今お手頃になっている現行VW ポロの狙い目、お教えします!
2015/01/05
1.2Lとは思えないパワー&トルクのTSIエンジン
出来の良いドイツ製コンパクトカーの筆頭ともいえる現行VW ポロは今年8月にやや大きなマイナーチェンジを受けました。その最新型の流通がここへきて本格化。それに伴って、マイナーチェンジ前の現行型は中古車の流通量が増え、平均車両価格も大きく下がっています。「いつかはドイツ車」と思っていた人は、これを機に現行VW ポロを狙ってみてはいかがでしょうか?
ご存じの方も多いでしょうが、VW ポロは、かの有名なVW ゴルフより1クラス、小さなハッチバックです。とはいえ、現在のポロは1990年代初頭まで活躍した2代目ゴルフとおおむね同じ大きさで、「小さくて困る」ようなサイズの車ではありません。そこそこの体格の大人4人が余裕で座れるパッケージングなんです。
現行型のエンジンは、流行りのダウンサイジングコンセプトに基づく1.2LのSOHCターボ(※GTIとブルーGTは1.4L DOHC)。これが低回転域からめっぽうパワフルで、とてもじゃありませんが排気量わずか1.2Lとは思えない優れものです。
それを近年のVW各車に共通する非常にしっかりした骨格の中で回転させるのですから、現行ポロの走りは「これぞドイツ車!」といった骨太さです。いわゆる、安物感やきゃしゃな感じはないと思っていただいて間違いありません。
お手頃ポロ+カーセンサーアフター保証=鉄壁?
そんな現行ポロの中古車相場が今、マイナーチェンジの影響で大きく下がっているわけです。具体的には、2009年から2010年5月までのモデルの平均車両価格が約102万円(2014年12月26日)。ただ、この年式は「1.4コンフォートライン」というグレードひとつだけで、VW自慢のTSIエンジン(小排気量エンジンをターボやスーパーチャージャーで加給する新世代エンジン)は採用していません。
とはいえ、1.4コンフォートラインも悪い車ではありません。支払いを抑えられ、価格以上の満足感を得られるでしょう。ただ、予算に余裕がある方は2010年6月以降の「TSIコンフォートライン」や「TSIハイライン」の方がオススメです。
そしてTSIを搭載した2013年4月までの前期型は、平均車両価格が約131万円。非TSIモデルと比べると若干高いですが、高価な分だけ走りも燃費も良く、より満足はできると思います。また、あくまでも「平均車両価格」なので、探せばもっと安価なもの、例えば総額90万~130万円ほどのTSIコンフォートラインも見つけることができます。
ただ、そういった安価な物件になると「購入後に故障したらどうしよう…」と不安を覚える人も多いでしょう。安価な現行ポロでも基本的にはそう大きな問題はないはずですが、中古車というのは(というか機械は)絶対に壊れないということは、それこそ絶対にありません。
もしかしたらですが、故障することもあるでしょう。でも、そんな場合でも「カーセンサーアフター保証」を付けておけば、比較的安心です。購入後は最長2年間、累積上限80万円までは保証修理が可能なのですから。
現行ポロ前期型の中古車相場は、もっと待てばさらに下がるかもしれません。でも、年月が経過すれば車のコンディションはどうしても徐々に劣化していきます。それを考えると昨年のマイナーチェンジの影響が如実に現れた今買ってしまうのが、「コンディションの良さ」と「価格の安さ」のいいとこ取りできる賢い選択ではないでしょうか。
▼検索条件
VWポロ(現行型) 2009年10月~2013年4月モデル×総額130万円以下×CSA保証車※プランでCSA保証を付けた場合、総額130万円を超える場合があります
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