メルセデス・ベンツ Aクラス

国内外、様々なモデルの魅力をテクノロジー視点で解説! ちょっとマニアックで難しい専門的な知識も、楽しく分かりやすくマンガで紹介していきます。
 

講師紹介

松本英雄

自動車テクノロジーライター

松本英雄

自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

田代哲也

マンガ家

田代哲也

マンガ家・イラストレーター。1997年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。絵本『田んぼの昆虫たんけん隊』『水泳大好き!トラ』(星の環会)。2004年より東放学園高等専修学校、東放学園映画専門学校で講師を務める。スズキの車を4台乗り継ぎ、現在の愛車はスイフトスポーツ。

メルセデス・ベンツ Aクラス(田代哲也)
メルセデス・ベンツ Aクラス(田代哲也)

重要ワード(マンガ内※)解説

※1 統一感
新型Aクラスのデザインは「Sensual Purity(官能的な純粋さ)」という思想に基づいたもの。これは車を飾り立てるのではなく無駄をそぎ落とすことで本質的な美しさを際立たせるという発想で、2018年6月に登場したCLSから採用されている。

メルセデス・ベンツ Aクラス▲メルセデス・ベンツ CLS

※2 液晶パネル
ステアリング奥のメーターは10.25インチの全面液晶ディスプレイ。メーターデザインは好みのものを選べ、センターにはナビ画面や各種インフォメーションを表示可能。

メルセデス・ベンツ Aクラス▲操作はステアリング左右のコントロールスイッチで行う(全車パッケージオプション)

※3 Cセグの車種
欧州Cセグメントのハッチバックはフォルクスワーゲン ゴルフ、BMW1 シリーズ、アウディ A3と、世界でも売れ筋のモデルが揃う。国産車ではトヨタ カローラスポーツ、スバル インプレッサスポーツ、マツダ MAZDA3が欧州Cセグメントになる。

フォルクスワーゲン ゴルフ▲フォルクスワーゲン ゴルフ

※4 対話型AI
MBUXは運転に集中できるよう各種機能がシンプルに操作できるようにしたもので、自然対話式音声認識機能もそのひとつ。

メルセデス・ベンツ Aクラス▲MBUXではエアコンの操作やカーナビの設定の他、よく立ち寄る場所などを目的地の候補として自動提案してくれたりする

※5 モータースポーツ
メルセデス・ベンツにはラグジュアリーなイメージがあるが、F1をはじめとするモータースポーツでも活躍している。中でも今季のF1は2019年10月1日現在、コンストラクターズランキング1位。他のチームを寄せ付けない圧倒的な強さを見せている。

メルセデス・ベンツ F1▲ドライバーズランキングはルイス・ハミルトンがトップ、バルデリ・ボッタスが2位

※6 AMG
メルセデス・ベンツのスポーツ・レース系ブランド(正式名称はメルセデスAMG)。もともとは独立したチューナーだったが、1999年にダイムラー・クライスラーに吸収された。AMGモデルはエンジンや足回りなどに手が加えられ、強烈な乗り味に仕立てられている。

※7 MT車のように
Aクラスのトランスミッションは7速(A200dは8速)DCT。DCTはデュアルクラッチトランスミッションの略で、2つのクラッチによりシフトチェンジをスムーズかつスピーディに行えるようにした2ペダルMT。もちろんAT限定免許で運転可能。
 

監修/松本英雄、イラスト・マンガ/田代哲也、文/高橋満(BRIDGE MAN)、写真/メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン
※この記事は情報誌カーセンサー2019年8月号掲載の記事をWeb用に再編成したものです