ミニ ミニ クラブマン 【ちょい乗り試乗】
2008/02/28
■全長が延びても、まだまだ普通のコンパクトカー並みの大きさ
ミニ クラブマンの試乗会に参加してきました。昨年10月に日本発売の発表が行われましたが、納車開始は2008年3月2日、語呂合わせで「ミニの日」となっています。
ベースのミニの全長を238mm、ホイールベースを80mm延ばして作られたこのクラブマン。それでもボディサイズはVWポロとほぼ同じです。延ばされた部分はすべて後席およびラゲージにあてられました。
おかげで後席がようやくまともになりました(写真下の左)。ラゲージ(写真下の真ん中と右)はベースよりは当然広くなりましたが、それでも260Lという容量は日産マーチの250Lより少し広い程度。一般的なコンパクトカークラスとほぼ同じと言えるでしょう。ちなみに、右の写真では倒したシートバックとラゲージが平らになっていますが、これは「フラットフロア」なるオプションを装着しているからです。3万2000円なり。
いずれにしろ、このラゲージこそクラブマンの特徴。先ほど述べたように「普通のコンパクトカーと同じラゲージ容量」にもかかわらず、ラゲージドアは立派な左右の観音開きです。小さな左右の扉を右側から開ける(閉じるときは左から)という儀式が、この車のオーナーになったとき心をくすぐるはずです。
もう一つの特徴は、運転席側後ろにある「クラブドア」。進行方向に対して逆側に開くこのドア、運転席ドアと合わせて開けば、後席へのアクセスがグッとスムーズとなります。日本の道路事情を考えれば、またミニの生誕地がイギリスであることを考えても、このクラブドアが助手席側に付いていないのが残念です。でもそれで価格が上がってしまうなら、元も子もないですけれど。
これを前向きに考えるなら、運転席からまずお父さん(またはお母さん)が降り、安全を確認した後このドアを開けて子供を降ろしてあげる、ということができます。クラブドアは運転席を開けない限り開けることはできないので(閉めるときは逆)、勝手にドアを開けられて隣の車にコツン、とかがなくなります。
さて、試乗したのはクーパーS。とはいえ今回は時間がなく、自分では移動させた程度です。あとは後席に座っていました。ですから感想は「ハッチバックタイプとあまり変わりない。17インチを履いていたけどそれにしては乗り心地はいい」というくらいです。
ほかにはグレードとしてクーパーが設定されています(ハッチバックに設定のあるワンはありません)。
価格はクーパーSが6AT:331.0万円/6MT:318.0万円、クーパーが6AT:287万円/6MT:274.0万円。いずれもハッチバックの同名グレードと同じエンジンを積んでいますが、燃費がク改善されています(クーパーSのAT車を除く)。40~50kg重量が増えているにもかかわらず、です。
クラブマン クーパーSが6AT:12.4km/L/6MT:15.0km/L
クラブマン クーパーが6AT:14.2km/L/6MT:18.0km/L
一方ハッチバックは
クーパーSが6AT:12.6km/L/6MT:14.4km/L
クーパーが6AT:13.8km/L/6MT:16.8km/L
バルブタイミングなどの改善で、クラブマンの燃費を向上させたそうです。
ハッチバック同様、ボディカラーや内装色が選べます。ボディカラーでは、ホットチョコレートがクラブマンの専用色で、なんでも欧州では購入者の4分の1が選ぶという人気色だそうです。Cピラーはシルバーか、ルーフと同色になります。
最後に小ネタを一つ。開発コードは現行ハッチバックがR56、クラブマンがR55。つまり、構想自体は現行ハッチバックより早かったということです。
ミニ クラブマンの試乗会に参加してきました。昨年10月に日本発売の発表が行われましたが、納車開始は2008年3月2日、語呂合わせで「ミニの日」となっています。
ベースのミニの全長を238mm、ホイールベースを80mm延ばして作られたこのクラブマン。それでもボディサイズはVWポロとほぼ同じです。延ばされた部分はすべて後席およびラゲージにあてられました。
おかげで後席がようやくまともになりました(写真下の左)。ラゲージ(写真下の真ん中と右)はベースよりは当然広くなりましたが、それでも260Lという容量は日産マーチの250Lより少し広い程度。一般的なコンパクトカークラスとほぼ同じと言えるでしょう。ちなみに、右の写真では倒したシートバックとラゲージが平らになっていますが、これは「フラットフロア」なるオプションを装着しているからです。3万2000円なり。
いずれにしろ、このラゲージこそクラブマンの特徴。先ほど述べたように「普通のコンパクトカーと同じラゲージ容量」にもかかわらず、ラゲージドアは立派な左右の観音開きです。小さな左右の扉を右側から開ける(閉じるときは左から)という儀式が、この車のオーナーになったとき心をくすぐるはずです。
もう一つの特徴は、運転席側後ろにある「クラブドア」。進行方向に対して逆側に開くこのドア、運転席ドアと合わせて開けば、後席へのアクセスがグッとスムーズとなります。日本の道路事情を考えれば、またミニの生誕地がイギリスであることを考えても、このクラブドアが助手席側に付いていないのが残念です。でもそれで価格が上がってしまうなら、元も子もないですけれど。
これを前向きに考えるなら、運転席からまずお父さん(またはお母さん)が降り、安全を確認した後このドアを開けて子供を降ろしてあげる、ということができます。クラブドアは運転席を開けない限り開けることはできないので(閉めるときは逆)、勝手にドアを開けられて隣の車にコツン、とかがなくなります。
さて、試乗したのはクーパーS。とはいえ今回は時間がなく、自分では移動させた程度です。あとは後席に座っていました。ですから感想は「ハッチバックタイプとあまり変わりない。17インチを履いていたけどそれにしては乗り心地はいい」というくらいです。
ほかにはグレードとしてクーパーが設定されています(ハッチバックに設定のあるワンはありません)。
価格はクーパーSが6AT:331.0万円/6MT:318.0万円、クーパーが6AT:287万円/6MT:274.0万円。いずれもハッチバックの同名グレードと同じエンジンを積んでいますが、燃費がク改善されています(クーパーSのAT車を除く)。40~50kg重量が増えているにもかかわらず、です。
クラブマン クーパーSが6AT:12.4km/L/6MT:15.0km/L
クラブマン クーパーが6AT:14.2km/L/6MT:18.0km/L
一方ハッチバックは
クーパーSが6AT:12.6km/L/6MT:14.4km/L
クーパーが6AT:13.8km/L/6MT:16.8km/L
バルブタイミングなどの改善で、クラブマンの燃費を向上させたそうです。
ハッチバック同様、ボディカラーや内装色が選べます。ボディカラーでは、ホットチョコレートがクラブマンの専用色で、なんでも欧州では購入者の4分の1が選ぶという人気色だそうです。Cピラーはシルバーか、ルーフと同色になります。
最後に小ネタを一つ。開発コードは現行ハッチバックがR56、クラブマンがR55。つまり、構想自体は現行ハッチバックより早かったということです。
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