史上最強のゴルフを今こそ狙え!

ゴルフIVの後期に登場した特別仕様車が、今回ご紹介するR32(アールサーティトゥー)です。

この時のプレスリリースには、VWブランドのハイパフォーマンスモデルの総称となるのがR line(アールライン)であると記されています。そして、このR32こそが、そのR lineシリーズの第1弾だったのです。

特徴はなんといっても4MOTION(4WD)であること。これに当時のボーラ(ゴルフベースのセダン。現行モデルではジェッタと名前が変わった)の2.8LのV6を、排気量を3.2Lに拡大して搭載。それに6速MTを組み合わせています。最高出力は177kW/6250rpm、最大トルクは320N・m/2800〜3200rpm、最高速度は245km/hと公表されています。
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コンパクトなボディに大排気量エンジンをぶち込んで、4WDにより4輪でがっしり路面をつかむわけですから、まぁその走りが熱いのは当たり前。発進時にもロスなく路面に駆動力を伝えるため、凄まじい加速力を体感できます。しかも足回りはただガチガチに固められているのではなく、適度なしなやかさを併せ持っています。狙ったラインをきれいに、かつスピードに乗ってトレースしていくその気持ちよさと言ったら!です。

現行のゴルフVではグレードとしてラインナップされていますが、当時は特別仕様車扱い。2003年1月に左ハンドル・3ドアモデルが395万円というプライスを掲げて500台販売され、あっという間に完売。続いて同年4月には右ハンドル・5ドアモデルが405万円で400台追加され、これまた完売。だからこそ、現行モデルではグレード扱いとなったのかもしれません。

魅力は走りだけではありません。専用装備として下記のものが備えられています。
エアインテーク付きフロントスポイラー、サイドスカート、リアスカート、リアルーフスポイラー、デュアルエグゾーストパイプ、225/40R18タイヤ、7.5J X 18アルミホイール、ケーニッヒ製レザースポーツシート(フロントシートヒーター付き)、ガスディスチャージヘッドランプ、ロゴ入り革巻き3本スポークステアリングホイール、ロゴ入り革巻きシフトノブ、ロゴ入りアルミフットペダル、ロゴ入りアルミフットレスト(運転席)
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また運転席/助手席エアバッグ、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグも標準装備しています。それに、そもそもゴルフIVはその前のゴルフIIIから劇的にインテリアの質感が上がったモデルです。その差は、IV→Vよりも激しく、当然今でも十分通用する内容です。
探してみると、14台見つかりました。価格は200万〜280万円。5年落ちでこの価格は、決して安いとは言えませんが、逆に言えば、希少価値があるからこそ値落ちしない車だとも言えます。そんな車が、身近になってきたのは事実です。

みなさんも下記に「ゴルフ R32」と入れて検索してみてください。
※検索結果には現行モデルのR32も含まれます。
<カーセンサーnet編集部・ぴえいる>