ヘタレ編集部員の、楽しいサーキット追いかけっこ体験!【CERC シーズン2】
2018/04/27
今年のメディア4耐、俺たちどうするよ!?
メディア4耐とは毎年9月に筑波サーキットで開催される「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」のこと。
マツダ ロードスターで4時間走り周回数を競う、今年で29回目を迎える伝統的なレースだ。昨年は26チームが参加し、182周を走り抜いた「J-WAVE」チームが優勝。
我々「カーセンサー/カーセンサーEDGE」チームは、164周時点でガス欠リタイアという大失態を演じた。
レースなので、速く走らせることに加え、完走するための燃費を考慮したドライビングテクニックも必要。ドライバーの高度な技術とチーム戦略が要求される。
ここ数年、弊誌チームは自慢できる結果を残せていない。
「いいかげん、自慢できる結果が欲しいよね」ということで、プライベートでロードスターを転がしている編集部員の河瀬をそそのかし、3月末に袖ヶ浦フォレストレースウェイへ練習に向かった。
思えば一昨年、2016年はCERC(Carsensor Editors Racing Club)と称し、本気でレースに挑んでいたっけ。
さぁ、……シーズン2の始まりだ。
ちょっと待て。周り、スゴイ車ばっかりなんすけど……
今年初の練習は、編集部員の大脇と「犠牲車」のオーナー河瀬の2名。
平日の真昼間だから空いているだろうと思ったが、「走る気マンマン」オーラを放つ車両や、普通に反則級の速さを誇る「輸入車系スポーツカー」がチラホラ。
先ほどまでやる気をみなぎらせていた河瀬の顔色がみるみる変わっていく。「先に走っていいよ……」とおじけづく河瀬に、遠慮なく大脇がコースイン!!
スポーツ走行時間は1枠30分。同時に走る車は、車格もパワーもドライバーの腕も実に様々。
ざっと見渡したところ「犠牲車(ドノーマルのND型ロードスター)」よりも車両スペックが劣る車はいない。この時点で “一番遅い車”はもはや誰の目から見ても明らか。
車はすごいけど運転が下手なドライバーだったら……という淡い期待も1周目で無残にも砕け散った。
全速力で走っても前の車はどんどん離れていくし、気づけばあっという間に前の車は見えなくなり完全に一人旅状態に。
と思えば、後方から迫りくる車両がチラリと見えた瞬間、コーナーを2つほど抜けたところで、あっさりと抜かれてしまう。なんちゅう速さだ……。
次の走行枠でコースインした河瀬もバンバン抜かれていく。というか外から見ていると笑えるくらい遅い。もはや大人と子供のリレーを見ているかのようだった。
速い遅いではない、人はやっぱり追いかけっこが好きなんだ
小学生や中学生のころ、運動会のリレーは楽しかった。男子も女子も保護者達もみんなで盛り上がった。走っていても見ていても、勝っていても負けていてもワクワクするあの感覚。
サーキット走行はその感覚を思い出す。やはり大人になっても追いかけっこは楽しいのだ。
「!!!……壊れている?」
なんと、タイムラップ計が故障。走行タイムが確認できないことに気づき思わず天を仰ぐ2人。
ピットから見える西の空が赤く染まり始めていた。第1コーナーに向かって侵入していく車のブレーキランプを眺めながら、帰り支度をするヘタレ2人。
次回こそ「真剣にやる!」(今回も真剣でしたが)と心に誓い、今年初の練習を終えたのだった。
【CERCシーズン2とは】
2016年に弊誌カーセンサーで連載していた『CERC』、 Carsensor Editors Racing Club(カーセンサー・エディターズ・レーシング・クラブ)の続編である。
結成時のメンバーは、発起人である当時のデスクに、大脇と姉妹紙であるEDGE編集部員の安島を加えた3名という構成。今年からはさらにヘタレ度高めの新メンバーでお送りする。
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- 【フェルディナント・ヤマグチ×編集長 時事放談】自動車業界と半導体について(中編)
- カセットテープ専門店「waltz」でドライブにオススメのカセットを聞いてきた(前編)
- カーセンサー最新号は『オープンカー』特集! お笑い芸人・四千頭身が登場!
- ついにND型マツダ ロードスターにベストバランスの5年落ちが出現! 2015年式に狙いを定めてお得に手に入れよう
- 2020年、カーセンサーnetで注目度の高かったクーペ・オープンのトップ10はコレだ! 【カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2020】
- レーシングドライバー土屋圭市が大予想! カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2020のTOP3はどれだ!?
- マツダ100周年を記念したイベントも! 第31回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース
- エッジな奴らの熱い戦い! 第31回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース
- SNSや口コミでにわかに盛り上がっている「ジャパン峠プロジェクト」って何? 運営者・野口浩之さんに会ってきた
- ちまたでは「お笑い第7世代」が人気のようだが、ところで中古車にも「第7世代」はあるんじゃないか?