モデル末期のオーリスにまだ隠し玉がある!?
カテゴリー: クルマ
タグ:
2015/11/24
英国では、先代モデルからハイブリッドをラインナップ
2015年4月のマイナーチェンジで、外観のリフレッシュが図られ、流行のダウンサイジング過給ユニットも追加されたトヨタ オーリス。モデルライフ後半に備えてのトピックは出揃った感もあるが、実は水面下でさらなる秘蔵モデルの投入が検討されているようだ。
それはずばり、すでに欧州で販売中のハイブリッドだ。国内向けに設定されたことがないため、馴染みは薄いが、初代にあたる先代オーリスの後期型からハイブリッドは設定されており、英国で組み立てられている。基本的なユニットは、オーリスとシャーシを共有する3代目プリウスから流用されている。空力特性を重視したプリウスと違って、オーソドックスなシルエットに仕上がっているオーリスは、後席の居住性がよく、ラゲッジスペースが使いやすい点が魅力的だ。
国内でオーリスハイブリッドがリリースされるのは、2016年夏の予定。周知のとおり、そのときには進化したハイブリッド機構を有する、4代目プリウスが発売されているが、あえてTHS-II搭載のオーリスハイブリッドを投入するのは、プリウスよりも低価格、そして人気が集中しない(?)ために短納期でユーザーに届けられるメリットがあるからだ。
さらに興味深い話をもうひとつ。オーリスがネッツ店専売車として売られていることは説明するまでもないが、追加投入されるハイブリッド仕様は、別のチャンネルを通じて販売される可能性もあるという。その有力候補にあがっているのが、トヨペット店だ。全チャンネル併売のプリウス以外に、売れ筋のCセグメント車をもっていないこともあり、白羽の矢が立つ可能性は否定できない。
その場合、従来のオーリスがネッツ店専売車のため、トヨペット店がオーリスのネーミングを用いてハイブリッド仕様車を販売することは困難で、エクステリア細部の作り分けも必要になるだろう。とはいえ、モデル末期に新たな専用名を与えて、立ち上げるのは費用対効果の面においても有効ではない。はたしてメーカーはどんな判断を下すだろうか。
トヨペット店は、かつて、オーリス派生の上級車、ブレイドを販売していた。まだ、当時のユーザーを抱えている事例も多く、仮にオーリスハイブリッドが、トヨペット店に投入されれば、ブレイド所有者の代替え車種として営業マンもプッシュできるに違いない。
※2015年11月24日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2016年8月
■全長x全幅x全高:4330×1760x1480(mm)
■搭載エンジン:1.8L 直4+モーター