ホンダ ステップワゴン ▲競合ひしめく人気ジャンルゆえ、もはや「室内が広い」だけでは心が動かされません。ライバルを出し抜く「何か」がないと……ステップワゴンは「わくわくゲート」で揺さぶってくれます

ミニバン大国ニッポン。これほどまでミニバンのバリエーションが豊富なのは、世界的にみても日本くらいのもの。ミニバンのワールドカップやオリンピックが開かれたとしたら、ニッポンの圧勝でしょう。超絶「選手層」が厚いんですからね。そんな中から1台を選ぶのは贅沢でありつつも、選択肢が多いだけに悩ましくもあります。

今回スポットライトを浴びせるホンダのステップワゴンは「そのほか大勢」もしくは「ワン・オブ・ゼム」に埋没しない、ホンダらしいスパイスの効いたミニバンです。言い換えれば他車と比較して検討するというより、ほとんどの方が指名買い。圧倒的なドラフト1位感覚で選ぶべきモデルです。そこでステップワゴンをスマートに選ぶための基礎知識をまとめました。ステップワゴン選びのファーストステップにどうぞ。
 

 

【概要】わくわくゲートといったキラーコンテンツがある

2015年に登場した5代目ステップワゴンは、7人乗りの3列シートを基本に8人乗りも選べる5ナンバーサイズのミニバンです。

全長4690mm×全幅1695mm×全高1840mm(FF)

このステップワゴンには、フロントノーズを伸ばし(デビュー時のスパーダ全長は4735mm)、エアロパーツを取り付けたスパーダもラインナップされています。スパーダはステップワゴンの中にあってアッパークラスの位置付けです。

ステップワゴンは1.5Lガソリンターボと、2.0Lハイブリッドエンジンがラインナップされています。ガソリンエンジンは最新トレンドのダウンサイジングターボ。排気量が小さくても過給することで、むしろ力強さと好燃費を両立させている直噴ターボです。 排気量1.5Lのガソリンエンジンを選べば、自動車税が3万500円/年(※2019年10月以降)、3万4500円/年(※2019年10月以前)と、少し安いのも地味にうれしいポイントです。排気量を2.0Lにすると、3万6000円/年(※2019年10月以降)、3万9500円/年(※2019年10月以前)と自動車税が5500(5000)円上がります。

※2019年10月以降に購入された新車(自家用乗用車[登録車])から、毎年かかる自動車税がすべての排気量で引き下げられました。これは新車購入時のみに適用され、2019年10月以前に購入された車については、以前の自動車税のまま、据え置きとなります。

燃費も、JC08モードで15.0から17.0km/Lと、重くて大きなミニバンとしては悪くないです。

さて、ステップワゴンの魅力は横開き式のサブドアを備えた「わくわくゲート」(テールゲート)と、左右分割して床下に格納できる「マジックシート」(3列目シート)にあります。言い換えると、このあたりに魅力を感じないのであれば、ステップワゴンを選ぶ旨味は薄めになります。

ホンダらしくミニバンであってもハンドリングにこだわっており、ハンドリングもシッカリしています。わくわくゲートやマジックシートといった一種の「飛び道具」もしくは「客寄せパンダ」的な装備や機能に飛びついて選んだとしても、トータルでも満足のいくモデルとなっています。もちろん、安全性能の面でも充実しています。歩行者まで検知する安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」が投入されています。
 

 

【変遷】マイナーチェンジでスパーダは「お顔」をリメイク

ステップワゴンは1996年5月に初代が発売されてから、2019年10月現在、現行型は5代目を数えます。 いずれのグレードもFFの2WDモデルとフルタイム4WDモデルが設定されています。順を追って、5代目ステップワゴンの変遷をみていきましょう。
 

2015年4月 デビュー
ステップワゴンとステップワゴンスパーダが同時に発売されました。全車、エンジンは1.5LのVTECターボのみであり、組み合わされるトランスミッションはCVTです。駆動系はFFと4WDがあり、福祉車両の助手席リフトアップシート車やサイドリフトアップシート車も設定されています。ラインナップは以下のとおりです。
 

・ステップワゴンのラインナップと新車時価格 ※消費税8%込
B 228万8000円(FF)/254万7200円(4WD)
G 248万円(FF)/271万7600円(4WD)
G・EX 258万8000円(FF)/280万4000円(4WD)
 

・ステップワゴンスパーダのラインナップと新車時価格 ※消費税8%込
B SPADA 272万5000円(FF)/296万2600円(4WD)
G SPADA・Cool Spirit 288万7000円(FF)/308万1400円(4WD)
 

・助手席リフトアップシート車のラインナップと新車時価格 ※消費税非課税
G 289万9000円(FF)/302万9000円(4WD)
SPADA 302万1000円(FF)
 

・サイドリフトアップシート車のラインナップと新車時価格 ※消費税非課税
G 285万1000円(FF)/305万1000円(4WD)
SPADA 307万8000円(FF)
 

カラーバリエーション
・ホワイトオーキッド・パール
・スーパープラチナ・メタリック
・モダンスティール・メタリック
・コバルトブルー・パール
・プレミアムディープロッソ・パール
・ミルクグラスパール(ステップワゴンのみ)
・クリスタルブラック・パール(ステップワゴンのみ)
・プレミアムスパイスパープル・パール(スパーダのみ)
・プレミアムスパークルブラック・パール(スパーダのみ)
 


