優れた加速性能を筆頭に高性能と低燃費を高い次元で両立

VW ゴルフトゥーラン
↑ゴルフというより、パサートに近い印象となったフロントマスク。メッキの効いたワッペングリルを採用することで高級感が増した

コンセプト
高性能と低燃費を両立する最新エンジン

 今や輸入車で唯一新車で買えるコンパクトミニバンとなったゴルフトゥーラン。ゴルフGT TSIに搭載されて話題となっているツインチャージャーエンジン(TSI)を積み、マイナーチェンジを行った。
 優れた加速性能を筆頭に高性能と低燃費を高い次元で両立させた、今最も進化したガソリンエンジンと言える1.4L TSI。ゴルフ用と同じ170ps仕様に加えて、トゥーランには140ps仕様も新たに設定されている。VWでは今後、このTSIエンジンを他車種にも随時採用する予定で、その性能を十分に引き出すDSGと組み合わせたパワートレインは、ガソリンエンジンの中心的なユニットとなる。

バリエーション
お得なトレンドラインとスポーティなハイライン

 従来通り2グレード展開となるが、従来の直噴エンジンは廃止され、2グレード共にTSIユニットを搭載することとなった。従来のEに相当するベーシックグレードは、TSIトレンドライン。Eに比べ値下がりした分、フロントフォグライトが省かれたり、アルミホイールがホイールキャップになっている。対するGLiに相当する上級グレードは、TSIハイライン。こちらにはスポーツシートやパドルシフトが備わり、よりスポーティに仕上がっている。

内外装
最新VWで共通のワッペングリルを採用

 大きな変更点はエンジンだけではない。フロントマスクにも大幅な改良が加えられた。涙目タイプのヘッドライトを採用。フロントグリルは最新VWのデザインアイデンティティであるワッペングリルとなり、前から見た印象はゴルフというよりもパサートに近い。取り外し可能なシートなど、室内の使い勝手の良さは従来通り。ミッションがDSGとなったため、シフトノブ回りのデザインが変わったほか、上り坂の発進時の後退を防ぐヒルホルダー機能が備わった。

■SPECIFICATIONS:1.4 TSIハイライン
・トランスミッション:DSG
・駆動方式:2WD(FF)
・全長×全幅×全高(㎜):4420×1795×1660
・ホイールベース(㎜):2675
・車両重量(㎏):1630
・乗車定員(人):7
・エンジン種類:直4DOHCターボ+スーパーチャージャー
・総排気量(㏄):1389
・最高出力[kW(ps)rpm]:125(170)/6000
・最大トルク[N・m(㎏-m)/rpm]:240(24.5)/1500〜4750
・10・15モード燃費(㎞/L):12.4
・ガソリン種類/容量(L):プレミアム/60
・車両価格(万円):325.0


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発表日:平成19年3月22日
取り扱い:フォルクスワーゲン正規販売店
POINT

[1]全グレードに
TSIエンジン+DSG

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[2]高級感を向上させた
フロントマスク

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[3]豊富な安全装備を
全て標準で搭載

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[4]取り外し可能なシートなど
使い勝手のよさは従来通り

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※カーセンサー関東版8号 4月12日発売号に掲載予定の記事を先行して公開しています。
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