子育てが終わった夫婦には、落ち着きと実用性のあるアクセラセダンがぴったりかもしれない
2017/11/29
もしこの車に乗るなら……という視点で人気車が持つ魅力にクローズアップ! 今回はマツダ アクセラセダンに乗ったなら、という妄想ストーリーをお届けしよう。
様々な車を乗り継ぎ、行き着いたのはセダンだった
独身時代にはスポーツカーを乗り継いだ。結婚と同時に多趣味な妻の希望でステーションワゴンを買った。
家族が増え、ミニバンに切り替えた。妻が使うセカンドカーとして小型のハッチバックを買い足した。ライフサイクルに応じて様々なボディタイプの車を乗り継いできた。
50歳となり、子供たちは一人暮らしを始め、約20年ぶりに妻と2人での生活に戻った。ミニバンはもう不要だ。
セカンドカーもいらなくなった。次の車を探し始めた頃、今まで候補に挙がることのなかったセダンに初めて関心をもつようになった。
そういえば父親がセダンばかりを何台も乗り継いでいたのを思い出す。それを見ておじさんくさいなと子供心に思っていたが、気づけば自分が立派なおじさんだ。
もう大きな車はいらない。運転もある程度楽な方がありがたい。けれど走りが全然楽しくないというのも困る。様々検討するなかでアクセラセダンに行き着いた。取り回しのよいサイズ、経済的かつ力強いディーゼルエンジン、行く場所を選ばない適度にフォーマルなスタイリングの組み合わせが気に入った。
父親がセダンを選び続けた気持ちがわかった気がした。
上品なスタイリングに、実用性も兼ね備えている
アクセラには幅広いラインナップがある。エンジンにはガソリンエンジンとディーゼルエンジン、それにハイブリッド車もある。
トランスミッションがMTとAT。そしてボディがハッチバックとセダン。様々な組み合わせから選ぶことができる。
そのなかで今回取り上げるのはディーゼルのセダンだ。ボディカラーこそ真っ赤で派手だが、スタイリングは地味で、若者から「おじさんくさい」と言われても反論できない。
自分だって若い頃はセダンなんて……と敬遠していた。
ところが、40代も半ばを迎え、近頃セダンの落ち着いたフォーマルさが上品だと思えるようになってきた。
ひと目惚れしない代わりに飽きがこなさそう。これは年を重ねるにつれてより和食やNHKを好むようになるのと同じだろうか。
人の車趣味も年齢に応じて変遷していくものなのかもしれない。スタイリング面のみならず、後方視界に優れていたり独立したトランクの使い勝手がよかったりと、実用面でもセダンのメリットは少なくない。
▼検索条件
マツダ アクセラ(3代目)
※本記事は、カーセンサー 2018年1月号(2017年11月20日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
あわせて読みたい
- 先代BMW 3シリーズ(F30型)を買うなら、総額150万円以下が狙い目だ!
- 【フェルディナント・ヤマグチ×編集長 時事放談】自動車業界と半導体について(中編)
- 【試乗】メルセデス・ベンツ 新型Sクラス│”新時代の車”を堪能できるラグジュアリーセダンの最高峰!
- 今はもう中古車でしか味わえない高純度FR、国産を代表するミドルセダンのレクサス GS【Back to Sedan】
- 世界で3社しか市販していないレアなFCVの1台、トヨタ MIRAIのドライブフィールに注目! 【EDGE’S Attention】
- マツダ CX-8の中古車流通量が増加中! 総額250万円からの選択肢が豊富に
- 【試乗】マツダ MAZDA3ファストバック|その特徴的なデザインにも負けないパワーユニットへ進化した「SKYACTIV X」
- 日産のフラッグシップモデル、4代目シーマの価格が上昇中! 気になる方は早めの行動を!
- アルピナ B8 4.6リムジン。それはある意味「永遠の命」をもつ希少名車だった。【NEXT EDGE CAR】
- 残された時間はあとわずか!? 「大排気量エンジン×MT」という歓びを味わえるオススメモデル