ホンダ ステップワゴン
▲スパーダはステップワゴンの中で上級の位置付け。写真はデビュー時のトップグレードである「SPADA・Cool Sprit(FF)」のもの。ボディカラーはプレミアムスパイスパープル・パールです

2015年7月 追加「福祉車両・車いす仕様車」
「ステップワゴン」「ステップワゴンスパーダ」の車いす仕様車が追加されました。3列目シートを左右分割して床下格納できる「マジックシート」などの特長を生かしながら、車いすでも開放感のある移動空間としたのが特徴となっています。

ステップワゴンの車いす仕様車Gには、2列目乗車、3列目乗車、2&3列目乗車の3タイプがあり、全タイプにFFと4WDが揃っています。また、ステップワゴンパーダとして2列目乗車タイプも存在します。

ステップワゴンとステップワゴンスパーダが同時に発売されました。全車、エンジンは1.5LのVTECターボのみであり、組み合わされるトランスミッションはCVTです。駆動系はFFと4WDがあり、福祉車両の助手席リフトアップシート車やサイドリフトアップシート車も設定されています。ラインナップは以下のとおりです。

・追加された車いす仕様車のラインナップ新車時価格 ※消費税非課税
G(2列目乗車タイプ) 298万円(FF)/318万円(4WD)
G(3列目乗車タイプ) 302万5000円(FF)/322万5000円(4WD)
G(2&3列目乗車タイプ) 308万円(FF)/328万円(4WD)
SPADA (2列目乗車タイプ) 316万7000円(FF)
 


ホンダ ステップワゴン
▲ステップワゴンの車いす仕様車Gです。ボディカラーはミルクグラス・パール

2015年12月 特別仕様車「アドバンスパッケージα/β」
SPADAとSPADA・Cool Spiritに、ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」と「リア右側パワースライドドア」を装備した特別仕様車が発売されました。ラインナップは以下のとおりです。

・アドバンスパッケージα/β共通の装備
Honda SENSING
リア右側パワースライドドア

・アドバンスパッケージαの装備
Hondaインターナビ+リンクアップフリー+ETC車載器(ナビゲーション連動)
リアエンターテインメントシステム

・アドバンスパッケージβ
ナビ装着用スペシャルパッケージ
ETC車載器
 

・SPADA特別仕様車新車時の価格 ※消費税8%込
アドバンスパッケージ β 284万円(FF)/307万7600円(4WD)
Cool Spirit アドバンスパッケージ β 299万円(FF)/318万4400円(4WD)
アドバンスパッケージ α 306万円(FF)/329万7600円(4WD)
Cool Spirit アドバンスパッケージ α 321万円(FF)/340万4400円(4WD)
 

カラーバリエーション
・プレミアムスパイスパープル・パール
・プレミアムスパークルブラック・パール
・ホワイトオーキッド・パール
・スーパープラチナ・メタリック
・モダンスティール・メタリック
・コバルトブルー・パール
・プレミアムディープロッソ・パール
 


ホンダ ステップワゴン
▲STEP WGN SPADA 特別仕様車 アドバンスパッケージ βには標準の左側に加え、リア右側パワースライドドアも追加されています

2016年5月 一部改良
安全運転支援システム「Honda SENSING」や、ナビ装着用スペシャルパッケージ、ETC車載器などを標準装備したグレードが追加されるとともに、一部改良を受けました。
 

・主な一部改良
Bを除く全タイプがHonda SENSINGとナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器を標準装備
B、G・Honda SENSINGを除く全タイプがリア右側パワースライドドアを標準装備
Bを除く全タイプが1列目シートi-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステムを標準装備
G・EX Honda SENSINGはリア右側パワースライドドアとLEDヘッドライトを標準装備
ステップワゴンスパーダがリア右側パワースライドドアとパドルシフトを標準装備
SPADA・Cool Spirit Honda SENSINGがスポーツペダル(アクセルペダル&ブレーキペダル)を標準装備
 

・ステップワゴンのラインナップと新車時価格 ※消費税8%込
B 228万8000円(FF)/254万7200円、(4WD)
G Honda SENSING 261万円(FF)/284万7600円(4WD)
G・EX Honda SENSING 283万円(FF)/304万6000円(4WD)
 

・ステップワゴンスパーダのラインナップと新車時価格 ※消費税8%込
SPADA Honda SENSING 284万円(FF)/307万7600円(4WD)
SPADA・Cool Spirit Honda SENSING 299万円(FF)/318万4400円(4WD)
 

・助手席リフトアップシート車のラインナップと新車時価格 ※消費税非課税
G 280万3000円(FF)/300万3000円(4WD)
SPADA 297万7000円(FF)
 

・サイドリフトアップシート車のラインナップと新車時価格 ※消費税非課税
G 282万5000円(FF)/302万5000円(4WD)
SPADA 303万4000円(FF)
G 285万1000円(FF)/305万1000円(4WD)
SPADA 307万8000円(FF)
 

