▲約1年後に登場する時期N-BOXのルックスを完全再現。キープコンセプトで成功を収めた、現行モデルのイメージが色濃く残される ▲約1年後に登場する次期N-BOXのルックスを完全再現。キープコンセプトで成功を収めた、現行モデルのイメージが色濃く残される

キープコンセプトのエクステリアデザイン

軽自動車業界に本腰を入れる決意表明のごとく開発され、市場で人気を集めたN-BOX。ホンダの孝行息子が2017年初夏、2代目にバトンタッチを果たす。

上記イラストは、2代目N-BOXを忠実に再現したもの。くれぐれも断っておくが、現行モデルのマイナーチェンジ版ではない。限られた寸法の中で最大限の室内空間を確保し、かつN-BOXらしさを継承することは想像に難くなかったが、ここまでキープコンセプトを貫くとは。

シルエットが四角四面でボクシーな印象が受け継がれるのは当然のこととして、四角いヘッドランプの上端にメッキトリムが食い込むディテールまで踏襲されるのは驚きだ。グリルのすぐ下に開口部が横たわり、バンパー下にワイドなエアインテークが配される点も現行モデルと同じ。ホンダにとって、N-BOXは貴重な売れ筋モデルのひとつだから、冒険するのが怖かったのだろう。

▲N-BOXは、2011年12月に発売された超背高ワゴン。センタータンクレイアウトが用いられて広い居住スペースが確保された。2015年11月には、累計販売台数が80万台を突破した ▲N-BOXは、2011年12月に発売された超背高ワゴン。センタータンクレイアウトが用いられて広い居住スペースが確保された。2015年11月には、累計販売台数が80万台を突破した

歩行者保護対策など、様々な部分で進化を果たす

ボンネットフードはフタ状に成形され、ノーズはいっそう水平基調に近づく。最大の理由は歩行者保護対策で、硬い構造物であるエンジンと、万一の際に歩行者を受け止めるフードの間隔を十分に確保しておく狙いがある。

フロントビューと違って、ボディ側面は真新しさが感じられる仕上がりになりそうだ。ヘッドランプの目尻から始まり、ドアハンドルを貫いてリアコンビランプへと至る、一直線のキャラクターラインが引き締まった印象を放つ。

このボディが乗っかるセンタータンク方式のプラットフォームは、現行モデルから流用される見込みだ。独特のレイアウトによって、ライバル車を寄せ付けない後席居住性と、リアシートのチップアップ機構が踏襲される。

進化型エンジンで燃費向上。全高の低い派生車は廃止

エンジンには、改良型が用いられて、燃費改善が図られる見込みだ。最近はダイハツが燃費競争から、一歩引いて距離を置いている感もあり、サブバッテリー搭載のエネチャージを活用してスズキが独走しているが、ホンダも決して諦めたわけではない。

ライバルである、スズキ スペーシアの32.0km/L(NAモデル)や、タントの28.0km/L(同)と比べても、N-BOXの25.6km/Lはさすがに見劣りしており、改善によってエコカー減税でワンランク上(取得税80%&重量税75%軽減)を目指したいところだ。

次期N-BOXは早ければ2017年春、遅くとも同年夏までには登場する予定。福祉車両にも転用できるスロープ仕様のN-BOX+もほどなく世代交代を果たすはずだが、チョプドルーフのN-BOX/(スラッシュ)はモデルチェンジを受けることなく、一代限りで廃止される。

※2016年8月24日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません


【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2017年6月
■全長×全幅×全高:3395×1475×1780(mm)
■搭載エンジン:660cc 直3

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部