第58回 VW ゴルフトゥーラン(現行) 【おいしい中古車】
2008/12/19
■パパママにオススメしたい、おいしいコンパクトミニバン
世のパパママにとって、ミニバンほど便利な車はないでしょう。おじいちゃんやおばあちゃんも一緒に乗れて、オムツも替えやすく開放感があるため、子供もグズりにくい。
しかしその一方で、車好きからは敬遠されがちなモデルでもあります。やれハンドリングが悪いだの、生活臭がするだの。それは確かに認めざるを得ないところもありますが、私自身、妻子ある父親の端くれ。ミニバンの便利さは何物にも替え難いものがあります。今回はそんな「ミニバンがいいのはわかってる。わかってるんだけど、でもなぁ…」という人にオススメの一台です。
登場は本家のゴルフより4カ月早い2004年の2月。派生車種が本家より先にデビューって順序が逆のような気もしますが、プラットフォームはゴルフVと共通なのです。もうその時点で素性の良さが想像できるかもしれませんが、トゥーランは単なるミニバンのガワを載っけただけではありません。ミニバンの弱点ともいえるボディ剛性の低さをカバーすべく、ボディに高張力鋼板を使用し、レーザー溶接を多用することで剛性を確保しているのです。
■走り、サイズ、おいしさ、三拍子揃ったトゥーラン
そしてゴルフベースというだけあって、サイズはそこそこコンパクト。パッと見、少し背の高いステーションワゴンといった感じです。そのため取り回しも、アルファードやエルグランドといったLサイズミニバンに比べたら格段にラクなので、ママが運転するのもさほど苦にはならないはず。生活臭だって皆無です。輸入車ということもありますが、よほど詳しい人でもない限り、これがミニバンだなんてまずわかりませんから。
エンジンは、1.6Lと2Lの直4DOHC直噴エンジンを搭載。2007年3月からはターボとスーパーチャージャーの両方を備えたTSIエンジンに、VWご自慢の2ペダルMTのDSGが組み合わされていますが、このモデルはいかんせんまだお高い。相場は220万円~という状況です。おいしさを考えると、オススメしたいのは初期モデルです。初期モデルといえど、ミッションは6ATを搭載。2004年の時点で6ATを搭載していることにも驚きますが、2Lだけでなく1.6Lエンジンにも6ATを搭載している点がさすがという感じです。
車好きのプライドがあるゆえに、ミニバンに踏み出せない世のパパさん。ゴルフトゥーランなら、きっとそんな葛藤は必要ありません。生活臭はありませんし、走りもいい、取り回しもしやすいので、奥様も安心です。そして何より重要な“おいしさ”が十分感じられるはずですよ。
世のパパママにとって、ミニバンほど便利な車はないでしょう。おじいちゃんやおばあちゃんも一緒に乗れて、オムツも替えやすく開放感があるため、子供もグズりにくい。
しかしその一方で、車好きからは敬遠されがちなモデルでもあります。やれハンドリングが悪いだの、生活臭がするだの。それは確かに認めざるを得ないところもありますが、私自身、妻子ある父親の端くれ。ミニバンの便利さは何物にも替え難いものがあります。今回はそんな「ミニバンがいいのはわかってる。わかってるんだけど、でもなぁ…」という人にオススメの一台です。
↑国産ミニバンがキャラクターを主張するようなデザインなのに対し、ゴルフトゥーランはVWらしいシンプルで飽きのこないデザインが特徴的だ(左右)
VWのゴルフトゥーランってご存じですか? え、ゴルフは知ってるけどトゥーランは知らない? 確かに、知名度がさほど高くないため、それも無理はないかもしれません。ゴルフトゥーランはその名のとおり、ゴルフV(現行型)をベースにした7人乗りのミニバンです。登場は本家のゴルフより4カ月早い2004年の2月。派生車種が本家より先にデビューって順序が逆のような気もしますが、プラットフォームはゴルフVと共通なのです。もうその時点で素性の良さが想像できるかもしれませんが、トゥーランは単なるミニバンのガワを載っけただけではありません。ミニバンの弱点ともいえるボディ剛性の低さをカバーすべく、ボディに高張力鋼板を使用し、レーザー溶接を多用することで剛性を確保しているのです。
■走り、サイズ、おいしさ、三拍子揃ったトゥーラン
そしてゴルフベースというだけあって、サイズはそこそこコンパクト。パッと見、少し背の高いステーションワゴンといった感じです。そのため取り回しも、アルファードやエルグランドといったLサイズミニバンに比べたら格段にラクなので、ママが運転するのもさほど苦にはならないはず。生活臭だって皆無です。輸入車ということもありますが、よほど詳しい人でもない限り、これがミニバンだなんてまずわかりませんから。
エンジンは、1.6Lと2Lの直4DOHC直噴エンジンを搭載。2007年3月からはターボとスーパーチャージャーの両方を備えたTSIエンジンに、VWご自慢の2ペダルMTのDSGが組み合わされていますが、このモデルはいかんせんまだお高い。相場は220万円~という状況です。おいしさを考えると、オススメしたいのは初期モデルです。初期モデルといえど、ミッションは6ATを搭載。2004年の時点で6ATを搭載していることにも驚きますが、2Lだけでなく1.6Lエンジンにも6ATを搭載している点がさすがという感じです。
↑「機能的」という言葉がピッタリなインパネ(左) 1.6Lは116ps、2Lは150psを発生するFSIエンジン(中) コンパクトなボディに7人乗れるパッケージングを実現(右)
さて、そんなゴルフトゥーラン。この企画で紹介するということは、当然のごとくおいしいのですが、最安値は89.8万円の2.0GLi(修復歴なし)。当時の新車価格は299万円なので、価格は1/3以下。走行5万kmオーバーでもよければ、十分に二桁万円で購入することも可能なのです。走行3.1万km(修復歴なし)で119万円という物件もあるので、もう少し予算のある方はそちらを狙うのもいいかもしれません。車好きのプライドがあるゆえに、ミニバンに踏み出せない世のパパさん。ゴルフトゥーランなら、きっとそんな葛藤は必要ありません。生活臭はありませんし、走りもいい、取り回しもしやすいので、奥様も安心です。そして何より重要な“おいしさ”が十分感じられるはずですよ。
Text/金子剛士
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