タフな外観にスマートさをプラス。ディーゼルは待望の6ATを獲得

  • 日産エクストレイル|ニューモデル速報
  • 日産エクストレイル エクストリーマーX|ニューモデル速報
↑フロントグリルなどを変更し、スマートな印象がプラスされた。写真右はオーテックによるボディワークが魅力のエクストリーマーX
先進の4WDシステムを搭載し、タフな走破性と高いユーティリティ性能によるギア感が魅力のエクストレイルが、マイナーチェンジを果たした。

エクステリアでは、前後のデザインに変更が加えられている。フロントフェイスは、新たにシルバー加飾されたフロントグリルや、X形の形状を獲得したフロントバンパー、ヘッドライトの形状が刷新された。リアではコンビランプがLED化されている。また17インチのアルミホイールが新デザインとなった。

室内では、大径化されたスピードメーターとタコメーターの間に、ホワイトLEDによる車両情報ディスプレイを追加。このディスプレイは、瞬間燃費や平均速度などを表示するドライブコンピュータ機能をはじめ、タイヤやエンジンオイルなどの交換時期を表示するメンテナンス機能、パーキングブレーキの外し忘れや半ドア情報から、長時間ドライブ時にドライバーに休憩をとるように促してくれる情報まで装備した、ウォーニングインフォメーション機能までも備わっている。

装備面では、従来型のヒルディセントコントロールをさらに進化させたアドバンスドヒルディセントコントロールや、保温保冷機能が付加されたグローブボックスなど、タフな機能とそれを使いこなす搭乗者に配慮された機能が新たに追加された。

また、新たにオーテックにより、フロントオーバーライダーや前後アンダーカバー、マッドガード、専用フォグランプフィニッシャーなど、よりワイルド志向の装備が追加されたエクストリーマーXが用意されている。

今回の変更における最大のトピックは、クリーンディーゼルエンジンを搭載した20GTに6速ATモデルが追加されたことだろう。AT化に際し、リーンNOxトラップ触媒や、エンジン各部を調整して空燃費を緻密にコントロールする高精度エンジン制御が採用された。その結果、10・15モード燃費は14.2km/Lを達成。6MT車と同様に、100%のエコカー減税に適合。最大21万円のディーゼル補助金対象にもなっている。

価格は、駆動方式がFFのエントリーグレードの20Xが223万9650円から。クリーンディーゼルを搭載した6ATの20GTエクストリーマーXプラスナビHDDの343万3500円まで。最廉価グレードは若干、クリーンディーゼル搭載車は約14万円ほど価格が上昇している。
グレード 20X 20X 25X 20GT エクストリーマーX
駆動方式 FF 4WD
トランスミッション CVT 6AT
全長×全幅×全高(mm) 4635×1790×1700 4665×1790×1700
ホイールベース(mm) 2630
車両重量(kg) 1440 1520 1530 1700
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC 直4DOHC+ターボ
総排気量(cc) 1997 2488 1995
最高出力[kW(ps)rpm] 101(137)/5200 125(170)/6000 127(173)/3750
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 200(20.4)/4400 230(23.5)/4400 360(36.7)/2000
10・15モード燃費(km/L) 14.0 13.2 11.6 -
ガソリン種類/容量(L) レギュラー/65 軽油/65
車両本体価格(万円) 223.965 244.965 260.715 329.7
■発表日:平成22年7月9日 ■取り扱い:日産ディーラー