・車いす仕様車のラインナップと新車時価格 ※消費税非課税
G(2列目乗車タイプ) 295万4000円(FF)/315万4000円(4WD)
G(3列目乗車タイプ) 299万9000円(FF)/319万9000円(4WD)
G(2&3列目乗車タイプ) 305万4000円(FF)/325万4000円(4WD)
SPADA (2列目乗車タイプ) 312万3000円(FF)
 

カラーバリエーション
・ホワイトオーキッド・パール(全タイプ)
・スーパープラチナ・メタリック(全タイプ)
・モダンスティール・メタリック(全タイプ)
・コバルトブルーパール(全タイプ)
・プレミアムディープロッソ・パール(全タイプ)
・ミルクグラス・パール(B/G・Honda SENSING/G・EX Honda SENSING)
・クリスタルブラック・パール(B/G・Honda SENSING/G・EX Honda SENSING)
・プレミアムスパイスパープル・パール(SPADA・Honda SENSING/SPADA・Cool Spirit Honda SENSING)
・プレミアムスパークルブラック・パール(SPADA・Honda SENSING/SPADA・Cool Spirit Honda SENSING)
 

2016年10月 Modulo Xを追加
Modulo Xは専用のカスタマイズパーツを生産工場のラインで装着する、いわゆるメーカー製コンプリートカーブランドです。そのシリーズ第3弾としてステップワゴン版がラインナップに加わりました。単にカスタマイズパーツが取り付けられただけではなく、サスペンションの設定や空力特性がチューニングされており、前後方向のバランスが高まったことで四輪の接地性や、旋回時の路面トレース性能がアップしています。
 

・Modulo Xの装備
専用サスペンション(全高はSPADA比でマイナス約15mm)
専用17インチアルミホイール
専用フロントエアロバンパー
専用エンジンアンダーカバー
専用リアロアーディフューザー
専用フロントグリル
専用フロントビームライト
専用LEDフォグライト
専用リアエンブレム
専用ブラック コンビシート(プライムスムース×ソフトウィーブ)(Modulo Xロゴ入り)
専用本革巻ステアリングホイール(ディンプルレザー&スムースレザー/ピアノブラック調)
専用本革巻セレクトレバー(ディンプルレザー)
専用インパネミドルパッド(ピアノブラック調)
専用フロアカーペットマット(プレミアムタイプ)(Modulo Xアルミ製エンブレム付)
9インチプレミアムインターナビ(Gathers)(専用オープニング画面/USBジャック)
ドライブレコーダー(ナビ連動タイプ)
ETC2.0車載器(ナビ連動タイプ)
 

・ラインナップと新車時価格 ※消費税8%込
Modulo X 366万5000円(FF)
 

カラーバリエーション
・プレミアムスパイスパープル・パール
・プレミアムスパークルブラック・パール
・ホワイトオーキッド・パール
 


ホンダ ステップワゴン
▲ステップワゴンModulo Xの外観。ボディカラーはホワイトオーキッド・バール

2017年9月 マイナーチェンジ
全車に安全運転支援システム「Honda SENSING」を搭載。従来のシステムに対して歩行者事故低減ステアリング機能などが新たに加わっています。 また、スパーダはフロントマスクを中心に外観が変わるとともに、ハイブリッドエンジンがこのマイナーチェンジで設定されています。

・マイナーチェンジによるスパーダの変更点
LEDヘッドライトや専用デザインのフロントグリルを新採用
テールゲートスポイラーの形状を変更

スパーダに採用されたハイブリッドエンジンは2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」で、WLTCモードでは20.0km/L。しかも、ハイブリッド仕様には専用チューニングサスペンションと、さらに上級グレードにはパフォーマンスダンパーを採用。乗り心地と操縦安定性が高められています。さらに、渋滞追従機能付きACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を搭載。これは作動範囲を0km/hからとしています。

・ラインナップと新車時価格 ※消費税8%込/消費税10%込
B・Honda SENSING 245万5920円/250万1400円(FF), 271万5120円/276万5400円(4WD)
G・Honda SENSING 266万1120円/271万400円(FF),289万8720円/295万2400円(4WD)
G・EX Honda SENSING 286万2000円/291万5000円(FF),307万8000円/313万5000円(4WD)
SPADA Honda SENSING 285万2280円/290万5100円(FF),308万9880円/314万7100円(4WD)
SPADA・Cool Spirit Honda SENSING 305万1000円/310万7500円(FF),324万5400円/3,305万500円(4WD)
SPADA HYBRID B Honda SENSING 330万480円/336万1600円(FF)
SPADA HYBRID G Honda SENSING 335万160円/341万2200円(FF)
SPADA HYBRID G・EX Honda SENSING 355万9680円/362万5600円(FF)
Modulo X Honda SENSING 366万5000円/ー(FF)
※車体価格に関して2019年10月1日以降、消費税率10%に基づき、価格が修正されました。

・車いす仕様車のラインナップと新車時価格 ※消費税非課税
G・Honda SENSING(3列目乗車タイプ) 315万3000円/(FF)/330万8000円(4WD)
SPADA・Honda SENSING (2列目乗車タイプ) 314万5000円(FF)

・サイドリフトアップシート車のラインナップと新車時価格 ※消費税非課税
G・Honda SENSING 297万9000円(FF)/313万4000円(4WD)
SPADA・Honda SENSING 311万1000円(FF)

