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ファミリィカー真基準 Part4
ファミリィカー真基準 Part4
2008/09/04
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「男三十代、家族持ち」にとってのクルマ選びは少々難しい
己の道楽と家族LOVEの双方を満足させるような選択肢はないものか…
そんな思いを抱くニッポンのパパたちに贈るファミリーカーの新提案!
クルマも遊びも子育ても、楽しむことをモットーに日々を送る
33歳の現役子持ちライターが、リアルで切実な考察を基に紹介する |
04 必要なのは、夢を見る力
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男って基本的には小さい頃から乗り物好きなものだ。働くクルマから始まって、飛行機、鉄道、スポーツカーと、自動車免許を取得できる年齢になるずいぶん前から、多くの乗り物に憧れを抱いてきた。僕はいまだに用もなく羽田や成田に行くほど飛行機好きだし、いつか乗りたいと思っている車も片手では足りない。そんな憧れの乗り物ランキング、乗用車部門のトップに君臨する一台、それがポルシェだ。
さて、ひと括りにポルシェと言っても、それこそナローから最新の997までいくつかあるのだけど、今僕がポルシェを買うとしたら間違いなく、ケイマンの低走行極上車を狙う。必死に働けばなんとか手が届く価格帯。かつ、911に引けを取らない存在感。そして、2シーターだけど、意外と使える。燃費がいい。などなど、細かい理由を挙げればいくつかあるのだけど、一番はやはりそのスタイリングとあらゆるディテールから感じるポルシェ・イズムにある。ドアを開けて運転席に乗り込み、まずそのレザーシートの心地よい硬さにやられ、ドアに手を掛けその程よい重さにニンマリ。そしてガシュッと閉める。機械的精密度の高さを感じるドアの閉まり具合が気持ちよくて、意味もなくもう一度開閉したりして(笑)。
とはいえ、2シーターのポルシェが、家族持ちのファーストカーになり得るのかという問題は、確かにある。シボレータホの比じゃないくらいに、嫁の説得も難しいだろう。そういう意味では、ファーストカーにはなれないと思う。憧れのクルマ、夢のクルマを手に入れるということは、スポーツカーに限らず大半の場合、移動手段としての自動車を買うのとは意識を180度変えたほうがいい。家族そろってのお出かけは、公共交通機関を利用するとか、必要な時だけレンタカーを借りるとか。僕も経験あるけど、慣れてしまえばそんな生活も大して苦じゃない。
でも、パパとして、憧れを、夢を手に入れる意義というのは大いにあると思う。それによって嫁や子供に苦しい思いをさせるのはいかがなものかと思うけど、己の我慢と努力と根性で手にできるのであれば、あきらめる必要はないんじゃないかなと。なんとなく国産ミニバンに乗り替えてしまったパパよりも、かっこいいパパだと思うのだけど。僕がケイマンを手にすることができたら、まずは奥さんと2人きりでデートしたいかな(笑)。 |
Kid's
Impression
ヒーローの車みたいお父さん買って!!
ヒーローが乗っている車みたいで超カッコイイ! 僕は運転できないけれど、隣に乗っているだけでワクワクしてくる。この車欲しい!!
お父さん、買って!!! |
Mom's Impression
たまにはこんな車でデートもいいね!
乗っていて一番気持ちいい! こんなふうに、たまには2人でデートもしたいし。でも、家族3人で出かけられないのはやっぱり困るから、セカンドカーとしてならアリかな。 |
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Report/ 前島大介 |
※この記事は、インポートカーセンサー1号(7月26日発売)の特集をWEB用に再構成したものです |
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