日産のミニバンには、エルグランドやセレナといった人気車が多くありますが、その中でも、よりスタイリッシュなグレード「ハイウェイスター」は特に人気の高いシリーズです。今回は、そんなハイウェイスターが車名となった、ラフェスタハイウェイスターをご紹介します。

マツダ プレマシーのOEMとなる同車が登場したのは2011年6月。これまでのラフェスタが5ナンバーサイズだったのに対し、ラフェスターハイウェイスターは全幅が1750mmと3ナンバーサイズとなり、横方向の居住性が大幅にアップしています。また、シートはヒップポイントが段々高くなるシアターレイアウトを採用。2~3列目でも広い視界を確保しています。

使い勝手においては、686mmの大開口両側スライドドアを採用。買い物袋を持っていたり子どもを抱いているときなどの乗り降りもスムーズに行えます。また、シートアレンジについても、ベンチシートにもキャプテンシートにもなる「フレキシブルシート」を備えるなど、様々なシチュエーションに対応します。

エンジンは、直4の2L直噴エンジンを搭載。一部のグレードにはアイドリングストップ機構を備えるなど、地球環境や経済性も考えられています。ミッションは、2WDモデルが5AT、4WDモデルが4ATを搭載しています(2013年3月のマイナーチェンジ以降の上級モデルは6AT)。

さて、そんなラフェスタハイウェイスターですが、登場からまだ2年数ヵ月というのに、早くも100万円以下の中古車が出てきました。その1台は、修復歴こそありますが、走行距離1.2万kmの2.0Gで、価格は98万円です(7月8日現在)。当時の新車価格が226.8万円なので、半額以下で売られているわけです。

ただし、100万円を切る中古車はこの1台のみ。全国の流通量は100台強ありますが、ボリュームゾーンはまだまだ100万円台中盤から後半にかけてが中心です。安く手に入れるには、こまめに物件情報をチェックする必要がありそうです。

Text/金子剛士

エクステリアは、ハイウェイスターシリーズに共通する水平基調のクロームグリルを採用し、スポーティで存在感あるデザインを印象づける

エクステリアは、ハイウェイスターシリーズに共通する水平基調のクロームグリルを採用し、スポーティで存在感あるデザインを印象づける

インテリアは、ブラックをベースにドライバーを包み込むようなデザインのインパネを配置。クロームメッキの加飾でスポーティ感を演出する

インテリアは、ブラックをベースにドライバーを包み込むようなデザインのインパネを配置。クロームメッキの加飾でスポーティ感を演出する

2列目がフレキシブルシート。助手席側シートから座面を引き出すことで、キャプテンシートからベンチシートに変えられる

2列目がフレキシブルシート。助手席側シートから座面を引き出すことで、キャプテンシートからベンチシートに変えられる