・助手席リフトアップシート車のラインナップと新車時価格 ※消費税非課税
G・Honda SENSING 291万2000円(FF)/311万2000円(4WD)
SPADA・Honda SENSING 308万9000円(FF)

カラーバリエーション
・フォレストグリーン・パール
・プレミアムスパイスパープル・パール
・オブシダンブルー・パール
・プレミアムスパークルブラック・パール
・プラチナホワイト・パール
・スーパープラチナ・メタリック
・モダンスティール・メタリック
・プレミアムディープロッソ・パール
・ブルーホライゾン・メタリック
・ミルクグラス・パール
・クリスタルブラック・パール
 


ホンダ ステップワゴン
▲SPADA HYBRID G Honda SENSING。スパーダはフロントマスクを中心に外観もリファインされています。ボディカラーはフォレストグリーン・パール

2018年4月 一部改良
専用のカスタマイズパーツを装着したコンプリートカーブランド「Modulo X」シリーズの「STEP WGN Modulo X」に一部改良が加えられました。

・主な変更点
ナビのモニターを低反射・高画質の10インチサイズ(従来は9インチ)にしたモデルを追加。この追加モデルには、駐車時録画モードを搭載したナビ連動ドライブレコーダーも装備しており、ナビ連動タイプのETC車載器が同時装着となるナビ装着用スペシャルパッケージも設定されています。

・新車時価格 ※消費税8%込
Modulo X Honda SENSING 341万9280円(FF・7人乗り)/344万880円(FF・8人乗り)
Modulo X Honda SENSING(10インチナビ) 369万4680円(FF・7人乗り)/371万6280円(FF・8人乗り)

カラーバリエーション
・プレミアムスパイスパープル・パール
・プレミアムスパークルブラック・パール
・プラチナホワイト・パール
 


ホンダ ステップワゴン
▲低反射・ダイレクトボンディング技術を採用した高画質ステップ ワゴン専用10インチナビ

2018年12月 特別仕様車
「SPADA HYBRID G・EX Honda SENSING」と「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」をベースにした特別仕様車「BLACK STYLE(ブラックスタイル)」が発売されました。

・主な特別装備の内容
SPADA専用フロントグリル(ブラッククロームメッキ)
ヘッドライトガーニッシュ(ブラッククロームメッキ)
フロントロアーガーニッシュ(ピアノブラック調)
フォグライトガーニッシュ(ピアノブラック調)
リアリフレクターガーニッシュ(ピアノブラック調)
電動格納式リモコンカラードドアミラー(ブラック塗装)
LEDリアコンビネーションランプ(クリアタイプ)
ブラッククリア塗装16インチアルミホイール(SPADA HYBRID専用デザイン)
ブラッククリア塗装16インチアルミホイール(SPADA専用デザイン)
ブラッククリア塗装17インチアルミホイール
本革巻 パープルステッチ ステアリングホイール
ブラック×パープル コンビシート(プライムスムース×ソフトウィーブ)

・特別仕様車の新車時価格 ※消費税8%込/消費税10%込
SPADA HYBRID G・EX Honda SENSING BLACK STYLE 360万2880円/366万9600円(FF)
SPADA・Cool Spirit Honda SENSING BLACK STYLE 309万4200円/315万1500円(FF), 328万8600円/334万9500円(4WD)
※車体価格に関して2019年10月1日以降、消費税率10%に基づき、価格が修正されました

カラーバリエーション
・プラチナホワイト・パール
・モダンスティール・メタリック
・プレミアムスパークルブラック・パール
・オブシダンブルー・パール
 


ホンダ ステップワゴン
▲ブラッククロームメッキのSPADA専用フロントグリルやヘッドライトガーニッシュを採用しています

2018年12月 STEP WGN Modulo Xをマイナーモデルチェンジ
「STEP WGN Modulo X」にマイナーチェンジが加えられ、従来のガソリンエンジン搭載車に加え、ハイブリッドエンジン搭載車も選べるようになっています。
 

エクステリアは、フロントグリルやエアロバンパー、ヘッドランプなどのデザインを変更。また、従来から装着されていた専用テールゲートスポイラーやエンブレムを踏襲しながら、リアコーナーガーニッシュをボディーカラーと同色化しています。

インテリアは、ブラックとシルバーを基調としながら、専用の本革巻ステアリングホイールや専用インテリアパネルミドルパッドを採用しています。 走りの面でも、剛性を追求したアルミホイールと専用サスペンションおよび空力特性を考慮したエアロバンパーを装着して実走テストを繰り返して開発されています。

・主な専用装備
専用フロントグリル
専用フロントエアロバンパー
専用サスペンション
16インチアルミホイール<ハイブリッド車>
専用17インチアルミホイール(ダーククリア塗装)<ガソリン車>
ブラックホイールナット
専用テールゲートスポイラー
専用リアコンビネーションランプ
専用フロントビームライト
専用ドアミラー
専用アウタードアハンドル(ダーククロームメッキ)
専用エンジンアンダーカバー
専用リアロアーディフューザー
専用リアエンブレム(ダーククロームメッキ)
リアコーナーガーニッシュ(ボディー同色)
専用インパネミドルパッド(ピアノブラック調+シルバーモールディング)
専用本革巻ステアリングホイール
専用本革巻セレクトレバー<ガソリン車>
専用ブラックコンビシート(プライムスムース×ソフトウィーブ/Modulo Xロゴ入り)
専用フロアカーペットマット
ETC2.0車載器(ナビ連動タイプ)

