日産 フェアレディZ ▲新型フェアレディZ NISMOは、外板パネルは既存モデルと同じだが、バンパーやサイドシルスポイラーなど樹脂パーツが変更され空力特性が高められる可能性が高い

新型フェアレディZ「NISMO」が投入? スクープ情報をお届け!

新型日産 フェアレディZ(以下、Z)はスカイライン400RゆずりのVR30DDTT型の3L V6ツインターボが与えられ、パフォーマンスが向上した。だが、さらに走りを極めたロードゴーイングカーを求めるユーザーに向けて「NISMO」が再投入されるとの情報をスクープ班がゲットした。

その情報によると、NISMOのフロントマスクはバンパーが前方に伸ばされ、突き出されているという。前面の四角いインテークは拡大、ハニカム紋様に変更され、上方にはスリットが設けられるようだ。

さらに、スポイラー形状に成形されたバンパー下端も、ボリュームある形状に変わっている。

ボディ側面ではドア下方のサイドシルスポイラーの張り出しが大きく、存在感が向上されている。

日産 フェアレディZ▲フロント以上に目を引きそうな後ろ姿。えらの張ったバンパー側面は、空気を剥離させ後方への巻き込みを抑制する。太い両出しのエグゾーストとフォグランプが存在感を放つだろう

また、先代NISMOと同じく前後ホイールアーチにはモールが追加されるが、これはタイヤサイズの変更に伴う措置だろう。
 

新型フェアレディZ NISMOの後ろ姿に世界中がクギヅケ!

最も印象が異なるのはリアビューだ。フロント同様バンパーが延長されており、ボディ後方に空気を巻き込まず剥離させるべく側面のエッジが立てられている。

バンパー側面はディフューザー風に造形され、両出しエグゾーストの間にフォグランプが配される可能性もある。

ハッチゲート後端のスポイラーはベース車と同じく控えめな形状ではあるが、やや上方に拡大されているだけでなく造形によってコンビランプを覆うかのようなデザインに変更。

専用バンパーとともにワイド感をもたらすことは想像に難くない。これらは、空力特性を向上させる狙いがある。より大きなダウンフォースを発生させてマイナスリフト化を実現し、高速走行時やコーナリング時の安定感アップが実現される。
 

日産 フェアレディZ▲ベースとなる現行フェアレディZ。現在、部品調達が難航してバックオーダーが積み上がっているため、受注は一時的に中断されている。この状況が改善される前にNISMOが追加リリースされることは考えにくいが……

NISMOのチューニングポイントは?

想像の域を出ないが、床下には補強材が追加されボディ剛性アップが図られるに違いない。サスペンションと電動パワステにも専用チューンが施される。

先代NISMOと同じくパフォーマンスダンパーも採用され、旋回時のフィーリング向上が図られるだろう。

パワートレインはエンジンの制御コンピューターが専用品に差し替えられ、排気系の変更と相まって最高出力は20ps程度アップして420psに達しそうだ。

現在受注が中断されているノーマルZの状況を鑑みるに、ここで紹介した追加モデルは2023年後半まで発表されないかもしれない。

※2023年2月17日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2024年1月
■全長×全幅×全高:4450×1880×1315(mm)
■搭載エンジン:3L V6+ツインターボ
 

文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部、日産自動車