ボルボ V40|ニューモデル速報

ボルボのステーションワゴンにおけるエントリーモデルだったV40が、5ドアプレミアムスポーツコンパクトで登場。ボルボならではの安全性能はもちろん、環境性能も向上した充実のフルモデルチェンジとなった

5ドアプレミアムスポーツコンパクトに生まれ変わった

クーペフォルムとモダンスカンジナビアンデザインとの融合

新型V40は「ボルボの大型モデルの特徴や機能を小型車に取り入れる」というコンセプトで開発された。ダイナミックでスタイリッシュ、そしてスポーティにデザインされた5ドアモデルとなっている。

エクステリアはコンセプトカーのような流麗なルーフラインをもつクーペフォルムを採用。くさび形のサイドビューを彩るショルダーラインがリアのドアハンドル付近で立ち上がるフック形状は、60年代から70年代にかけ生産されたクーペ「P1800」や、それをベースとしたスポーツワゴン「P1800ES」へのオマージュだという。

インテリアは、モダン・スカンジナビアン・デザインによる洗練された空間を実現。ボルボ初採用のカラー液晶メーターパネルは「Elegance」、「Eco」、「Performance」の3テーマを簡単な操作で選択することができる。スタイリッシュさと機能性を向上させた「フレームレスルームミラー」や、大きな面積をもつ「パノラマガラスルーフ」など特徴的な装備も採用された。

荷室はバッグ用フックと、仕切りが付いた「マルチファンクション・2レベル・ラゲッジフロア」により、高い機能性と収納力を実現している。

アイドリングストップ機構の採用で高い環境性能を実現

エンジンは最高出力180ps/最大トルク240N・mを発生する1.6Lの直4直噴ターボを採用。組み合わされるトランスミッションは、新たにスポーツモードが加わった6速デュアルクラッチ式の「パワーシフト」となる。

また、ボルボでは初となるアイドリングストップ機構「Start/Stop機能」や、ブレーキエネルギー回生システム、高効率な速度感応式の電動パワーステアリングなどによりCO2排出量や燃費の低減にも成功している。燃費は従来型のコンパクトモデルである、C30/S40/V50などと比べて約40%も向上。JC08モード燃費は16.2km/Lを実現。75%の減税対象となる。

世界初となる歩行者エアバッグをオプションで用意

ボルボの特徴でもある安全装備も充実。前方車両を赤外線レーザーセンサーで監視し、追突の危険性を感知すると自動ブレーキによって衝突を回避、軽減させる「シティセーフティ」は全車に標準装備される。

無意識のうちに蛇行した際、車線内を走行するようステアリングを微修正し、さらには振動させて警告する「レーンキープングエイド」など、10種類のセーフティ&ドライバーサポート技術を凝縮したパッケージ「セーフティパッケージ」もオプションで用意される。

最大のトピックは「歩行者用エアバッグ」が世界で初めて採用されたこと。車両が歩行者との衝突を感知すると、エアバッグがアルミニウム製のボンネットを持ち上げフロントウインドウに向けて展開。歩行者がフロントガラス下部などの硬い部分と接触して負傷しないよう保護してくれる。

モデルバリエーションは装備の違いによる2モデルを用意。価格はエントリーモデルとなる「T4」が269万円。運転席8ウェイパワーシートなどが装備される上級モデル「T4 SE」が309万円となる。

流麗なルーフラインによるクーペフォルムを採用

流麗なルーフラインによるクーペフォルムを採用

洗練されたモダン・スカンジナビアン・デザイン

洗練されたモダン・スカンジナビアン・デザイン

高効率な1.6L直4直噴ターボエンジン

高効率な1.6L直4直噴ターボエンジン

世界発採用となる歩行者用エアバッグをオプションで用意

世界発採用となる歩行者用エアバッグをオプションで用意

グレード T4 T4 SE
駆動方式 FF
トランスミッション 6AT
全長×全幅×全高(mm) 4370×1785×1440
ホイールベース(mm) 2645
車両重量(kg) 1430
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC+ターボ
総排気量(cc) 1595
最高出力[kW(ps)rpm] 132(180)/5700
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 240(24.5)/1600-5000
JC08モード燃費(km/L) 16.2
ガソリン種類/容量(L) プレミアム/62
車両本体価格(万円) 269.0 309.0
■発表日:平成25年2月19日 ■取り扱い:ボルボ ディーラー