・新車時価格 ※消費税8%込/消費税10%込
Modulo X Honda SENSING 351万円/357万5000円(FF・7人乗り),353万1600円/359万7000円(FF・8人乗り)
HYBRID Modulo X Honda SENSING 399万6000円/407万円(FF・7人乗り)
※車体価格に関して2019年10月1日以降、消費税率10%に基づき、価格が修正されました

カラーバリエーション
・プラチナホワイト・パール
・プレミアムスパークルブラック・パール
・オブシダンブルー・パール
 


ホンダ ステップワゴン
▲新たにハイブリッドエンジン搭載車も選べるようになりました(写真はHYBRID Modulo X Honda SENSING)。エクステリアは「Dynamic&Sporty」をコンセプトにデザインされています。
 

【グレード】スタンダードなステップワゴンと上位のスパーダ

まず、2015年4月のデビューから2017年9月のマイナーチェンジまでのラインナップを見てみましょう。

ステップワゴンの「B」「G」「G・EX」に、「SPADA」と「SPADA・Cool Spirit」を加えた5種類のバリエーションがあります。最下級グレードが「B」であり、最上級が「「SPADA・Cool Spirit」です。SPADAは外観が異なるだけでなく、上位グレードとしての位置付け(後述)です。

ステップワゴンの「B」は一般ユーザー向けというより、レンタカーなどのビジネス用途向けです。わくわくゲートやマジックシートといったステップワゴンならではの装備が省かれています。実際、カーセンサーで検索しても「B」は数台しか存在しません(2019年9月末)。少しでも購入予算を抑えることが最優先でなければ、「B」は選択肢から外して大丈夫です。

購入の第一候補にすべきグレードは「G」です。理由は基本装備が充実しているからなのですが、2017年9月までは安全装備の「Honda SENSING」が全車にオプションなので装着の有無は要チェックポイントです。また、「G」はホイールがスチール製(樹脂カバー付属)なのに対して「G・EX」はアルミホイールです。見栄えを重視するのであれば「G・EX」に狙いましょう。

2017年9月のマイナーチェンジ以前で少し複雑なのは、同じグレードであっても、一部の装備がFFと4WDでは異なること。具体的には、「G」の4WDのエアーコンディショナーは「G・EX」と同じ「トリプルオゾンコントロール・フルオートコンディショナー(プラズマクラスター技術搭載)」なのに、「G」のFFは「フロント・フルオートエアコンディショナー+リア・マニュアルクーラー(プラズマクラスター技術搭載)」です。リアのマニュアルクーラーは微妙な温度調整がやや面倒なタイプなので、リアシートを頻繁に使うのであれば、ここは押さえておきたいポイントです。

「SPADA」と「SPADA・Cool Spirit」は、「LEDヘッドライト(ロービーム、オートレベリング/オートライトコントロール機能付)」や「アクティブコーナリングライト」に加え、「1列目シートi-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム(1~3列目シート対応)」などが標準装備になっています。ルックスだけでなく、安全装備の面でも「G」や「G・EX」に比べて充実しています。こういったところからも「SPADA」系がステップワゴンの中で上位の位置付けであることがわかります。

さらに「SPADA・Cool Spirit」は、内装が「ブラック・コンビシート(プライムスムース×ソフトウィーブ)&専用インテリア」である他、カーテシランプ(スライドドア/テールゲート[サブドア])」やルームランプ、ラゲージループランプがLEDとなっています。外装でも17インチアルミホイール(他は16インチ)やサスペンションがSPADA専用です。ただし、ホイールと専用サスペンションについてはFFのみの装備と、これも押さえておきたいポイント。

次に、2017年9月のマイナーチェンジ以降を見てみましょう。

従来のラインナップに加え、ハイブリッド車の「SPADA HYBRID B」「SPADA HYBRID G」「SPADA HYBRID G・EX」が追加されています。ここで混同しないようにしたいポイントがあります。ガソリン車の「SPADA」系では「SPADA」と「SPADA Cool Spirit」といった専用のグレード名が与えられていますが、ハイブリッド車ではなぜかステップワゴンと同じ「B」「G」「G・EX」といった記号で分けられているのです。ステップワゴンでは法人用途といった趣の「B」ですが、「SPADA HYBRID B」はわくわくゲートが備わっており、LEDヘッドライトやアルミホイール装着など、パーソナルユース前提の仕様となっています。つまり、ステップワゴンの「B」とスパーダハイブリッドの「B」では装備がまったく異なります。一方、全グレードに当てはまることですが、マイナーチェンジ前のようにFFと4WDで主要な装備が違うといったことがなくなりました。その点についてはシンプルで選びやすくなっています。

