Sound Scheduleのメンバー3人のテンションが上がった! こんなハイエースが機材車だったら、移動時間がもっと楽しくなりそう
2020/08/27
Sound Schedule × トヨタ ハイエースバン
1999年、大学軽音楽部の先輩・後輩の間柄だった大石さん、沖さん、川原さんの3人で結成されたロックバンド「Sound Schedule」。2001年にシングル「吠える犬と君」でデビューし、精力的にライブツアーやアルバム発表を行うも、2006年10月に解散。だが2011年に再結成され、以降、年に一度のライブツアー「PLACE」を中心に活動している。
今でも車に乗って全国各地のライブ会場へと足を運ぶことが多いようで、機材車の定番ハイエースに乗ることが多いといいます。
今回は、移動中でもテンションが上がりそうな「オシャレな機材車」を見てみたい! というオーダーをいただき、外観や内装がアウトドア仕様にカスタムされたハイエースベースのクラシカルなバン「GORDON MILLER MOTORS GMLVAN V-01」をご用意しました!
Sound Schedule
大石昌良(中央・Vo&Gt)、沖裕志(左・Ba)、川原洋二(右・Dr)からなる、1999年結成のスリーピースバンド。2001年シングル「吠える犬と君」でデビュー。関西での人気を基盤に活動し、シングル8枚とオリジナル・アルバム3枚をリリースし、2006年10月惜しまれながら解散。 ボーカル・ギターの大石昌良は、ソロとして活動開始。バンドは、2011年再結成、不定期のリリースと年に一度のライブ活動を展開中。
インタビュアー
伊達軍曹
外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル XV。
当初からツアーの時は車での移動がメインだった
川原洋二(以下、川原) 結成当時、まだ大学生だったときに使っていたのは僕の父が乗っていたセダンで、しかも屋根の低いトヨタ カリーナEDだったんですよ。そこに、ストリートライブ用の機材一式を満載して走ってましたね。
川原 そうですね。あとは当然ですが、メンバーもカリーナEDに乗せて(笑)。
大石昌良(以下、大石) 意外となんとかなってましたね。でもその後、バンドで移動することがさらに多くなってきたので、思いきって僕が車を買ったんですよ。とはいえまだ大学生でお金もぜんぜんなかったので、中古のスズキ エブリイでしたが。
大石 や、ぜんぜん詳しいわけではなかったので、エブリイが“最強”ってことも当時はまったく知りませんでした。それこそカーセンサーでいろいろ研究して、「なるべく積めて、車両本体も維持費もなるべく安いやつを……」って探してたら、エブリイにたどりついたんです。でもアレは本当に最強でしたねぇ…。素晴らしい荷物グルマでした。
沖 裕志(以下、沖) 分担もしますが、主にはドラムの川原くんが運転してますね。
大石 ですね。彼、一度ハンドル握ったら離さないタイプの人だから。
川原 そんなこともないと思うけど(笑)。まぁ好きなんですよ、車を運転するのが。
大石 もちろん寝てることもありますが、寝てる時間はせいぜい3割ぐらいかな?
沖 そうだね。僕らの場合はけっこう起きてて、3人でいろいろなことを話したり、音楽を聴いたりしてますよ。
川原 例えば東京から大阪までって600km以上ありますよね? そこを車で移動するのって、もちろん体力的に大変ではあるのですが、けっこう楽しい部分も多いんですよ。「バンドマン冥利に尽きる!」と言いますか。
大石 各地のSA・PAにいろいろな思い出もできますしね。いいもんですよ、車でのツアーって。そして運転は川原くんが主にやってくれるし(笑)。
こんなオシャレな機材車なら、移動中もテンションUP!?
大石 どうもこうもないというか、素晴らしいですね! こんなオシャレな機材車でツアーに出れたら楽しいだろうなぁ……。
沖 僕らはあまりやりませんが、バンドによっては車中泊をしながら全国ツアーを回ったりもするんですよ。そういったバンドだと、この仕様は特にいいでしょうね。
沖 もちろん車種によるとは思いますが、このハイエースだったらたぶん余裕じゃないですか?
大石 うん、たぶん余裕だね。寝てみたいね、この車内で(笑)。
川原 この車って、後ろのラダー(はしご)を使えばルーフの上にも昇れるんですよね? ならば、ツアー中は夜、そこに3人で寝そべって、星を眺めたりするのもステキでしょうね。
大石 それ、イイね!
沖 僕らみたいなバンドマンが使ってる普通の商用ハイエースって、後ろのシートは(機材を積む関係で)普段は取り外したりもするので、軽い分、座り心地は今ひとつだったりするんですよ。でもこの後席ってほとんどカフェみたいじゃないですか? これで全国を回れたらすごく快適だし、何より“楽しい”はずですよ。ていうかコレ、機材車じゃなくてプライベート用として欲しいかも(笑)。
川原 僕は機材車のハンドルを離さないタイプだと言われている割に、今は自分の車っていうのは無いんですが、できれば大きなミニバンで、大勢でワイワイ走りたいとは常に思ってますね。まぁ嫁からは「そんな人数が乗ること、年に何回あんねん!」と反対されてますが(笑)。
沖 僕は現行型スバル XVの、マイナーチェンジ後のやつです。マイルドハイブリッドの「e-BOXER」が付いてるやつ。ものすごく使い勝手がいいし、安全性能が充実している点が素晴らしいと思ってます。
大石 僕はポルシェ マカンの2019年モデルで、スタジオ行くのも放送局に行くのも、すべてマカンですね。まぁファンの人たちからは「らしくない!」とか言われたりもしますが(笑)、まぁそのミスマッチ感も逆にいいのかなと思って。
大石 それはもうメチャメチャありますね! ていうか、運転中に曲のメロディや歌詞が浮かぶことは僕の場合、かなり多いですよ。運転という作業にいったん集中することで脳が適正化されるというか、瞑想状態にも近い状態になるのか。自宅やスタジオでいろいろと考えすぎて煮詰まっていても、車の運転をすることで、なんというか“心の毛穴が開く”みたいな感じになるんです。車には正直、けっこう助けてもらってますね。
大石 ですね。そしてそれは、僕が僕の車をひとりで運転してるときだけじゃなく、3人で機材車に乗ってるときも実はそうなんですよ。
大石 そうなんですよ。例えばですけど、窓の外を流れる景色を車という密室の中で、3人でなんとなく眺めていると、これからのバンドのプランとか様々なことが、3人から自然と浮かび上がってきたりするんです。新幹線は新幹線でもちろん悪くはないのですが、やはり僕らは車で移動をしたい、ツアーをやりたい。そう思っています。
沖 電車とかのダイヤグラムには縛られない、なんというか「せかせかしていない時間の流れ」の中から生まれるモノって、音楽に限らずいろいろあると思うんですよ。そこがたぶん、車のいいところなんでしょうね。
ツアー自体は年1回にペースではあるものの、これからもこの3人で創作活動および表現活動を続けていくSound Schedule。今後発表される彼らの曲の中にも、3人が愛する「車に乗っているからこその“時間”と“空気”」が色濃く、あるいはそこはかとなく、反映されているのかもしれない。
そのあたりをリスナーとして勝手に想像(妄想?)しながらSound ScheduleのSoundを聴き、そして新作の発表と、新たなツアーを楽しみに待ちたいと思う。
2020年3月25日発売
価格:6,000円+税
YCXL-10001
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
Sound Scheduleが年に一度開催しているライブツアー“PLACE”シリーズ。2019年度の東京公演の模様を映像化。詳細は下記Official Siteにて!
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