レトロな車が気になる女子大生が、20年前のダイハツ ミラジーノに乗る友人に魅力とお金事情を聞いてみた！

見た目がレトロな車に乗りたいけど……

こんにちは！ カーセンサー学生編集部です。

みなさんはレトロな車がいいなぁと思ったことありませんか？

私はいわゆるZ世代なんですが、昔の車は新型車とはひと味違ったデザインが新鮮で特別感を感じています！

街中で見かけると一際目立って見えるし、そのたびに「いつか私も乗ってみたい！」と目がいきがち。

そんなとき高校時代の友人が、見た目がレトロでかわいいミラジーノっていう車を買ったと、SNSの投稿を発見！

しかも、沖縄に住んでカーライフを楽しんでいるとか。

同世代の友人が買っているとなると、自分でも購入できる価格帯で比較的維持もしやすいのかな？ と気になったので、実態はどうなのかインタビューしてきました。
 

▲右上がミラジーノオーナーの友人。名前は恥ずかしいとのことで今回は友人Aとして紹介します（笑）。インタビューを担当したカーセンサー学生編集部の杉田（左上）と小西（下）

古い車に興味を持つきっかけになった古着屋オーナーとの出会い

学生編集部　久しぶり！ 時間作ってもらってありがとう～。 今日は私もミラジーノみたいに、レトロな見た目のかわいい車に乗りたいなあと思っていて、車について詳しく話が聞きたくてアポ取らしてもらいました！

友人A　そういうことだったのか（笑）。 レトロな車いいよね！ 何でも聞いて！

学生編集部　早速だけど、今乗っている車は結構古そうだけど、いつから乗っているの？

友人A　愛車のミラジーノは2001年式で、1年半前から乗ってる！
 

▲こちらが、友人Aのダイハツ ミラジーノ（初代）。丸目のヘッドライトとフォルムがレトロでかわいい！

学生編集部　2001年式ってことは私たちと同い年ぐらいの車なんだね。もっと古いのかと思っていた。いろんな車がある中で、ミラジーノを選んだきっかけとかあるの？

友人A　実は最初、ミラジーノに乗ろうとは思ってなくて……（笑）。もともとはフィアット パンダ（初代）を買おうとしてて、いろいろ調べて探してたんだけど、車体価格やひんぱんに乗ることを考えると自分のライフスタイルとは合ってないなと感じて、購入は断念することにしたんだ。
 

▲友人Aが狙っていたフィアット パンダ（初代）、1980～1999年まで製造されたモデル

学生編集部　確かに、これもかわいい～！ 名前もパンダっていいね（笑）。だけど、これだとミラジーノよりも古い車だし何かと費用のかかるイメージがあるかも。パンダを買おうしてたのは、レトロな車が好きだから？

友人A　うん！ 最近、昔のモノに興味持つようになってさ。きっかけは車ではなく、古着屋に行ってからなんだけど（笑）。

学生編集部　古着屋さんがきっかけ！？ そこでなにがあったの？？

友人A　地元にコンテナの中で古着を売ってる珍しいお店があって、気になって行ってみたらオーナーさんがめっちゃ話してくれて、結果6時間もいたんだ（笑）。そこで、デニムの作られた背景とかを話してくれて、今はデザイン重視で作られてたりするけど、昔は機能面を重視して作られてたからこう形になっているとか。そういう裏話みたいなことを教えてもらって、昔のモノにあるストーリーみたいなのが面白いなと思って。そっからどっぷりハマっちゃった。

学生編集部　6時間はすごい（笑）。ってことは第一候補だった、フィアット パンダにもデニムみたいな作られた時のストーリーがあるってこと？

友人A　そう！ フィアット パンダ（初代）は当時のメーカーが業績不振で、製造コストをカットするために、平らなボディや窓が多く使われていたりしてさ。でも、デザイナーは有名なジウジアーロって人が手がけてて、コンパクトなボディなんだけどちゃんと大人が乗れるようなパッケージングになっていたりとか。こうゆうストーリーを知るといいなぁと思って乗りたかったんだ。もちろん、見た目もかわいいし。

学生編集部　そんな話があるんだ！ 今までは見た目の印象だけが気になってたけど、作られた背景とか知るとより面白いかも。
 

今の自分にピッタリだったダイハツ ミラジーノ（初代）

学生編集部　フィアット パンダは予算や維持の問題で断念したって話だったけど、ミラジーノも結構古そうな見た目だけどそのあたりは買ってみてどう？

友人A　普段から乗ることを考えて、予算と維持のしやすさ、好みのデザインでミラジーノに行き着いたんだ！ 自分が買った車は、ドアの開け閉めとブレーキの利きが悪かったからそこを修理して、車両価格を合わせても60万円くらいで自分でも購入できる予算内で収められた。20年くらい前の車だけど、その後は故障もなくいい調子！

学生編集部　レトロな見た目だし維持するのが大変なのかなと思っていたけど、そのぐらいの予算と修理で楽しめるんなら自分でも頑張れば買えそう。それで、デザインはどこが気にいったの？

友人A　一番は、3ドアなところに引かれた！ このフォルムがよりレトロな雰囲気になるなと思って。

学生編集部　ごめん！ 3ドアってなに～（笑）？

友人A　簡単に言ったら、後部座席に乗るためのドアがない車！ ほら、さっき見せたフィアット パンダも左右のドアが1枚ずつだったでしょ？ ただ、ミラジーノの3ドアは1年くらいしか製造されてないから、探すのも大変でそのモデルと出合えたのも決め手になったポイント！
 

▲友人Aの愛車はミニライトスぺシャルの3ドアタイプ

学生編集部　なるほど。言われてみるとスリードアの車って珍しいかも。今の車は後部座席にもドアが付いてるモデルが多いもんね。そんなこだわりのミラジーノは、実際に乗ってみて良かったところはある？

友人A　やっぱり、乗りたい車に乗れてることかな！ 一番乗りたかった車ではなかったけれど、自分なりのこだわりを持って選んだからこそ愛着も湧いてるし、いろんなところに出かけるのが楽しい！ パンダだと故障を心配して出かけづらくなってたかもしれないし（笑）。

学生編集部　確かに、愛着あるモノってずっと持っていたくなるし持ち歩きたくなる！ ミラジーノもそんな感じか～！

友人A　めちゃくちゃ気に入ってる！　ただ、さすがに20年前の車だから今の車と比べるとクーラーがあんまり効かなかったり、燃費も良いってわけでもないし、走ってるとハンドルから振動感じるけどね（笑）。でも、そういうちょっぴりアナログなところもひっくるめて愛着が湧いてくる。

学生編集部　こだわりの詰まった愛車に乗るってめっちゃいいな！ 今日はたくさん話してくれてありがとう。愛車の話とか、古いモノを好きになったきっかけとか、いろんな話を聞けて楽しかった！ それに自分でも頑張れば買えそうだし車探してみようかな～。
 

【記事について】
この記事は、近畿大学経営学部松本ゼミ所属の小西桃香、杉田明優那が企画やインタビュー、執筆を担当しました。