「SPADA HYBRID」系の装備の差をチェックしておきましょう。最上級の「SPADA HYBRID G・EX」にしかない装備が、1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム(「SPADA HYBRID G・EX」にはオプション)、運転席&助手席シートヒーター、トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナーが挙げられます。また、「SPADA HYBRID G」以上に備わるものとしては、本革巻ステアリングホイールがあります。HYBRIDはいずれも16インチサイズの専用アルミホイールを装着しています。
 


ホンダ ステップワゴン
▲SPADA HYBRID G・EXのインテリア。本革巻ステアリングを採用している他、エアコンはトリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナーになっています
 

【内外装】スタンダードなステップワゴンとスポーティなスパーダ

ステップワゴンとスパーダは内外装ともに差別化されています。まず外観の印象は、ステップワゴンが万人受けするスタンダードな方向、スパーダはよりスポーテかつ押し出しの強い方向でまとめられています。
 


ホンダ ステップワゴン
▲ステップワゴンのフロントマスク。ことさら存在感を強調することのない、ニュートラルな印象です。スパーダとはデザイン的なすみ分けができています

ステップワゴンのボディサイズが5ナンバーサイズに収まっているのに対して、スパーダは全長が長くなっています(登録は3ナンバー)。デビュー時は4735mm(45mm伸長)、2017年9月のマイナーチェンジで4760mm(70mm伸長)になっています。全長の違いは主にフロントノーズによるもの。フロントマスクをよりアグレッシブな造形とした結果、全長が伸びているのです。
 


ホンダ ステップワゴン
▲スパーダは全長が長いのに加え、フロントバンパーのロアグリルを左右に横断するメッキバーによって、ワイド感も強調されています

ホンダ ステップワゴン
▲もともとフロントマスクの力強さで押し出し感を強めたスパーダですが、それでもライバルに劣ると判断されたのか、2017年9月のマイナーチェンジでさらにフロントマスクがアグレッシブになっています

次に内装です。全長の違うステップワゴンとスパーダですが、居住空間の広さはまったく同一です。3列シートは前から2-2-3の7人乗りが基本ですが、オプションで2列目シートがベンチタイプとなる2-3-3の8人乗りも選べます。ただし、ハイブリッドエンジン搭載車は7人乗りのみです。

ちなみに中古車市場では半数以上がオプションの8人乗りです。理由のひとつは、荷物をたくさん積もうとして3列目シートを倒したとき、7人乗りは4人、8人乗りは5人乗れるといった違いがあります。「いつも5人しか乗らないから7人乗りで大丈夫」と考えている方は、ここは留意しておきましょう。
 


ホンダ ステップワゴン
▲2-2-3の7人乗り仕様の3列シート。2列目シートはキャプテンシートになっています。ウオークスルーが可能なので、3列シートへ乗り込むときも2列目シートを倒す必要がありません

ホンダ ステップワゴン
▲2-3-3の8人乗り仕様。2列目シートは6対4の分割式になっています。またシートバックのセンターにはアームレストを内蔵しています
 

【スペック】サイズ感や室内の広さなどをチェック

▼ホンダ ステップワゴン(2018年12月~生産中) 1.5 G

型式 DBA-RP1 最小回転半径 5.4m
駆動方式 FF 全長×全幅×全高 4.69m×1.7m×1.84m
ドア数 5 ホイールベース 2.89m
ミッション CVT 前トレッド/後トレッド 1.47m/1.49m
AI-SHIFT - 室内(全長×全幅×全高) 3.22m×1.5m×1.43m
4WS - 車両重量 1650kg
シート列数 3 最大積載量 -kg
乗車定員 7名 車両総重量 -kg
ミッション位置 インパネ 最低地上高 0.16m
マニュアルモード -    
標準色

モダンスティール・メタリック、ブルーホライゾン・メタリック、ミルクグラス・パール、クリスタルブラック・パール

オプション色

プラチナホワイト・パール、スーパープラチナ・メタリック、プレミアムディープロッソ・パール

掲載コメント

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型式 DBA-RP1
駆動方式 FF
ドア数 5
ミッション CVT
AI-SHIFT -
4WS -
標準色 モダンスティール・メタリック、ブルーホライゾン・メタリック、ミルクグラス・パール、クリスタルブラック・パール
オプション色 プラチナホワイト・パール、スーパープラチナ・メタリック、プレミアムディープロッソ・パール
シート列数 3
乗車定員 7名
ミッション
位置
インパネ
マニュアル
モード
-
最小回転半径 5.4m
全長×全幅×
全高
4.69m×1.7m×1.84m
ホイール
ベース
2.89m
前トレッド/
後トレッド
1.47m/1.49m
室内(全長×全幅×全高) 3.22m×1.5m×1.43m
車両重量 1650kg
最大積載量 -kg
車両総重量 -kg
最低地上高 0.16m
掲載用コメント -
 

【メカニズム】ステップワゴンを買う理由は「わくわくゲート」と「マジックシート」

数あるミニバンの中からステップワゴンを選びたくなる理由が「わくわくゲート」と「マジックシート」です。ここで、その機構をおさらいしましょう。

・わくわくゲート
背の高いミニバンに共通するのはテールゲートが大きなこと。開口部が広くて自転車など大きなものも積み込みやすい反面、車の後方に十分なスペースがないと開放しづらく、ちょっとしたものを荷室に放り込むのに、いちいち大きなゲートを跳ね上げるのは面倒でもあります。

そこでホンダはテールゲートの日常使いに革命を起こすために開発したのが「わくわくゲート」です。今までどおり跳ね上げ式ゲートでありつつ、横方向に開くサブゲートを一体化しています。
 


ホンダ ステップワゴン
▲サブドアは35度、57.5度、78度の3段階の角度に開くよう設計されています。荷物の積み降ろしだけではなく人が乗り降りすることもできます。閉めるときのチカラはテールゲートの約2分の1程度です

・マジックシート
ホンダは床下に格納できる左右分割式3列目シートのことを「マジックシート」と名付けました。このマジックシートがなければ、実のところ「わくわくゲート」の魅力も半減しかねません。ポイントは完全に床下に収まるのに加え、格納した状態で床がフラットになること。そして、格納するのも展開するにも腕力を必要としないこと。軽い力で操作できることにあります。

その結果、わくわくゲートから乗り込むときに、マジックシートを後方から軽やかに倒して、完全フラットになった低いフロアへひょいと飛び込めるのです。想像してください。もしもシートが重かったり、格納した状態のフロアがデコボコして高かったりすると、わくわくゲートから乗り込むテンションは相当に下がるでしょう。
 


ホンダ ステップワゴン
▲マジックシートの片側を格納して、2列目シートを前端までスライドさせると軽快車(ママチャリ)をまっすぐに積めます。家族をお迎えするシーンでも活躍しそうです。
 

【走行性能】1.5Lガソリンターボと2.0Lハイブリッドエンジン

・1.5Lガソリンターボエンジン
ステップワゴンの排気量は1.5Lですがターボによる過給によってパワーとトルクを得ています。最高出力は110kW(150ps)、最大トルクは203kW(20.7kgf・m)です。ミニバンでもっとも売れている日産 セレナを引き合いに出すと、セレナはノンターボの2.0Lエンジンを搭載しており、最高出力110kW(150ps)、最大トルクは200N・m(20.4kgf・m)です。スペック上は両車互角。違いはもっとも大きなトルクが発生する回転数です。

セレナが4400rpmで最大トルクに到達するのに対して、ステップワゴンはわずか1600rpmから発生して、それが5000rpmまで続きます。そのため出足から力強く、フル乗車で荷物を満載していても頼もしく感じられます。走りの面でアドバンテージが感じられるのがステップワゴンです。
 

最高出力   :110kW(150ps)/5500rpm
最大トルク:203kW(20.7kgf・m)/1600-5000rpm
 

・2.0Lハイブリッドエンジン
経済性や環境性能の面からアドバンテージが語られるハイブリッドエンジンではありますが、一般的なハイブリッドカーと同様、ステップワゴンのハイブリッドも車両の価格差(新車時価格のハイブリッドはガソリンよりも約50万円高い)を燃料費で埋めるのは簡単ではありません。約6割のドライバーが年間に走る距離は7000km以下という統計があり、その場合10年乗ったとしても約50万円の差額を埋めることは難しい計算になります(ガソリン単価の変動がないとして)。そのうえでステップワゴンのハイブリッドを選ぶ理由は走りの良さです。

ガソリンエンジンとモーターを合わせた最高出力は242kW(329ps)であり、最大トルクでは490N・m(49.9kgf・m)です。つまり1.5Lターボより圧倒的にパワフルなのです。ステップワゴンのハイブリッドを選ぶときは、パワー上位版と捉えて正解です。また、EVスイッチを押すとモーターだけで走行できるので深夜の住宅街でも気兼ねなく走れるメリットもあります。ただし、ハイブリッドに4WDの設定はありません。
 

最高出力   :[107kW(145ps)/6200rpm(エンジン)]
[135kW(184ps)/5000-6000rpm(モーター)]
最大トルク:[175N・m(17.8kgf・m)/4000rpm(エンジン)]
[315N・m(32.1kgf・m)/0-2000rpm(モーター)]
 

 

【オプション】1列目から3列目までカバーする側突用エアバッグ

1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム

安全性はグレードの高低によって差別化されるべきではありません。この考え方が広まるに従って、多くの車が等しく安全装備や機能を備える傾向にあります。ステップワゴンも2017年9月のマイナーチェンジ以降は全車に安全装備&運転支援機能のHonda SENSINGを搭載しています。また、事故が起きたときに被害を軽減する仕組みのひとつにエアバッグがあります。ステップワゴンでは運転席や助手席のエアバッグの他、側面衝突時の安全性を高める「1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム」が用意されています。このエアバッグは全車に標準装備ではありません。

デビュー時は「SPADA」系のみに標準装備。「G-EX」、「G」、「B」にはオプション扱いです。2017年9月以降も一部グレードには標準装備されておらず、「B Honda SENSING」と「SPADA HYBRID B Honda SENSING」には非装着。「G Honda SENSING」と「SPADA Honda SENSING」、「SPADA HYBRID G Honda SENSING」にはオプション設定です。1列目だけでなく3列目までカバーする装備ですので、同乗者にためにも備えておきたいところ。中古車を物色するとき、上記のグレードについては有無を確認しましょう。
 


ホンダ ステップワゴン
▲機能する場所に合わせて、連続容量変化タイプや内圧保持式など、より高い安全性のために最適化されている「1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム」。ザックリ言うと、速く、優しく、長く膨らむよう工夫されています
 

