日産 フェアレディZ【スクープ!】
2014/03/11
北米が重要なマーケットである日産 フェアレディZ。スポーツカー市場が下火の日本においても気を吐く存在だ。現行型の登場から5年が経過したが、今のところモデルチェンジの情報は音沙汰がない。しかし、今回スクープ班は大胆かつ、信憑性の高いウワサを入手した。
2L直4ターボで軽く、速く
意外な兄弟車の影が見え隠れ
単刀直入に言おう。次期フェアレディZは、メルセデス・ベンツ SLKの次世代モデルとコンポーネンツを共用して兄弟車になる。
背景にあるのは、日産とダイムラーの提携だ。簡単に説明すると、インフィニティブランドのプラットフォームやエンジンをメルセデス・ベンツと共用するという内容。2013年11月に登場したスカイラインは開発時期の関係で間に合わなかったが、次に世代交代するフーガから、プラットフォームを含めダイムラーとの共用が本格化する予定だ。
話を戻そう。日産ブランドであるフェアレディZは、この提携と無縁のように思われるが、そうではない。先代Z33型からプラットフォームは、スカイラインの短縮版が用いられているからだ。現在、日産が販売するFR乗用車は、フェアレディZとGT-Rを除いてインフィニティブランドであり、大半は海外向けのインフィニティが占めている。
スカイラインが将来、ダイムラー車とプラットフォームを共用するのであれば、販売台数の少ないフェアレディZも歩調を合わせるはず。モデルチェンジの時期を考えると、フェアレディZのほうがスカイラインより早く共用化に踏み切ることになるだろう。
その相手こそがSLKだ。サイズはSLKのほうがコンパクトだが、次期SLKはライバルのBMW Z4に対抗し大型化される可能性がある。ダウンサイジングの波に乗り、フェアレディZが小型化されることも考えられる。
パワーユニットはどうなるのだろうか。現行型に搭載されている3.7LのV6エンジンは、ボディと同様にトレンドであるダウンサイジングの影響を受け消滅するかもしれない。日産が今後V6ユニットを新規開発する可能性も低く、ダイムラー製の3.5Lも設計年次が古いので搭載されることはないだろう。となると、新型Cクラスに搭載される2L直4ターボのハイパワー版の採用が予測される。
※2014年3月11日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません