トヨタ ヴェルファイア

アルファードとヴェルファイア、新型の開発が佳境に!

ミニバン界のトップに上り詰め、不動の地位で高い人気を誇るトヨタ アルファード/ヴェルファイア。水面下ではモデルチェンジ版の開発が佳境を迎えている。

いま判明している内容を整理し、情報をアップデートしていきたい。

トヨタ アルファード▲2022年4月17日に紹介したアルファードの予想図
トヨタ ヴェルファイア▲同ヴェルファイアの予想図

ノア/ヴォクシーに続いて新世代シャシーが用いられることは言うまでもない。朗報なのはパワートレインの刷新で人気のHEVも含めて2.5Lエンジンが刷新される。

また、HEVは電子系パーツとバッテリーのリニューアルで効率アップが図られ、モーター走行領域が広げられる。実用燃費とドライバビリティが向上する点も見逃せない。

よりプレミアム感を求めるユーザーをターゲットに設定されてきたV6モデルは廃止される。代わりにラインナップされるのが2.4Lターボだ。

当初はモーターをもたない純エンジン車として用意される見込みだったが、最新情報ではこの2.4Lにはクラウンやレクサス RXと同じく1モーター式のHEVに仕立てられる模様。後輪モーターも採用され、付加価値の高い「E-Four(電気式4WD)」に仕立てられるだろう。
 

社内審査を経てデザインが決定か?

社内審査を経てデザインは大きく見直された。

拡大されるAピラー下の三角窓からリアクオーターウインドウまでガラスエリアを一体に見せるデザインに修正した。

トヨタ ヴェルファイア ▲新型では、2022年4月17日に紹介したBピラーのシャークフィン処理は採用が見送られ、代わりにリアクオーターピラーにインパクトのあるデザインが織り込まれる可能性が高い

特徴的なポイントは、ルーフから垂れ下がるボディ同色のリアクオーターピラーだ。まるでセンターピラーのシャークフィンを逆さまにしてボディ側面のモチーフとして残したかのようだ。

リアエンドには、ノア/ヴォクシー同様ワイド感をアピールするコンビランプとガーニッシュが起用される模様だ。ハリアーやクラウンと同じく横一文字テールランプが採用される可能性が高い。

渋滞時運転支援システムや安心降車アシスト、リスクを先読みする「プロアクティブドライビングアシスト」といった最新デバイスが採用され安全性能も大幅に進化するだろう。

トヨタ アルファード▲現行アルファードは2015年1月デビュー。低床化を図りつつ先代と同様の室内高が確保されて上質な移動空間を実現。後輪に新開発のダブルウィッシュボーン式サスペンションが採用され、安定した乗り心地が実現された。専用シートが自慢の最上級グレードも設定

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2023年6月
■全長×全幅×全高:4950×1850×1935(mm)
■搭載エンジン:2.5L 直4+モーター 他

※2023年2月17日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部、トヨタ