作動させて、衝突を回避または衝突時の被害を軽減します。さらに、ブレーキ操作が遅れて壁などの障害物に接近した場合、自動的にエンジン出力やブレーキを制御して障害物への衝突を回避、または衝突時の被害を軽減します。

「ティアナ」は、「環境対応車普及促進税制」の減税措置により、自動車取得税が60%、自動車重量税が50%減税*1となります。

日産は、2020年までに自動運転技術の段階的な実用化*2を目指しています。自動運転につながる要素技術である「カメラ認知技術」や「操作自動化技術」を活用し、これらの技術がもたらす安全性をより早くお客様にお届けしメリットを享受していただくために、「エマージェンシーブレーキ」(自動ブレーキ)の採用車種を拡大し、2015年度中に日本で発売しているほぼ全てのカテゴリーに搭載を完了すると発表しました。今回の「ティアナ」のほかに、「スカイライン」、「エクストレイル」、「セレナ」、「ノート」、「日産デイズ」、「日産デイズルークス」に既に搭載を完了しています。

日産は、クルマがドライバーをサポートすることで更なる交通事故低減をめざし、自動運転技術の早期の実用化並びに搭載拡大を積極的に進めていきます。

*1: エコカー減税の詳細については、「『ティアナ』エコカー減税サイト 」をご参照ください。
*2: 2016年末までに、高速道路上で安全な自動運転を可能にする「トラフィック・ジャム・パイロット」、2018年には、危険回避や車線変更を自動的に行う、複数レーンでの自動運転技術を、2020年までに、ドライバーの操作介入なしに、十字路や交差点を自動的に横断できる交差点での自動運転技術を導入する予定。


<全国希望小売価格(消費税込み)>(単位:円)
■XE:2,499,120
■XL:2,896,560
■XV:3,196,800

「ティアナ」の詳細情報はこちらよりご覧ください。

「ティアナ」WEBカタログ
「ティアナ」エコカー減税サイト