総額200万円台でコンパクトSUVを狙うならBMW X1もアリだ!
2014/01/22
ホンダ ヴェゼルが気になるアナタ! ほぼ同予算で“BMW”はどうですか?
BMW X1は、E91(旧型3シリーズツーリング)がベースのコンパクトSUV。全長と全幅はスバルXVよりちょうど20mmずつ大きいサイズです
3シリーズ譲りのシャーシを持つだけあって、高速道路や山坂道でも楽しい車。駆動方式はFRと4WDがありますが、現在200万円台で買えるのはFRのほう
同時代の3シリーズの内装デザインをほぼ踏襲した前期型X1のインパネ回り。ステアリングや各スイッチ類の操作タッチも良好です
リアシートは3分割可倒式。乗車人数や乗せる荷物の種類、形状に応じて様々なアレンジが可能です。ちょっとした引っ越しにだって使えるかも?
コンパクトSUVは今、ある意味世界のド真ん中です!
ホンダ ヴェゼルやスバル XVなど、コンパクトで都会的なイメージのクロスオーバーSUVが今、人気です。それらはもちろんステキな車ですが、ヴェゼルやXVのハイブリッド仕様車を新車で買うのとほぼ同じ予算で狙える“BMWのコンパクト・クロスオーバーSUV”はどうでしょうか? 2010年に登場した「BMW X1」の前期モデルが今、狙い目です。
今やコンパクトSUVは世界的なトレンドで、その源流は2004年に登場した初代BMW X3にあります。当時の3シリーズをベースに作られた初代X3は、3シリーズセダンに匹敵する運動性能と、SUVならではの機動性、イメージの良さで大ヒット。アウディ Q5などのフォロワーを生み出しつつ、一大ジャンルを築きました。
ヴェゼルハイブリッドよりビーエムのほうが安い?
その後、さらに一回り小さなスバル XVやホンダ ヴェゼルなどが登場するわけですが、その「さらにコンパクトなSUV」の源流ともいえるのがX1なんです。
こちらもBMW 3シリーズ(E91型)がベースになっているので運動性能の高さは折り紙つき。このジャンルでは世界最高峰のひとつといっても決して過言ではない、安定感がありながらもファンな乗り味を体感できる車です。そしてもちろん、普通のSUVでもありますので、実用的に使い倒すことも可能な優れモノです。
そんなX1の中古車が、ここのところだいぶ安くなってきています。具体的には、安心のカーセンサーアフター保証付きの2010年式「sドライブ18i」が総額240万円前後から狙えます(2014年1月15日現在)。グレードにもよるので断言はできませんが、場合によってはヴェゼルHVを新車で買うよりオトクなこともあります。
例えば、ヴェゼルHVのベーシックグレードは車両価格が約219万円です。それに自動車税などの諸費用が仮に20万円かかったとしたら、総額で約240万円。X1の中古車と同価格帯ですが、この計算の場合、ヴェゼルHVはノンオプション。X1は「高級ブランド」というカテゴリー上、新車購入時にオプションを付ける場合が多く、そのぶん高価なオプション付きの中古車を手に入れられる可能性も高いため、「X1のほうがオトク」なケースがあるという訳です。
前期型でも機能は十分。個性的な外観もステキです!
この安値の理由は、2012年9月に実施されたマイナーチェンジです。フロントバンパーとリアスカートのデザインが変更され、sドライブ18iを除く全グレードにアイドリングストップ機構が搭載され、人気を集めました。結果、前期型は需要が下がり、中古車相場は安値傾向へと向かったようです。
しかし、よく考えてみてください。たしかにアイドリングストップ機構は魅力的ですが、デザインは前期も後期も大きくは変わっていません。むしろデザインが変わった点においては「やや異色なデザインだった前期型のほうが好ましい」という人もいるでしょう。
そんなこんなの前期BMW X1を「ちょっとステキなファミリーカーとして使ってみるのはどうしょう?」というのが今回の提案です。おそらく、軽のトールワゴンやミニバンはイヤだという人が今、スバル XVやホンダ ヴェゼルに注目しているのだと思います。それはそれで素晴らしいことですが、その際には「ほぼ同予算で狙える“ドイツ物”の存在もぜひお忘れなく!」 と思う次第です。
※プランでCSA保証を付けた場合、総額300万円を超える場合があります
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