夫婦2人で乗るのは◎のマツダ デミオだが、ベビーカーの収納はやや苦手
2018/01/12
大型ベビーカー、車にちゃんと積める!?
小さい子供とのお出かけにマストハブなのが、そうベビーカー。
これ、結構な体積と重量ですよね。特に、新生児期から使用できるリクライニング式背もたれや、可動式シートを装備したA型といわれるベビーカーはなおさら。
折り畳めるとは言うものの、「あれ? 案外小さくならない……」というのが実態です。
これでは、ノープランで車を買ったり借りたりしたときに、「キャー!!! 載らない……」なーんて悲劇が起こりかねません。
そこで、ベビーカーを乗せてドライブ旅行に出かけるなら、どんな車が最適なのか?
新米ママである筆者が、自らのベビーカーを実際に車に積んで試してみました。
まずは王道。ラゲージへの荷積みにトライ!
今回、検証する車は、マツダ デミオです。ラゲージに、家族の荷物を詰め込んだスーツケースをまず積みます。そして、空いたスペースにベビーカーを載せることに。
第一印象として、荷室地上高がまずまずの高さであることに若干びびる高齢ママの筆者。
「よっこらしょ」という掛け声とともに気合いで息子のベビーカー(約9kg)を持ち上げますが……
んん!? 高く持ち上げないと着地できない! ベビーカーに視界を遮られているため前方確認できない状況で、「まだ? まだ届かない?」と試行錯誤すること数十秒。(← 腰痛持ちにはつらい時間)やっとラゲージの底に着地させることはできたものの……
横に倒した状態でベビーカーを積むことができない! ラゲージの床部分がフラットではなく段差があるため、収まりきらないのです。
仕方なく、ベビーカーを直立させた状態で載せてみることに。しかし、いざリアゲートを閉めようとすると、直角に張り出したベビーカーの座席部分が扉に直撃して閉まりません。
仮にこれで閉まったとしても、走行中にベビーカーが安定せず、がっしゃーん! と大惨事になることは目に見えております。
積み方を変えてみた
後部座席にベビーカーを積むスペースはないので、これは背に腹は替えられぬ状況。
なんとしてもラゲージに収納すべく悪戦苦闘した結果、最初に畳んだベビーカーを床に水平に平置きし、その上にトランクを乗せるという方法を編み出すことに成功しました。
ただし、スーツケースが50Lを超える大きなサイズだった場合、ラゲージにすべての荷物を入れるのは厳しいはず。
そんなときのために、リアシートを倒して容量を拡大することも可能ですが、その場合はチャイルドシートの設定が難しくなるのが難点。
帯に短し襷に長し状態。子連れで大荷物を抱えての旅行は、やや向かない車かもしれません。
天井が低く、斜めにカーブしたドアに頭が激突
子供を車に乗せる際に必要なのが、チャイルドシート。 じっとしていない子供をなだめながらのベルト装着は、言うほど楽ではありません。
この車、天井が低いのでベルト装着の際に腰を曲げなければならないのが正直辛いところ。
作業途中に無意識に頭を上げてゴツン、なんてことも。
また、後部座席のドアの上部はカーブを描いていて、作業できる空間が狭いのもややネック。キッズフレンドリーな車かといえば、やや疑問が残ります。
ただし、後部座席にチャイルドシートをセットすれば、赤ちゃんの横に座ってドライブを楽しむことができるのは魅力。
ご機嫌な赤ちゃんの様子を愛でることも、ぐずった赤ちゃんをすぐに抱っこであやしたり、授乳したりすることも可能です。
また、コンパクトカーなので運転のしやすさは抜群。運転に自信のないママや、初心車には親和性が高いのではないでしょうか。
デミオのママの評価は……
荷物もタスクも多いママにとって重要なポイントとなる、ラゲージの積み降ろしの利便性、容量、車両空間の広さに関しては、ママのニーズにはアンマッチかも。
コンパクトで小回りも利くため、独身女性の愛車として、または子ナシ夫婦のデートには最適なんですけどね。
運転のしやすさは魅力なので、出産を機会に遠ざかっていた運転を再開、または新たに免許を取得する初心者ママにはオススメです。
~デミオのママに優しいポイント~
・コンパクトで小回りが利くので運転しやすい
・赤ちゃんと並んでドライブが楽しめる
ママの使いやすさ評価:★
(★1~5個で評価)
▼検索条件
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