クルマ選びは、いつでもどこでもカッコいいイタリアのおっさんに学べ!
カテゴリー: クルマ
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2014/06/27
過酷なおしゃれ環境が、イタリアのおっさんを魅力的にする
FIFAワールドカップ2014の開幕前、イタリア代表チームの面々が揃いの公式スーツを着ている姿が「カッコよすぎる!」と話題になった。確かにイタリア人は、鍛え上げた肉体を持つサッカー選手だけでなく、そこらのおっさんであってもカッコいい場合が多い。
筆者を含め、あまりカッコよくないおっさんが多い我ら日本人と彼らの違いは何なのか? と考えたとき、「やっぱり彫りが深いから」とか「スタイルがいいから」などという意見もあるだろう。それは確かにそのとおりなのかもしれないが、筆者が考えるのは「おしゃれ環境の違い」である。
日本人男性の場合、若い頃はそれなりに衣服に気を使う。しかし年をとるとともにどうでもよくなり、お腹まわりをベルトの代わりにゴムで締めるズボンをはいたり、突き出たお腹をオーバーサイズの洋服でごまかしたりするようになる。実は全然ごまかせてないのだが。
しかしイタリアでは、おっさんであってもそうはしない。なぜならば「人は何歳になってセクシーでなければいけない」という不文律が、あの国には(たぶん)あるからだ。
彼らにとって、ゴムで締めるズボンをはいたりオーバーサイズの洋服を着たりすることは罪なのだ。「罪は犯せない」ということで、彼の地ではサッカー選手だけでなくそこらのおっさんも、ジャストサイズの服を着る。少なくともジャストサイズであろうと努力する。そのあたりの過酷なおしゃれ環境が、イタリアのおっさんのカッコよさを生んでいるのだろう。
幸せなミニバンで油断しているそこのあなた、要注意です!
そう考えたとき、日本ではメジャーな「ミニバン」というのはつくづく危険な乗り物であると思う。あの空間の中にいるとどうしても油断が生まれ、「セクシー」という概念から遠ざかってしまうのである。テレビCMの中では反町や瑛太が「ミニバンに乗るセクシーでカッコいいパパ」を演じているが、実際にはああいったタイプのミニバンパパはほとんどいない。皆が皆、大いに油断している。ミニバンというだぶだぶな洋服の中で。
いや、もちろんミニバンというか、ミニバンを必要とする「家族の生活」を否定するつもりなど一切ない。それは自分の命の次か、もしかしたらそれ以上に大切なモノである。しかし、それと同時に「セクシー」という概念を忘れたら男は終わりだ。家族も大切だけど、イタリアのおっさんを見習って、そこんとこも忘れんようにしましょうや! という話である。
が、「忘れんようにしましょうや!」という掛け声だけではすぐに忘れてしまうのが人間だ。忘れないためには何らかの具体的な施策が必要だろう。そこで提案されるのが、自家用車を替えてみることである。家の車を、例えばだがアウディやアルファロメオの高年式モデルに買い替えるのだ。
ミニバンでは人間どうしても油断してしまい、「車内に安売り品のダサいティッシュボックスを置く」「ドライブスルーで買ったハンバーガーの空き袋を丸めて床に放り投げる」「とりあえずジャージ姿でショッピングセンターに行く」という非セクシーな行動に出てしまいがちだが、高年式のアウディやアルファロメオでそれはなかなかできないものだ。
イタリアのおっさんのようにあえて過酷なおしゃれ環境に身を置くことで、ひたすら油断してしまった自分を変えようではないか。ということで今回、私がオススメするのは「車内での油断が不可能になる高年式アウディ&アルファロメオ」だ!