【口コミ】ユーザーの評価と、その理由を解説

 

良かった点

1.5リッター車で7人乗りというので馬力不足かと思いきや、ターボチャージャーがついているので大人数でも荷物を多く載せたとしてもぐんぐんとした加速をしてくれるのでストレスを感じません。走り出しもターボのおかげで巡航速度まですぐに到達します。

7人乗りに見合う車内空間の広さは長距離ドライブで重宝します。走っていても疲れが少ないのが良かったです。 車の大きさがありますが、ハンドリングが機敏でダイレクトにタイヤが反応している気持ちよさが味わえます。

引用元 :カーセンサー内『口コミ』  ミッドナイトさんさん/東京都

解説:ステップワゴンは好ハンドリングで評価されています。ホンダが「セダンのような自然なロールフィールと乗り心地」を目指して開発しただけのことはあります。専門的な内容としてはフロントのロールセンターをリアよりも低くしています。コーナーで曲がるとき、やや前下がりにボディが傾くようにすることで、しっかりと踏ん張っているフィーリングになります。また、ステアリングの軸であるコラムシャフトを大径化するなど、ハンドリングの反応をより素直にしています。

新型ステップワゴンではホイールベースが長くなりました。 そのことによりスライドドア開口部分が広がり乗り降りがしやすくなりました。 開口部分が広くなったことにより、 スライドドアガラスも4代目ステップワゴンよりも50mmの拡大になります。 車庫入れなどの視認性が向上し、2列目乗車の人にも大きな窓で開放感が感じられます。 また スライドドアを開閉するときのハンドル操作の重さが大幅に軽減されました。 女性や子供でも軽い力でスライドドアハンドルを引くことで開閉ができます。
 

走りに関してですが、スタート時の加速がいいのでストレスなく運転ができます。エンジン音も気にならないし、急な坂道や山道、悪路もスイスイ運転できます。速度や車間を設定すれば一定の運転ができるので高速時はとても快適でした。また、ディーゼルなので維持費が安いのも気に入っています。(編集部注:2.2 XD PROACTIVE)

引用元 :カーセンサー内『口コミ』  fakiaさんさん/愛知県

解説:ステップワゴンのスライドドアの開口部は幅760mm、高さ1260mmと広くなっています。これに加え、低床化されているので乗り降りしやすくなっているのがポイントです。また、ステップワゴンには少ない力で開閉できるワンタッチパワースライドドアが採用されています。これは旧型比で6分の1の力で開閉できるとされています。
 

気になった点

燃費が悪い点です。 仕ことに車で行くのですが、平坦な道もあまり走らず生活するにはもっと燃費がいい方が家計に優しいです。 溝が多いので、砂が入ったところが掃除しにくい点が気になります。 傷が目立ちやすく、常にきれいにしていないと気になります。

引用元 :カーセンサー内『口コミ』  ゆなみんさん/鹿児島県

解説 :1.6Lのガソリンターボエンジンは元気よく走る頼もしいエンジンですが、アップダウンのある道を活発に走らせると燃費が伸びない傾向にあります。小さい排気量ながら2.4Lクラスのトルクを追求しているのが一因です。ゆなみんさん同様、もう少し燃費が良ければ……という意見も多いようです。
 

エアコンがトリプルゾーンではない。エンブレの効きはAT車より悪いと思いますが、Sにしてブレーキ踏めば問題ないです。コーナリングライトは便利ですね。ボタンタイプのパドルシフトは全く使用しないので内装の色を問わなければG・EXでもよかったかな…。

引用元 :カーセンサー内『口コミ』  うさこさん/愛知県

解説 :CVTは構造上エンジンブレーキはあまり利かない傾向にあります。マニュアルモード付きのグレードにおいては、シフトダウンによってエンジンブレーキ効果は高められます。
 

 

【中古車】朗報! 柔和なマスクのステップワゴン時代が来る!?

あおり運転が注目を浴びるに従い、これを厳しく取り締まろうと道交法の改正も視野に入ってきました。あくまでドライバーの罪であって車に罪はありませんが、こうなってくると、前走車に威圧感を与える押し出しの強いマスクより、公道の平和を共有したくなる柔和なマスクに引かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方に朗報としたいのは、現在のミニバンにおいて柔和なマスクはまだトレンドになっていないこと。依然として押し出しの強い顔のミニバンが幅を利かせているのです。なぜ、これが朗報なのかと申しますと、その甘いマスクゆえにステップワゴンの相場は軟調。中古車平均価格では243.7万円ですが、非スパーダ系のステップワゴンであれば、Honda SENSINGを装着していても150万円以下の選択肢があります。ここは狙い目です。

もちろん、ホンダらしい走りの良さに加え、わくわくゲートなどの機能面でも気に入っていて、なんだかんだ言っても押し出しの強さが外せないのであれば、2017年9月以降のスバーダから物色するとよいでしょう。カーセンサーで検索すると300台以上の登録があり、200万円代前半から選択肢が豊富にあります。
 

文/グラブ、写真/ホンダ

▼検索条件

ホンダ ステップワゴン 現行型× 修復歴なし×全国