▲ミニバンは中古車といえども少しお高め……そう思っている方にこそ注目してもらいたいのが3代目ステップワゴンです ▲ミニバンは中古車といえども少しお高め……そう思っている方にこそ注目してもらいたいのが3代目ステップワゴンです

価格がネックなら、3代目ステップワゴン

「家族が増えたのでミニバンが欲しい」と考えているパパ、きっとたくさんいらっしゃるでしょう。家族が増えたらミニバンってちょっと憧れますしね。でも中古車とはいえ、それなりの大きさのあるミニバンはお値段もそれなり。これから子供のお金もかかるし、車にそんなお金はかけるのはママのOKがでなさそう……と頭を抱えるパパもいると思うんです。そんな方にぜひ注目してもらいたいのが、今回紹介するホンダ ステップワゴン(3代目)です。

生産終了から6年が経過したこともあり、平均価格は70万円を切っています。最安値帯は総額20万~30万円で、そろそろ底値に達したと見ていいでしょう。同時期に生産されていた日産 セレナ(3代目)の平均価格が約81万円、トヨタ エスティマ(こちらは現行型ですが)が約140万円であることを考えると、かなりお買い得です。でも、安い=古くて状態も微妙なのでは、と心配した方もいるかと思います。確かに、最安値帯では走行距離の多い物件が目立ちますが、70万~80万円あたりまで予算を上げれば走行距離もそこそこ、修復歴なしの物件も見つかります。物件数も約1580台にまで増えた今がこうしたお宝物件の探し時なんです。

▲3月に入ってから物件数(棒グラフ)が増え、徐々に価格(折れ線グラフ)が下がってきています ▲3月に入ってから物件数(棒グラフ)が増え、徐々に価格(折れ線グラフ)が下がってきています

大きくても運転のしやすさは抜群

さて、そんな3代目ステップワゴンですが、2005年5月から2009年9月まで生産されました。少し年数がたっているとはいえ、ホンダの低床・低重心プラットフォームは当時から健在で、背が高くて車体の大きいミニバンの運転に抵抗があるパパでも楽に運転することができるかと思います。

また、室内は広々(室内長2800mm、室内高1350mm)としていながら、最小回転半径は5.3mと取り回しのしやすさも抜群。運転席に座ると、見晴らしが良く死角も少ないため、ママが運転するときも安心です。

内装に目を向けると、2列目シートはふかふかのソファ感覚のシートが採用されていたり、随所に豊富な収納があったりと、車内でも快適に過ごせる工夫がされています。フローリングフロアが採用できるグレードもあり、小さいお子さんがジュースなどをこぼした際も簡単にふき取ることができます。

▲こちらは2007年11月に登場した、専用エアロパーツなどが装備されたスパーダの内装。席が分かれたキャプテンシートが採用されています。また、こちらの床はフローリングフロアなので掃除も簡単です ▲こちらは2007年11月に登場した、専用エアロパーツなどが装備されたスパーダの内装。席が分かれたキャプテンシートが採用されています。また、こちらの床はフローリングフロアなので掃除も簡単です

総額70万円台で走行距離の少ない物件を

3代目ステップワゴンは直近1年の流通量は1200台前後で推移していましたが、3月に入り物件が急増。それに伴い、相場がやや下落し、4月18日現在では平均価格は約65万円になりました。

安く買おうと思えば20万、30万円台でも探せますが、走行距離はほぼすべて10万kmオーバー。家族のお出かけなどで、今後それなりの距離を乗ることを考えると、10万km以下の方が……と思う方も多いでしょう。走行距離も加味して考えると、4代目の最安値が総額100万円を切り始めたことも考えて、3代目なら総額70万円台あたりで狙いたいところです。このあたりを見ると、走行距離5万km前後の物件もぼちぼち見受けられるので、装備や内装のきれいさなども含めてより良い物件を探すのがヨシ。編集部のアドバイスとしては、総額70万円台で走行距離7万km以下なら合格といったところでしょう。

text/編集部
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